雨の「○○博」ツアーガイド

　今日は朝から晩まで日中雨に祟られた日であった。

　そんな日であったが、今日は当区でもっとも大事なイベントのつである「○○博」で当区ガイドの会も協賛ということで毎年参加し、ガイドツアーを行なっている。

　今年が第回目に当たるが、当区が関わるのは今年が最後になるかも知れない。

　というのも今の若い市長になってから経費の節減ということで今迄のように予算が多分出ないだろうと言われているからである。

　従って第回目の来年は区が手を引かざるを得ないので各地域の団体や商店会などから寄付を募らないとやっていけなくなるということで今年はそういう意味でも記念すべき地域の博覧会ということになる。

　今年は初めて同じ日のツアーを午前と午後に分け、しかも別々の所を案内することになったが、ツアーは今日と明日の日間に亘って行なわれるので合計コースを案内することになる。

　前置はこのぐらいにして日記に入りたいと思うが、朝食を済ませて、いつものようにメールとカレンダーをチェックして、しばらくくつろいだ後、ゲームを行なう。

　私は今日のツアーには午前と午後の両方に参加することになっているが、午前の部は時出発となるのでスタッフは時間前に集合するのを常としているが、今日の集合は私鉄駅の西側改札口だったのだが、雨の中を歩いて私が駅の東側に着いたのは時分であった。

　しかし誰もいないので線路の踏切を渡って駅の西側に来ても姿が見えないので、その先にある自販機で缶コーヒーを取り出して飲みながら振り向くと凹んだ改札口の向こうに人のスタッフの姿が見えた。

　そこに近づいて「反対側（東口）にもいた方がいいのでは…」というと私に「立ってくれませんか」というので東側に立っているとそのうち、何人かが近寄って来たので西口の方へ誘導する。

　時迄に到着する最後の電車の到着後、西口に合流したが、仏像の案内をする人も加わって出発し雨の中を最初のお寺へと歩いていく。

　ところがお寺に到着して玄関のブザーを鳴らしても誰も応答しない。

　何度か試みたが結局諦めざるを得なくなり、次の寺へと移動する。

　仏像を案内する人が前もってお寺に挨拶に行ったということなのでどうやら寺の方が忘れたようだ。

　このようにしていくつかのお寺を回ったが、殆んど平安末期か、鎌倉時代の仏像があるお寺ばかりで由緒のある仏像ばかりである。

　新しい仏像でも室町時代の愛染明王ぐらいである。

　つのお寺では本堂に上げて貰って直に説明を受けたが、普段は見せて貰えない仏像が殆んどであるから有難味としてはひとしおである。

　歩いてお寺を移動するうちに雨も最初のショボイ状態から段々本格的なものになってきた。

　最後のお寺の説明を受けて午前の部のツアーガイドというより道案内を終えたのは時分で時から午後の部のガイドツアーが始まるのでギャラリー近くにある食堂で親子丼を注文し腹にかき込む。

　雨が降って気温の低い中を歩いて来て身体も冷えているので暖かい食べ物にはホッとする。

　私が食べ終えて新聞を見ていたら前副会長がやって来て私と同じものを食べ終え、一緒に集合場所である午前に集合した駅のつ北の駅へと向かう。

　ここでも西改札口に集合するが、私は午前と同じように東改札口に向かう。

　そして時間まで待って出発したが午後からは神社の神事（祭）について境内にある祠や施設を説明して行ったが、私の担当は昨日のブログにも書いたとおり「神馬舎」に関してで、主に神馬に付いての説明である。

　最後に、この神社の文華館（収納庫）の中の神社に伝わる様々なものを見せて貰って解散となり、雨の中を分かけて自宅へと歩いて帰り、夕食の準備に入る。