自宅からワイナリーまで電車を通す/ヴィラデストへの道

はるかに仰ぎ見る丘の上のワイナリーに心の中で鉄道敷設をする話

人生はケータイで出来ている◇忘れて家を出たら時間も場所もここがどこかも何も知る事が出来ないのだった◇

2015-07-03 22:28:20 | これはしんそこいけません







≪6月27日≫



『うもごのし』の駅で

 電車がやって来ちゃって
 走った時に

 落としたかな

 とマジ心配した

 ジーンズのお尻ポケから
 つるんと



タクシーで急いで

待ち合わせ店に行ったら
タッチの差でクローズ

もうだめだ
ケータイで聞けないと
言う事は

本ちゃんの
前の店の場所も

時間も

寿命も、人生での残り時間も、寿命も

明日までの残り時間も

全部
何も聞けないと
言う事なんだ



天を仰ぐ





しょうない

まだ明るい
宇井田市のじまん焼き前の

ベンチにすわって
2時間待つ





見るものが
四角い



長かった



2時間



うちで
電子レンジの

チン待ち時間

2分なり

待つ間

デジタル数字が
減って行くのを

何することも出来ず
見ている



人生が減って行く気がする
あれが嫌だ



しかし

120秒表示かと
思ったのが

100秒?から
いきなり59秒にに減るのは

あれは親切だ
嬉しい



あれ1分20秒
と云う表示だったんだよなー





まあ

それはともかく

人生

じまん焼き本舗の前で
2時間減っちゃった







ひまなので
歩く



ああ
前回飲んで

帰り深夜
田んぼに落ちた日に

見た
同じ車だ





やがて

怖い
夜の街のおじちゃんに
親切に教えてもらって

着いて
店に入って

さらに待つ





皆こない





来た



もう相当
泣きそうである





愉しい

となりのおじちゃん

気が優しい



とても愉しかった

会話
記憶なし





ケータイなくても

タクシーあり
田んぼに落ちずに

帰れた





帰ったら

私がこの世でいちばん怖い人から

『電話しなさい』

とメール来てて

酔い覚める



夜は
公民館の集会以外

必ず
家にいる私が

家デンも
ケータイも出ないので

捜索?で
大騒ぎになっていた





人生は
全てケータイで出来ている



各方面に
電話して謝罪



もう
年数度の

公民館以外

決して
夜の外出は
しません

と言う



まあ
ケータイ
持ってれば

良いんですけどね





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