荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「かばんのお医者さん」の閉店

2017年08月31日 | 散文
本富士警察署弥生派出所がある交差点に居ます。


交差点の西側に、老舗の鞄屋があります。


交差点を渡ります。


弥生派出所を振り返ります。


台地の頂上、本郷通りと言問通りの交差点です。
正面には東京大学が見える立地です。


鞄屋を振り返ると、玄関前の様子が変です。


吉田屋さんもですか・・・。

古くて好いものが無くなっていきます。
また街が変わっていきます。


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菊坂の菊水湯の現在

2017年08月31日 | 散文
菊坂は本郷大地の谷間にある街です。
この木造三階建の民家脇の階段を下りると、菊坂の底になります。


坂の途中から右手に、新しい集合住宅が見えます。


正面から見ます。
ここには「菊水湯」がありました。


どこの家にも内湯がある時代です。
どこの街でも銭湯が閉鎖されています。
菊水湯の場合は、集合住宅に変わりました。


菊坂は再開発から外れた古い街ですが、個々の変遷があります。
角を曲がると、こんな風景が・・・。
こんな街角がずっと残って欲しいです。



ありし日の「菊水湯」を思い出に・・・。
カーブミラーと標識がそのままです。


正面からの姿です。




鐙坂を下りきって、右折して見た風景でした。
記憶に残したい風景です。

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本郷の金魚坂/2017年晩夏

2017年08月30日 | 散文
菊坂に居ます。
ここは、本郷台地が平地に至る谷の底です。
大昔は沢が流れていて谷底になったと思わせる地形です。
至る所に坂があります。
本郷台地に至る坂のひとつを覗きます。


鮮やかな看板と幟が並ぶ小さな坂道です。
「金魚坂」は正式な地名ではないように思います。


坂の途中の出入り口から覗きます。


金魚がいっぱいです。


養殖業でしょうか?


坂の上に出ました。


上がって来た坂道です。


正面口から覗きます。




レストラン「金魚坂」です。




店の前は新たな路地です。
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秋の使者?

2017年08月30日 | 散文
これって、間違いなく彼岸花ですよね。
明後日から9月とは言え、今日も真夏日の東京下町です。
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樋口一葉旧居の風情/2017年晩夏

2017年08月30日 | 散文
菊坂の底にある狭い路地を入って行きます。


入るとすぐに正面に石段が見えます。


石段の手前の狭い広場に、現役の井戸があります。


樋口一葉も使った井戸です。

ポンプが紺色に塗られて数年になります。
私にはまだ違和感がります。

正面の石段に向かいます。


木造三階建ての屋根が作る空間です。


石段を上がって行きます。


家の間から光が射します。


上がった所も菊坂の路地です。




振り返ります。


この風情が好いです。


一葉の旧居地を眺めます。


井戸を眺めます。



いつ訪ねても静かな一角です。
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旧伊勢屋と木造三階建てがある風景/2017年晩夏

2017年08月29日 | 散文
菊坂の旧伊勢屋質店の風情です。




所有者が売りに出したのを跡見女子大学が購入保存しています。
いつまで残して欲しい坂道の景色です。


伊勢屋の前の坂を少し上がります。
すぐにこの民家が見えます。


崖に建つ木造三階建ての家です。


階段下から見上げます。


樋口一葉縁りの旧伊勢屋質店と、都条例によってもう建てられない木造三階建ての家がある菊坂風景です。
この風景を残して欲しい。・・・いつまでも。
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夏日の谷中のお地蔵様が居る風景

2017年08月29日 | 散文
谷中の路地に行きます。


この和洋折衷の民家がお気に入りです。


おそらく、子供が大きくなった時に増築したものと想像しています。


そして、大きくなった子供が巣立った部屋だと想像しています。


この路地の奥に、小さなお地蔵様があります。


谷中は戦災の地で沢山の人が亡くなりました。
あちこちの路地裏に鎮魂のお地蔵様があります。

このお地蔵様もそうだと思っています。

この周辺の風情が好きです。


お地蔵様の奥に、狭い狭い路地があります。

自転車がやっと一台通れる幅しかありません。

そしてここにもお地蔵様があります。

その先の、夏日に輝く路地の向こうは三崎坂です。

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藝「大」コレクション/パンドラの箱が開いた/2回目展

2017年08月28日 | 散文
東京が涼しいなんて嘘っ八です。
田舎と同様夏日じゃないですか!
前回帰省前の夏日にも訪問した東京藝術大学美術館へ行きました。

東京藝大のキャンパスの移動販売車周辺も暑そうです。


けっこう流行っています。


前回は暑くて美術館に逃げ込みましたが、今回は目的地としてやって来ました。
チケット売り場脇の床にある、高橋由一のこの絵が3階入口に掛かっていました。
「教科書で見たことあるでしょ」のキャッチコピーと共に。

この展覧会は藝大の卒業生と教師の作品展ですが、彼は卒業生でも教師でもありません。
洋画の代表作品として学生に学ばせる為に藝大が購入したものです。


さて、私は前回2回通し券を買っているので、今回は支払い無しで入場します。
上部を切り取られて、短くなったチケットです。


今回は冒頭の「鮭」と黒田清輝の「婦人図(厨房)」が目玉でしょうか。
上村松園の「序の舞」の展示を期待していたのですが、只今修復中との事です。
全体として、第1回展の出品作品の半数が今回も展示されていて、満足度は低いです。

ただ、この小倉遊亀の「径」が今回も地下2階の入り口に掲示されていました。
当然ですが我が家の「額装絵葉書」とは全然違います。

第一、大きいし・・・。

やっぱりこの絵はこの季節のものです。
絵の前の椅子に30分ばかり座って眺めていました。
涼しいし・・・。

改めて鑑賞します(前回と殆ど一緒ですが、今回は愛犬に目が行きました)。
母と小さな娘と愛犬の歩く姿です。
三角の安定した構図の右に青を穿いて動きを出しています。
今時分の昼下がりでしょうか、その姿に影はありません。
陽射しを受けて実物より白く映る日傘と服と、母のサンダルと娘の靴が時間帯を教えています。
先頭を行く母の重心はまだ右足に残っていて、左足の親指がまだ反っている、着地の瞬間を捉えています。
娘の歩幅に気遣いながら歩む母の歩調に、頭上に両手で捧げた黄色い日傘に赤い信玄袋をぶら下げて、娘がついて行きます。
その後ろをまだ幼い愛犬がキリキリ歩みます。
柴犬のように見えて、首が長く腰回りが細いので、洋犬の血が入っているように思います。
雑種を飼っている処から、この親子は庶民階級と推察します。

母の手提げは竹と網製の籠です。
恐らく実物より大きく描いていて、白っぽい画面の中で、黒い籠が目を引きます。
籠の中には季節の草花が、まだ瑞々しいです。
お盆のお墓参りでしょうか?
オカッパに刈り上げられた娘の幼いうなじが健気です。

作者の対象に注ぐ愛が溢れたこの作品が好きです。
この季節に再度この絵を観られて満足です。
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今日の「乱歩」ー2

2017年08月28日 | 散文
帰省前に気になっていたので、帰京後の夏日にも関わらずやって来ました。




切られて枯れた蔦の枯れ葉が風に飛ばされたのか、だいぶん見やすくなりました。


改めて、好い雰囲気の店ではあります。


今日も「準備中」です。

帰省前に訪問した前回も、蔦を切ったのを見つけた前々回も「準備中」でした。
これって、「閉店」ってこと?
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谷中も暑いと誰も通らない。

2017年08月27日 | 散文
谷中の路地に居ます。


この「まちかど賞」の塀と、真っ直ぐな路地が人気です。


左右にお寺の塀が続きます。


この風情が人気です。


振り返ります。




雰囲気好いですが、

こう暑いと、誰も通らない。
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4年に1度 富賀岡八幡宮の例大祭に臨む風景/2017年8月

2017年08月27日 | 散文
随分前から(帰省前から)、街中にお祭りの到来を告げる幟が出ています。


この神社は「元八幡」とも呼ばれています。


江戸三大祭りの一つが行われる深川の富岡八幡宮が、昔この地に在りました。
だから、商店街も「元八幡通り商店街」と、誇りを持って自らを呼んでいます。






神社の境内です。


この地は今、「砂町」と呼ばれています。
元はここを開拓した人の名前から、「砂村新田」と呼ばれていました。

砂村新田に人口が増えて砂町となったのです。
決して砂地だからではありません。
砂村新左衛門の兄は、神奈川県の久里浜を開拓したそうなので、そういった土木開発御用の家だったようです。

神輿蔵が開かれて神輿が披露されています。
左の神輿はかなり古く、由緒あるものらしいです。

祭りの当日、古式ゆかしく白装束と烏帽子姿の神職が担ぐ神輿です。

能楽堂前には、もう神社役員達がスタンバイしています。

まだ3日先なのに、随分とイレ込んでいます。

ここの例大祭は4年に1度の開催です。
前回、「次のお祭りは見られるかねえ」と言って、宮入する神輿を拝んでいたお婆さん、お元気ですか?
お祭りがやって来ましたよ。
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雨上がりのふるさと風景

2017年08月26日 | 散文
雨が上がったばかりの世田山・笠松山です。
山が遠く見えます。

誰も居なくなった生家も縁遠くなります。

・・・そして生活の場を東京へ。
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干潮の頓田川河口/2017年8月

2017年08月26日 | 散文
潮が退くと頓田川河口に海底砂州が現れます。


一つに繋がった砂州でありながら、河口から見て右側の砂州はゴツゴツした石の砂州です。
堤防の外に現れます。


河口から見て左側の砂州は、細かい砂の砂州です。
河口から堤防の左側に現れます。
どうして同じ河口で左右このように違った現象が起こるのか不思議です。


先ずは右側の砂州へ行きます。
兵市島へ向かって延びています。


先端から、赤灯台の向こうに世田山・笠松山を望みます。


河口近くにあるマンションがあんなに遠くに見えます。


左側の砂州へ移動します。


堤防の遥か沖に居ます。


波打ち際迄出ます。




唐子山を見ます。


赤灯台と世田山・笠松山ですが、先ほどとは違った景色です。


細かい砂州の先に荒い砂州があって、その先に兵市島があります。


干潮時のここから見るふるさとの景色が好きです。



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夏のしまなみ海道/2017年8月

2017年08月25日 | 散文
雲間からの陽射しが緑に光ります。


潮が止まった海峡は鏡の静けさです。




もう、暫くこの景色を見る事はありません。
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北条鹿島へ行く/2017年8月ー5(周遊船に乗るー3)

2017年08月25日 | 散文
船は大注連縄設置岩を回り込んで色々な景色を観せてくれます。
左の岩には鳥居があります。






鳥居が夫婦岩に被ります。


真ん中の岩には小さな祠があります。
祀りたくなる景色です。


陸からは、或いは角度によって近く見えますが、鹿島と夫婦岩はけっこう離れています。


船は夫婦岩と大注連縄設置岩の間に居ます。


夫婦岩の片割れと鹿島です。




その片割れを単体で観ます。


夫婦岩の絵です。


船が離れて行きます。
帰還のようですが、まだ観足りません。


後ろ髪を引かれます。


鹿島を単体で観ます。

この景観って、夕方になったらもっともっと好いでしょうね。
再訪を誓いました。

こんな島です。


長らくお付き合い頂きましてありがとうございました。
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