荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

街に続く煉瓦塀

2022年04月23日 | 散文

「あらかわ遊園」の正門前の路地です。煉瓦塀が続いています。

 

良く見ると、上下の煉瓦の積み方が異なっています。下の煉瓦が元から有った物です。すぐ隣は隅田川です。昔は、「暴れ川」とか「荒川」とか呼ばれていました。そこに住居を建てるときに嵩上げしたのだと思います。

 

同じような煉瓦塀が続きます。

 

ここは何か、カラー煉瓦でも有ったのでしょうか?電車のレリーフかも知れません。

 

長い煉瓦塀が角に来ました。曲がります。

 

まだまだ続く煉瓦塀です。西洋の城砦みたいです。

 

新築住宅です。ここだけ煉瓦塀を取っ払って、こちら側を玄関にしました。治水工事のお陰で嵩上げする必要も無くなりました。

 

煉瓦塀を追います。

 

門です。

 

説明板の向こうに続く煉瓦塀の先は隅田川の土手です。

 

門の中から見ます。この先が隅田川土手です。

 

こちらがやって来た方角です。煉瓦の積み方は「イギリス積み」です。

 

説明板に戻ります。この煉瓦塀の内側が、かつての「あらかわ遊園」の一部です。更に、その前は煉瓦工場でした。広岡(後、王子に改名)煉瓦工場の跡地に民営遊園地「荒川遊園地」を開設し、その後乗客誘致を目的として王子電気軌道株式会社が経営に参入しました。

戦後、荒川区の遊園地として再スタートしました。敷地の多くが宅地化され、煉瓦塀は宅地の境界や盛土のための土留めとして利用され現在に至っています。あらかわ遊園の歴史を語る煉瓦塀なのです。詳しくは説明板をお読みください。

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のんびりと「あらかわ遊園」再オープン

2022年04月23日 | 散文

コロナ禍の影響で延びに延びた「あらかわ遊園」が、3年半ぶりでやっと再オープンしました。今日21日が再オープン初日です。今日は隅田川土手から覗きに来ました。観覧車が廻ります。園内が丸見えです。実は私、営業中の「あらかわ遊園」を見るのは初めてかも知れません。興味ありませんでした。こんな風に外からも楽しめる遊園地なんですね。再オープン初日は曇り空です。

 

観覧車の前をモノレールが行きます。よく分からないけど、足で漕ぐんですね。

 

柵から覗くメリーゴーランドです。

 

モノレールが次々に通って行きます。初日で、事前予約だったのに、随分空いています。

 

ワンコが身を乗り出して動きません。荒川土手の遊歩道です。

 

カンガルーです。動物も居るんですね。

 

隣はカピバラです。見学者が少ないですねえ・・・

 

SLが来ました。ピカピカの新品です!

 

何とかトレインとか言うんでしょうね。

 

のんびりと去って行きます。乗客は1人です!再オープン初日なのに凄いね。

 

隣は猛禽類です。鷹です。

 

こちらはミミズクのようです。

 

水族館も空いています。初日なのにね。

 

 

正面に来ました。ガラガラですね。

 

 

当日入場させても良いのでは?

 

取材受付を設けていますが、、

 

先日話を聞いた工事関係者の言ったように、電車がカフェですね。ここは興味あります。

 

再び正門前です。昔、孫を連れてきたお爺ちゃんが、今日は孫に連れられて来たのでしょうか?だったら好いな。

ゴールデンウイークは家族連れで大賑わいです。きっと!

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アオサギの城

2022年04月22日 | 散文

東京の人は釣りが好きです。海でも川でも、日がな一日竿を扱っています。街には釣り堀が有ります。そして、こんな公園でも竿を伸ばしています。

 

別に釣れなくても良いんです。一日のんびりできれば良いんです。釣れても、ここを縄張りにしているアオサギにくれてやります。

 

屋根に、アオサギが留まっています。縄張りです。

 

じっと動かなくて、お城の飾り物みたいです。白鷺城みたいだな。青鷺城か。屋根の下の家臣が釣るのを待っている雰囲気です。視線の先を見ました。

 

ここにも家臣が居ました。・・・のんびり感が漂います。

これも東京の春景です。

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「下町人情キラキラ橘商店街」の看板が変った

2022年04月22日 | 散文

看板の色が濃くなったように思います。デザインもちょっと変ったような・・・?

 

久しぶりに行ってみます。

 

気になっている店を見ながら往きます。「仮面屋おもて」です。TV番組「激レアさんを連れてきた」で紹介されましたが、客が入っているのを見たことがありません。但し、通販を利用した客が世界中に居て、けっこう儲かっているらしいです。中央の男性は店主の顔で、左右のは、この顔の女性から買った顔だと言っていました。多分、肖像権を取得した、という事だと思います。

 

建物が無くなってスカイツリーが良く見えます。工事中なので、今だけの風景です。寂れそうで、新規商店が現れる商店街です。

 

〈以前の同じ場所に有った看板〉

なるほど、看板だけでなく街灯の形状も変わって、時計が無くなったのですね。

 

商店街を往きます。

 

この商店街といえば、やっぱり「ハト屋のパン」です。

 

今日はこの時間でも営業していました。オーナーが勤め人なので、平日は朝と夕方の少しの時間だけの営業でした。変ったのかな?

 

振り返りながら往きます。

 

 

 

新しく店がオープンしていまいた。客が増えれば良いですね。

 

郵便局です。今年の年賀状はここで買いました。たぶんそれ以来の訪問です。

 

もう随分見てない「帰ってきたキューピッドガールズ」です。逢いたいなあ。

 

商店街マップの空白が寂しいです。

 

「下町人情キラキラ橘商店街」は続きます。

だんだん寂しくなりますが・・・。

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塀の上に自転車

2022年04月21日 | 散文

千住桜木町を走っていました。アパートでしょうか?民家のようでもあります。通り過ぎるところでした。

 

塀に、・・・自転車が乗っていました。

 

ちゃんと鍵も掛けています。

 

かろうじてタイヤが乗るような、この狭い塀の上です。

 

地上に停める場所くらい有りそうなものですが?この上に担ぎ上げるのも大変だろうに・・・?  おや!?  植木鉢も、台車と椅子も乗っかっているし、ここが物置だろうか?

 

まあ、器用に、、、

ネコじゃあるまいに。

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記念ゴールドポスト/山崎康晃選手

2022年04月21日 | 散文

昨日は阪神タイガースの記事だったので、今日は横浜ベイスターズ関連の紹介です。

突然ゴールドポストに出遭いました。週に1度は通る場所なのに気づきませんでした。最近の設置かと思います。

 

東京2020オリンピックで金メダルを取った選手のゆかりの場所に設置しているものです。

 

対象者は、野球の山崎康晃選手です。東京都荒川区出身だったのですね。横浜ベイスターズの守護神です(今は三嶋だけど、)。

 

ポストの前景です。ポストなので、人々が利用しやすい場所に設置しています。ここなら人の利用が多くて最適です。

 

JR西日暮里駅の正面に設置されています。

 

ベイスターズファンの方、見に来て、そして投函してください。

山崎康晃選手の故郷の消印が押されますよ!

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新緑の三島神社

2022年04月20日 | 散文

散策をしていたら、三島神社に行き当たりました。随分久しぶりです。新緑の三島神社です。

 

訪問します。新緑と緑青の屋根とで景色が緑です。

 

三島神社と言えば「雷井戸」です。

 

新しくなったように思います。

 

 

拝殿へ行きます。

 

 

説明板です。「凡そ670年前(昭和29年の記載ですので、もう、凡そ740年前ですね)愛媛県の日本総鎮守『大山祇神社』を勧進した」ことが書かれています。30数年前に東京に出てきた時に、有名な雷井戸を観たくて訪問しました。その時にこれを読んで心強く思ったものです。

 

見上げる新緑です。

 

 

この脇路は、樋口一葉が「たけくらべ」で書いた、吉原へ行く路です。

静かに佇んでいます。

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「春の大山 打つんだ!」

2022年04月20日 | 散文

開幕前の予想に反して阪神タイガースが苦しんでいます。そんな折、先日の夕刊紙に掲載された記事を思い出しました。新聞屋が配布している廃棄袋から引っ張り出したので皺が寄っていますが、紹介します。

以前から気になっていた、タイガースファンがスタンドで掲げている「春の大山 打つんだ!」プラカードの謎が解けると共に、そのルーツである当時小学5年生(今は中学2年生)が書いた詩を読んで感動しています。

 

サンテレビ(阪神タイガースの全試合を、試合開始から終了まで放送している関西地区のUHFチャンネル。 私も見ていました)を見る事を日課にしている少年が、「春」を題材にした詩を書く授業で作った作品です。2番も有ります。絵も楽しんで下さい。5年生になっても詩に絵を添える少年と、それを咎めない先生にも拍手です。

そうだね、まだ春だ。今年も始まったばかりだ。秋に優勝しているのは阪神だ!

昨日打てなかった春の大山。この詩を知っているのだろうか?

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泉鏡花旧居跡に遭遇した。

2022年04月19日 | 散文

新宿区の南榎町の丘の上です。こんな説明板に遭遇しました。通り過ぎて引き返しました。

 

こんな場所です。

 

 

 

泉鏡花の墓は端正です。

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葛西臨海公園の防波堤から、

2022年04月19日 | 散文

葛西臨海公園の干潟から東京ディズニーリゾートのホテル群が見えます。あの防波堤に行こうとしています。

 

振り向く干潟に足跡は見えません。細かい砂が固く締まっています。

 

波の跡です。小さな波を起こしながら、少しずつ 少しずつ引いていきました。

 

干潟の景色を楽しみながら歩きます。

 

 

 

 

ヘリコプターが飛びます。

 

防波堤に上がりました。都心のビル群が近く見えます。春の気象のせいでしょうか?

 

隣は野鳥保護区です。その向こうに東京ディズニーリゾートのホテル群です。

 

防波堤から眺める春の景色です。カメラマンが沢山居ます。保護区の野鳥の撮影だと思います。

 

 

 

 

野鳥ものんびりしています。

 

こうして体験すると、「ラムサラール条約登録湿地」の値打ちがありますね。

癒されました。

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葛西臨海公園の干潟

2022年04月18日 | 散文

春の海を見たくてやって来たら干上がっていました。滅多に無い大潮の昼間の干潮です。運がいい。

 

ゲートブリッジが霞む春の海です。

 

都心のビル群も霞みます。

 

少しの人が干潟に出ています。

 

私もスニーカーで入ってみます。砂が細かいので固く締まっていて、水の中を行かない限り濡れません。

 

左右を眺めながら沖へ行きます。

 

 

振り返る岸です。

 

水温む春です。

 

 

 

 

北を見ると、ディズニーランドホテルです。

 

あの防波堤まで行ってみます。

 

振り返る春の風景です。

 

この話、続きます。

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千住大黒湯の解体

2022年04月18日 | 散文

玄関の唐破風屋根の解体現場に遭遇してから、散策ルートを替えようと思っていましたが、やっぱり気になります。・・・こんなになっていました。屋根のてっぺんしか見えません。

 

春の光の中を、人々は無関心に通り過ぎます。

 

かろうじて看板が見えます。

 

例によって裏へ行きます。

 

あ、煙突がまだ残っています!

 

見上げます。梯子を登る猿も居ます。

 

いつまで煙突を見られるのだろうか?

 

千住の路地に春の陽射しが注ぎます。白い工場シートが無ければ、いつもと変わらない景色なんです。

 

 

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現役の鉛筆工場を巡る−3

2022年04月17日 | 散文

<太陽鉛筆>

町屋を東西に走る沿道前です。「太陽鉛筆」です。ここでは制作はしていません。1階に事務所が在ります。

 

見上げます。需要の減退で衰退した鉛筆工場は、その立地によって進路が別れました。廃業して駐車場になったもの、廃業して自宅を建てて別の職業に就いたもの、マンション経営に転業したもの、等々です。

ここ太陽鉛筆は、その立地を生かしてマンション経営を兼業しています。こういう時に立地の有利不利が出ますね。

 

<桐野鉛筆>

春の日差しの路地です。鉛筆の絵の看板です。

 

工場は奥まった突き当りです。データが無いので詳細は不明です。

 

<篠崎鉛筆製作所>

路地の突き当りに真っ青な工場です。

 

大きな工場です。

 

鉛筆の匂いはしますが、いつも静かです。

 

空も工場も真っ青です。

 

工場の向こうは隅田川です。対岸は足立区です。茶色で一部が丸い、平成帝京大学が見えます。その右に、伝説の「お化け煙突」が在りました。

鉛筆製造は、界隈の地場産業でした。

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現役の鉛筆工場を巡る−2

2022年04月17日 | 散文

<金子鉛筆>

明るい自販機が目印です。厳しい業界ですが、この明るさに救われます。頑張っているんだなあ、と安心します。

 

工場に看板が見当たりません。自販機が看板代わりでしょうか?  ここ金子鉛筆は、三菱鉛筆のライセンス制作をしているらしいです。

 

私の、下町散策時の水分補給場所でもあります。

 

<市川鉛筆製作所>

ここも町屋に在ります。立派な工場です。

 

鉛筆の好い匂いがします。

 

見上げます。ダクトが屋根の上迄伸びています。鉛筆を作る過程で発生する木屑をろ過して、空気を屋外に排出しているのだと思います。

 

今日も静かに操業しています。

 

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現役の鉛筆工場を巡る−1

2022年04月16日 | 散文

荒川区は隅田川の水運を利用した材木加工業が栄えました。鉛筆工場もその一つです。沢山の工場が廃業しました。現役の鉛筆工場を巡ります。

<中野鉛筆加工所>

東尾久の路地です。近づくと鉛筆の好い匂いがします。

 

こんな路地に在ります。

 

 

すぐ傍に銭湯が在ります。一度休業して再開した「大門湯」です。古い産業が残っている街です。

 

<前田鉛筆製作所>

この雰囲気が好きです。

 

2棟で作業をしています。

 

 

2階は、かつての従業員寮ではないでしょうか?

 

<キャメル鉛筆>

町屋の路地です。私、小学生の時に「ラクダマーク」の鉛筆を使ったことがあります。

 

ここで作っていたのですね。

 

ここは倉庫です。工場は足立区に移転したそうです。近くに「コーリン鉛筆」も在ったそうです。三角柱の鉛筆でした。こちらも使ったことがあります。転がり落ちにくいけど、角が指に食い込んで、使い難かったです。

ラクダもコーリンも、小学校の高学年になった頃、小学校傍の文房具屋から消滅しました。以降鉛筆は、「三菱」と「トンボ」が主体になったように思います。そんな思い出と共に工場を巡っています。

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