荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「猫又橋 親柱の袖石」に行き当たる。

2019年07月31日 | 散文

 

坂の下近くにこんな石がありました。

 

道路脇の休憩所にもなっています。

 

説明板を読みます。「この坂下にもと千川(小石川とも)が流れていた。(今は暗きょの路地です)

 

むかし、木の根っ子の股で橋をかけていたので、根子股橋と呼ばれていた。江戸の古い橋で、伝説的に有名であった。ある夕暮れ時、大塚辺の道心者(少年僧)がこの橋の近くに来ると、草の茂みの中を白い獣が追ってくるので、すわ狸かとあわてて逃げて千川にはまった。それから、この橋は、猫又橋といわれるようになった。猫又は妖怪の一種である。

昭和のはじめまでは、この川でどじょうを取り、ホタルを追って稲田(千川たんぼ)に落ちたなど、古老がのどかな田園風景を語っている。 

大正7年3月、この橋は立派な石を用いたコンクリート造りとなった。ところが千川はたびたび増水して大きな水害をおこした。それで昭和9年千川は暗きょになり道路の下を通るようになった。 石造りの猫又橋は撤去されたが、地元の故市川虎之助氏(改修工事相談役)はその親柱と袖石を東京市と交渉して自宅に移した。ここにあるのは、袖石の内2基で、千川名残りの猫又橋を伝える記念すべきものである。なお、袖石に刻まれた歌は市川虎之助氏の作で、同氏が刻んだものである。『騒がしき蛙は土に埋もれぬ 人にしあれば如何に恨まん』」

 

さて、すぐ近くにも説明板があります。同じ場所に説明板が二つあるのは珍しいです。

 

違った謂われがあるのでしょうか?読みます。「猫又坂 不忍通りが千川谷に下る(氷川下交差点)長く広い坂である。現在の通りは大正11年(1922)頃開通したが、昔の坂は、東側の崖のふちを通り、千川にかかる猫又橋につながっていた。この今はない猫又橋にちなむ坂名である。

 

また、『続江戸砂子』には次のような話がのっている。 むかし、この辺に狸がいて、夜な夜な赤手ぬぐいをかぶって踊るという話があった。ある時、若い僧が、食事に招かれての帰り、夕暮れどき、すすきの茂る中を、白い獣が追ってくるので、すわっ、狸かと、あわてて逃げて千川にはまった。そこから、狸橋、猫又橋と呼ばれるようになった。猫又とは妖怪の一種である。」

 

前の説明板とよく似た話なので坂の説明だけで良いと思うのですが、そうもいかない事情があるのでしょうね。

 

 

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日本橋の金魚

2019年07月31日 | 散文

 

今年もこの季節がやって来ました。

 

もう恒例になった金魚展が始まりました。街に提灯が飾られます。

 

華やかに、涼しげに、、、

 

 

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日本橋の2020

2019年07月30日 | 散文

 

コレド室町です。

 

 

オリンピックまで1年を切ったということで、街にオリンピックムードを盛り上げる飾り付けが為されています。

 

店舗の入り口です。

 

向かい側は選手の写真です。

 

この選手達が出場できると決まっているわけでは無い現在ではあります。あの選手、頑張れ!!

 

 

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雑司が谷 三角ひろば

2019年07月30日 | 散文

 

この壁画を何度か紹介したと思います。

 

東京メトロ雑司が谷駅脇の駐輪場(になってる空地?)の壁です。近くの名所案内の壁画です。

 

その道を雑司ヶ谷霊園方面に数m行きます。

 

こんなスペースがありました。

 

ここにもユルイ壁画があります。

 

「ひろば」なんて言うほど広くはありません。壁画と自販機があるスペースです。

 

休憩します。

 

こちらにも自販機があって、ベンチもあります。

 

掲示板には「雑司が谷公園」関連の説明があります。この界隈が公園になるようです。

 

地面には注意書きがあります。

 

雑司が谷2丁目の、都電工事現場の側です。

 

「NPO法人 雑司が谷ひろばくらぶ」の作品です。

 壁画はほっこりするけど、ここ暑いです! だから誰も居ません。

 

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赤羽1番街シルクロード

2019年07月29日 | 散文

 

久しぶりにやって来ました。昼飲みの街で有名です。この街が好きです。

 

特にここ!入ってすぐのおでん屋が人気です。よくTV等で紹介されます。

 

そのせいか若い人が増えて、好い雰囲気です。

 

一人では輪の中に入れないのよね私は・・・

 

シルクロードを行きます。この時間帯で営業している店は少ないです。というか、そもそも多くの店が既に廃業しているアーケード街です。

 

この店の看板が好いです。

 

短いアーケード街です。ここにも昼間から開いている店があります。

 

好いですね。

 

シルクロードは古くて小さなアーケード街です。

 

一度昼飲みしたい街です。誰かお付き合い願えませんか?

 

 

 

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今年の隅田川花火大会は高橋英樹さんと観た。

2019年07月28日 | 散文

 

台風が来ていて風が強くにわか雨が降るかも知れないしで、出掛けるのが億劫になりました。以前夕立に襲われて花火大会が中止になってずぶ濡れで帰宅したこともあったし・・・ 玄関先からでも観られるけど、蒸し暑いし。高橋英樹さんとビールを呑みながら観ることにしました。

 

初めてこうして家で観ます。高橋英樹さんは数年来この番組のMCらしいです。今年は娘さんと一緒じゃないらしいです。で、「まもなくクライマックス!」らしいです。

 

途中CMが入るけど、「隅田川 千変万化の大フィナーレ!」です。

 

第一会場のフィナーレです。

 

 

 

 

 


「千紫万紅 隅田の花嵐」です。難しい表現ですね。


第二会場のフィナーレです。


混雑する現場より良く見えます。


迫力あります。

 


こうして今年の隅田川花火大会が終わりました。

 

東京ではこんな番組が成立しています。

 

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千住宿場町通りの街灯看板が変わったー2

2019年07月28日 | 散文

 

千住の宿場町通りで「葛飾北斎富岳三十六景」を追う旅(?)が続いています。お付き合い下さい。「旅は道連れ世は情け」です。

「下目黒」です。今の若者は「シモメ」なんで呼びます。

 

 「五百らかん寺さざえどう」ですって。何処?福島だったかの、さざえ堂へ行ったことがあります。あそこから富士山が見えるのだろうか・・・?きっと他にも在るのでしょうね。

 

「隠田の水車」です。何処だろう?分かりません。

この旅、勉強になりますね。


「武陽佃じま」と読んで良いのだろうか?絵を見ると、いつも佃煮を買いに行く佃島のようだけど・・・?

 

「山下白雨」ですって。雄大な富士山です。

 

「武州千住」、つまりここですね。

 

「青山円座まつ」? ・・・読めません。無知無学を晒しています。

ちょっと恥ずかしいけど次行きます。

 

「隅田川関谷の里」って、何処? ひょっとしたら京成電鉄関谷駅の界隈でしょうか?あそこは荒川にも隅田川にも近いです。昔は富士山が見えたと思います。

 「ここは何処? 私は誰?」状態です。

 

「御厩河岸より両国橋夕陽見」これは分かります。

 

「東海道品川御殿山ノ不二」ここも行ったことがあります。

 

この絵、知っています。「神奈川沖浪裏」は北斎の代表作ですね。

 

この「凱風快晴」も北斎の代表作です。良い絵です、なんちて。

 

「もっともっと、次は何?」と見上げていたら商店街の終点でした。振り返ります。

 

そういえば、絵に「・のうち」って書いてありました。つまり、街灯が36本も無いから抜粋した? 待てよ、ひょっとしたら2回に渡るシリーズものかも知れません。頻繁に見に来なければ・・・

 

 

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千住宿場町通りの街灯看板が変わったー1

2019年07月27日 | 散文

 

久しぶりに千住の商店街を通りました。

 

ここを通ると街灯を見上げるのが習慣になりました。あれっ!? また変わっている・・・ 「北斎富嶽三十六景」のうち「江戸駿河町三井見世略図」だって。

 

昨年11月に初めて気が付いた時は、ここ千住から続く宿場町の案内でした。千住からの距離と簡単な説明でした。芭蕉の句を添えたりして。

 

今年4月に気づいた時は、歌川広重の日光道中画でした。やはりここ千住からの距離を添えて。

 

そして今日は、葛飾北斎の富嶽三十六景からの抜粋です。

では順に見上げます。先ずは、「従千住花街眺望の不二」です。冒頭から分かりません。「従千住」って、なに?地名?

 

次は「本所立川」です。今の「竪川(たてかわ)」のことでしょうか?

 

次は「深川万年橋下」です。よく通る橋です。

 

ん?? 「東都駿だい?」 駿台予備校がある場所でしょうか?

 

「東都浅草本願寺」です。どうして頭に「東都」を付けるのでしょうか?同じ場所名があるから?それなら「江戸」で良いのでは?

 

ほら、これは「江戸」じゃないですか。「江戸日本橋」です。「東都」と「江戸」は違うのだろうか?


「礫川雪ノ旦」ですが、何処だろう?

 

「?」ばかりです。サッパリ分かりませんが、きっと物知り読者さんが教えてくれます。

で、この話続きます。

 

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迎賓館門前で叫ぶ。

2019年07月27日 | 散文

 

まだ梅雨明けしないのか!

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オリンピックまで1年を切った。

2019年07月27日 | 散文

 

下り坂の突き当たりに大きな壁があります。

 

工事中の新国立競技場です。

 

すいぶん工事が進んでいるようです。

 

周囲を巡ります。

 

陸橋の上からも見ます。

 

オリンピックまで1年を切りました。

 

蒸し暑いです。この環境でやらなければならないのですね。

 

来年は甲子園球場で行われる高校野球選手権大会の開会式を8月20日に繰下げて行うような話を聞きました。

 

それって、オリンピックの観衆を甲子園球場に分散させない為でしょうか? チケットに当たっていない人が沢山居るのに? 当たっていない人の方が多いのに?

 

この新国立競技場は冷房が無いですよね。ドームじゃないから。観客席の上を屋根が覆っているので風が通らなさそうだし・・・

 なんだかこの競技場で観戦するの、二の足を踏むなあ。  チケット持って無いけど・・・

 

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谷中の富士見坂

2019年07月26日 | 散文

 

関東各地に「富士見」の名称があります。橋とか坂に多くその名が付いています。江戸の昔から常に富士山を見ながら暮らしてきたことが推察できます。また、その存在は今より遥かに身近で、かつ神々しい特別なものだったのでしょう。

 

谷中の富士見坂はここ諏訪台通りからの坂です。この正面に富士山が在ります。

 

ここの地面にある道路標識です。富士山のモザイクです。こんな立地です。

 

説明板がありますが、末尾に小さく「都心にいくつかある富士見坂のうち、最近まで地上から富士山が見える坂でした」

つまり、もう見られないのです。

 

坂にある街灯は富士山の透かしデザインです。

 

坂を下りて行きます。

 

左の民家の玄関先に見えし日の富士山の写真が飾られています。

 

反対側にはズラ~っと写真が並んでいます。

 

こんな風に結構大きく見えていたのですね。

 

再び凝視してみますが、やっぱり見えません。

 

こんなに惜しむのだったら、何故ビルの建設を許可したのでしょうか?自らの手で首を締めたのですね。

 

左手のレンガ壁も風情があります。この空に富士山が浮かんでいたら好いでしょうね。

 

振り返って坂を見上げます。

 

好い坂です。富士山があれば最高ですね。

 

坂下は、左へ向かうと谷中銀座へ続く路地です。

 

振り返って坂を見上げます。

ホントにここから富士山が見えたら谷中の大観光地になったのに、残念な開発判断をしてしまいましたね。

 

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芸能浅間神社があった。

2019年07月26日 | 散文

 

新宿に花園神社があります。吉本興業東京本社の隣です。

 

その広い境内の隅に、

 

こんな、名前を書いた塀があります。これって、なに?

 

随分昔の芸能人の名前もあります。「ビリー・バンバン」とか「ずうとるび」とか。

 

小さな神社です。

 

「芸能浅間神社」の石柱が建っています。へえー!?

 

鳥居の先に石碑があります。何だろう?

 

「圭子の夢は夜ひらく」!?って、あの宇多田ヒカルのお母さんの大ヒット曲?

 

外にはまだまだ芸能人の名前があります。知らない人が多いけど・・・ 普通の神社だったら、石柱に名前を彫るところですね。

 

ビトたけしって、誰?

 

改めて思いました。ここの隣は吉本興業です。この神社があったので、吉本興業は隣の古びた学校のようなビルを購入したのですね。建て替えれば良いのに・・・  儲けているんだから。

 

 

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新小名木川水門完成!

2019年07月25日 | 散文

 

今日14:40頃万年橋を渡っていたら、突然アナウンスが鳴り渡りました。「ただ今より小名木川水門運営開始です。指示に従って運航してください」 なるほど、中央の柱にある緑の矢印が荒川方面を指しています。つまりこちら側隅田川方面からの運航が始まりました。でも、船がいません。普通、渡り初めとかのセレモニーをしませんか?

8月1日に扇橋閘門が開通します。2年近く待ちました。これでカヤックの行動範囲が広がります。神田川を航行したいです。

 

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吉本興業東京本社へ行ってみた。

2019年07月25日 | 散文

 

新宿に花園神社があります。

 

境内脇の鳥居がある石段を裏側に下りた所に花園交番があります。

 

その隣には呑み屋街があります。

 

かの有名なゴールデン街です。

 

その隣には花園三番街があります。

 

その隣には花園五番街があって、更に八番街が続いて、、、一大歓楽街となっています。

 

その五番街から花園交番前の道路に出ると、

 

そこに吉本興業東京本社があります(早い話が、交番前の道路にあるんだけど・・・)。

こんな立地です。

 

拍子抜けするほどカメラが1つもありません。当然アナウンサーも居ませんし、野次馬も居ません。

昨日のTVではマスコミの人達で大混雑していたのに・・・

 

本社ビルを眺めます。

 

これって、随分古い建物だし、学校のようです。多分、元学校を買ったのだと思います。

 

流石は大阪商人です。良く始末しています。

拍子抜けした訪問でした。

 

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梅雨明け間近の岩淵水門/2019年ー2

2019年07月25日 | 散文

 

説明板脇の水門上を行きます。

 

立ち姿が好いです。凛々しいです。

 

先ほど自転車を押した遊歩道です。

 

中の島へ行きます。

 

下流には新岩淵水門、通称「青水門」があります。手前の水域が隅田川の始点です。こんな所から隅田川は始まっています。

 

水門を引き上げているワイヤです。思ったより細いです。

 

中の島へ上陸します。

 

東屋と廃灯台です。ここで涼を取ります。

 

朱水門を眺めます・・・

 

朱水門を出ます。

 

青水門から見る朱水門です。逆光で黒く見えます。

 

隅田川の向こうの荒川の向こうに、川口市の市街地です。

 

さて、岩淵水門の説明を読みます。東京を守る機能です。

 

もう一度朱水門を眺めます。ここ好きです。

 

 

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