今日はローテーションとしてショーを観ることができました。
年に一度あるかないかの機会、1回目のショーは、始まる前のハープの演奏を観に、同じようにローテーションだったジーナとロビーに向かい、普段目にすることのない入口周辺の様子を見学してから客席に入りました。
自分が出演しているショーを改めて客席から観ることは、とても新鮮であちこちに目をやりながら楽しみました。
2回目のショーの前に、ショーの上演前後のシアター前の様子を見に出てみることにしました。
お店もボックスオフィスもたくさんの人で賑わっていました。
入口の前に会場を待つ人が溜まり、お客さんが楽しみにされている活気、熱気を感じました。
ちょうど、多田先生、浜浦先生が来られていて、浜浦先生にばったりお会いすることが出来ました。
アッシャーも私の姿を見てお席への案内を任せてくれ、今日は出演はしていませんでしたが、アッシャー気分でお席までご案内しました。
これも普通ではできない体験だったので、とても楽しく嬉しかったです。
2回目のショーは、ステージマネージメントがショーの進行の指示を出す、客席の更に後ろの上階にあるコール・ルームから観ることにしました。
私もヘッドホンを着け、テクニシャンとのやり取りを聴きながら、ガラス越しに見えるステージとたくさんあるモニターを観ました。
モニターに映るバックステージには、大勢のテクニシャンの姿が映っていました。
音楽、装置、アーティスト、テクニシャンとの連携があって初めて成り立っていることを改めて感じました。
合間に、全部で845のキューを進行状況を確認しながら指示していること、クライムのペッグは80本あることなど、色々と教えてもらいました。
違った視線で観ることができ、とても楽しかったです。
一番大変なシーンは何かと聞くと、“いつもと違うことが起きた時”。
迅速にその場の状況を理解、判断し、対応する必要があるということでした。
優柔不断な私には絶対にできない役目です。
コール・ルームから観たのは、10年前こちらに来てすぐの頃、心身共にいっぱいいっぱいの状態で観た時以来で、その時とは違い、ショーの内容も理解している分、細部まで見ることができました。
ショーが終わり、コールをしていたベッキーに「お客さんにもこの裏側を知ってもらいたいね」と話した際、「もう一つのショーよね!」と言った彼女の言葉がとても印象的でした。
帰りにちょうど多田先生にもお会いでき、少しお話することができました。
出演していない日で残念でしたが、別の場所で先生方とお会い出来たり、ショーを観ることができ、リフレッシュになり、楽しい一日になりました。
いつも思いますが、このショーに出演出来ていることに改めて感謝しました。