荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

新橋の立ち位置

2015年02月28日 | 散文
膝の治療で新橋の整形外科に3か月通院した。

土日を除いて毎日通ったがすでに痛みが取れていたので、先日医師に宣言して通院を止めた。
通勤ルートと違うので定期券が使えないし・・・。

改めて、新橋の位置関係を確認してみた。
直ぐ北側に、虎ノ門ヒルズが聳え立つ。


工事が進むマッカーサー道路から覗くとこんな感じ。

虎ノ門ヒルズ完成以降、虎ノ門から内幸町一帯が再開発ラッシュである。
多くのビルが取り壊されて景色が一変している。

南を見ると、思ったより近くに汐留のビルが迫っている。


つまり、いつの間にか取り残された街になっている。


改めてしみじみ眺めてみると、いい感じに古びて来ていると思った。


意外にも公園があって、その先に神社があった。

ベンチには数人の男が座っている。
何となく冬を感じる風景である。

本殿から振り返るとこんな感じ。

ちょっと厳か感があるでしょう。

さて、新橋駅前名物のSLの改装工事が始まっているのを知っていましたか?
今はシートを掛けられてこんな状態。

向こうの「新橋の・・・」って看板に地元感がある。

SLが工事中でも待合せの名所は変わらない。
そして街頭インタビューの名所も変わらない。
再開発の谷間にあって、オヤジの街は健在である。

ところで、突然退職してしまった私の立ち位置は、さて・・・。






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堀切駅へ行く

2015年02月21日 | 散文
荒川の土手上から見た「東武堀切駅」である。

手前の石段は、自転車は下りられない。

陸橋があるが、自転車が利用できる構造になっていない。

数人の乗客が石段を上がって、さらに陸橋を渡って行く。

陸橋の向こうには高速道路と運河が見える。

これはもう、向こう側へ行ってみたい。

・・・随分遠回りをした。

柳原の路地を抜けて、鉄道と道路の高架を潜って、道に迷って、東京未来大学の前に出た。

やっと西口に着いたら、丁度電車が到着したところである。


下りてくる人は少ない。

東京23区内の駅とは思えない風情だ。

東側(最初の写真側)へ行くには陸橋を渡らなければならない。
東改札を出てこちら側へ来るのも陸橋を渡らなければならない。
陸橋の向こうに「隅田水門」が見える。
荒川河川敷しかないので、東側へ行く乗客は少ないと思う。

一方、こちら側には東京未来大学があるので、時間帯によっては、利用客がそこそこありそう。

駅前には唯一ラーメン屋が営業をしている。
大学のすぐ近くなのに、他に店舗が無い。
勿論、東口に店は無い。
当然、学生街の喫茶店も無い。

ここの自販機で缶コーヒーを飲むしかないらしい。

この「ラーメンみゆき」は、東京未来大学の学生さんには50円引きだそう。

ラーメンを食べないで立ち去る事にした。
学生さんじゃないんで・・・。




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ひと足早い湯島天神

2015年02月14日 | 散文
梅の便りがちらほら届いた。
梅と言えば天神様である。
それではと湯島天神へ行ってみると、そこそこの人出である。
屋台もいっぱい出ているし。

但し、皆さん寒そう。

梅林の花はまだまだ4分咲き程度であるが、本堂脇の大木はこのとおり。


梅を愛でるのは年配者が多いのは予想通りであったが、意外に外国人が多い。


女坂である。

日当たりが良い場所でも梅の花はまだこの程度。

一方、男坂はまだ真冬の風景である。

それにしても、この石段はしんどそう。

天神様は受験の神様である。
このような願い事を書いた絵馬の山が数か所にある。
願い事を覗き見してみると、亀戸天神より偏差値が高い学校が多いようだ。
土地柄か?
絵馬の束の上に張り出した枝が満開になる頃、願い事が成就したか否かの結果がでる。

みんな受かるといいね。
「不可能だろう!」とのツッコミは無しで。。
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千住柳原へ行く

2015年02月07日 | 散文
足立区に木密度が高い地域があるらしい。
つまり、古い街並みが残っている可能性が高い。
行かなくては。

荒川を遡って行って、土手を左にひょいと上がったら、ちょうど1丁目だった。

なるほど、道幅が狭く木密度が高い。

東京都は直下型地震対策として、この様な消防車が入って行けない住宅地を再開発しようとしているが、土地の権利の複雑さや所有者の経済的事情等で、思うように進んでいないらしい。

柳原千種通りを行ってみる。

この道路の向こう側、柳原2丁目の中央を、南北に商店街が縦断しているみたいだ。

商店街の入り口に店があった。

お茶屋と陶器屋である。

よく見ると、二つの店の間に壁が無く、両方とも同じ経営者の店のようである。

それにしても、この陶器の品揃えは凄い!

地元の人たちをターゲットにしていると言うか、私のようにフラリとやって来た人相手の、食べ歩きできるようなものを売っていない。

コンビニも無い。
それ以前に、開いている店が少ない。

更に進んで行っても店が無いし人に出会わない。
狭い道が真っ直ぐ伸びているだけ。

この風情が好きではあるが、なるほど、防災上の問題がある事は理解できる。

ちょっと脇道に入ってみる。

このような街には必ずある銭湯が現役で頑張っている。

戻ってきて再び進むと、やっと商店街らしくなってきた。
時々会う人はお年寄りばかりであるが、下町らしく「いい天気ねえ」と声を掛けられた。

人様の街を見に来た後ろめたさがあって、まともな会話ができない。
返事するのがやっとである。
ドギマギしながら「そうですね」と答えた。

商店街の中程に組合事務所があるが、人が居る雰囲気が無い。



やっと活気のある店が現れた。
見よ、この店頭の演出を!

店の中からお年寄りの声がする。
話し込んでいるのだろう。

商店街の終点に家があった。

こんな鋭角鋭い家は初めて見る!

駅前商店街からちょっと離れていて、地元の人、特にお年寄りには無くてはならない商店街なのだろう。

北千住駅への案内板に添って左折してみる。

また商店街があって驚いた。

柳原商栄会である。

柳原商栄会を進むと、隣の旭町との間にまた商店街があった。

周辺に3つも商店街があるのだから、昔は随分賑わった街だったのだろう。

近くに柳原稲荷があった。

心豊かな人たちが住んでいる街なのだろう、道行く人たちが手を合わせてから通り過ぎて行く。








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