歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

伊調さん

2008年08月19日 | 気になることば
■北京オリンピックで女子のレスリングに出た伊調さんの妹さんのほうの、金メダルをとった馨(かおり)さんという人が、インタビューで〈千春がいたからここまで来れた〉という意味のことを言っていた。千春というのはお姉さんのことである。この妹さんは、前のアテネのときにも〈千春がいたから…〉と同じようなことを言っていた。それだけ姉妹の仲がいいということなんだろう。しかし20代もなかばになった人が公の場で、4年前とおんなじように、姉のことを呼び捨てにするのはちょっとひっかかる。4年前の呼び捨ても気になったのをおぼえているけど、そのときは、はじめてのオリンピックだし、姉ちゃんとそういういいライバルでいられるのはいいことぢゃないかと思って納得したのだ。そらまあ、蛙王の北島選手のようにもっと言葉遣いの悪いのはいるけれど、北島選手はあの言葉遣いもひっくるめてあの人のキャラクターなのだ。そこへいくと伊調さんはあんなに地味なのに、言葉遣いだけが子どもっぽいというか大人げないというか、とにかく社会人らしくないので気になるのである。その点、銅メダルの浜口さんは、あの人はもう30歳だそうなので当然かもしれないけれど、じつにきちんとした話し方をしますね。

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