青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

福井の思い出と

2014年08月26日 00時00分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
8月21日(木)

ゆめのゆでの三日目の朝。
ポロンを連れて散歩。



▲ お世話になりました。


近くの金沢東ICから北陸道にのる。南下する。
尼御前SAで朝食。

加賀ICを降りて、福井県・東尋坊方面を目指す。

東尋坊の少し手前の雄島に到着。



▲ 雄島の駐車場を横切って、海女さんが何かを桶に入れて運んでいる。




▲ 桶の中を見せてもらうと、小さいウニがびっしり一杯入っている。

このウニが現在いるところから、別の生育環境のもっと良いところに放流するのだ、と言っていた。




▲ 桶に入れて、沖の方へ持っていき潜水を繰り返しながら放流していた。

獲るだけではだめなんだ。こういう維持管理が必要とは・・。


福井県の越前海岸は岬とか突起した地形、小島はほとんどなく、単調な海岸線が続く。
この雄島は珍しい例だと思う。



▲ 向こうの島が雄島(おじま)。内陸と結ぶ赤い橋が雄島橋。

小さい時、このあたりに海水浴に来ると、雄島と橋が見えてあの島はどうなっているのだろうと興味を持っていた。今日、初めて渡ってみる。




▲ 雄島に近づいた。左岸の崖は、綺麗な柱状節理になっているのだ。後で行く東尋坊と同じ地形だ。




▲ 大湊神社の鳥居がある。近くの地図看板によると、島の真ん中頂上付近には灯台があるようだ。

行ってみようか。decoは、行かない。一人で行ってみよう。

狭い道はついていたが、ぬかるんでいたり、草いきれでムッとする。ミニジャングルだよ。
半ズボンにサンダル履きといういでたちも、探検には向かない。



▲ あった。灯台が。パチパチと写真を撮ると、すぐきびすを返して下まで逃げ帰ってきた。

体、全体がかゆい。相当、やぶ蚊にやられた。(三日後の今も痒みが残っている)





▲ 雄島から眺めると右向こう岸に、タワーと岬状の地形が見える。

あの先端あたりに東尋坊があるはずだ。


次に、東尋坊まで走らせる。






▲ 福井県唯一の景勝地の東尋坊。

火曜サスペンスの自殺場所か殺人の舞台になりそうな所(笑)。
今日は暑いだけで、風がなくてよかった。
風が強ければあまり居たくない所。





▲ 崖に一番近い茶屋に入った。いいにおいがしてくる。

海鮮浜焼きを注文してしまう。
焼置きでなくて、その場で焼あがったものを出してくれるから、身が柔らかかった。



▲ イカとゲソと、ホタテ。 オイチーね。




▲ サザエのつぼ焼き。 decoは小さい時家族で新潟の海水浴場に行くと、よく食べたとか。

私は、初めて。なんとなく気持ち悪くて食べたことがなかった。
身をほじくり出して、尻のほうから口に放り込む。ぐにゃ。潮の香が口いっぱいに。頭の方はギュウ。固めだ。
食べたが、もう食べたくない(笑)。

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東尋坊をあとにして、もう少し下ったところの最初の海水浴場。
そこが、三国海水浴場だ。
今もあった。



▲ 三国海水浴場。小さい時、海水浴といえばここだった。

8月も10日を過ぎれば、クラゲに刺されるから海水浴客は少なくなる。

今日は、平日だし海水浴客はほとんどいない。

三国は遠浅の砂地の海水浴場、その分海水の透明度はほとんど無かった覚えがある。
しかし、驚いた。水は透明できれいなのだ・・・

客は誰もいないのに、浜茶屋は開けている。一人600円か・・

聞いてみたいことが一つあった。
小さい時の海水浴場の記憶で、浜茶屋で飲んだ「あめゆ」のおいしかったこと。冷たいからだに、のどが渇いている時に飲む「あめゆ」という飲み物。あれはなんだったのだろう。記憶から推測するに、水飴をお湯に溶いて生姜を混ぜたものではなかろうか。「あめゆ」が今も有るのかと。

手持ちぶさたの年輩のおばちゃんに聞いてみた。「今もおいていますか」
二人のうち一人は、あめゆ? 知らないようだった。
けれどもう一人は、去年まで置いていたけれど売れないので今年から止めたと。

そうか。あんな素朴な飲み物、もう売れないよな。
残念だった。


三国海水浴場、三里浜を通って、藤島から福井市内へ入った。
市内では、路面電車が今もゴトゴト走っている。
この町では、地下鉄なんか永遠に要らないだろうな。



市内を抜けて、山の方向へ進める。
そこに、私の両親の墓がある。



▲ 墓地の入り口。

私は風になっているから、私は墓にはいない。という歌があったが、私もいるとは思わない。
私の心の片隅にいるだけだ。
墓のまえでは、しずかに目をつぶる・・。


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私もdecoも、福井名物ソースカツ丼が大好きだ。
今は無い実家の隣りには、この店があった。




▲ ソースカツ丼元祖、ヨーロッパ軒。

福井に来る目的の一つは、ここのソースカツ丼を食べるためだ。




▲ ソースカツ丼並1000エン。並みは3枚、小は2枚、大は知らない 入っているカツの枚数だ。

ソースカツ丼は、今ではどこにでもある。しかし福井のソースカツは薄い。5mmぐらいだ。豚肉を叩いて薄くしてあるのだ。これで肉の繊維が切れて柔らかくなり、かつソース味が凝縮されるところがミソだろうか。

decoは、ソースを買うと同時にカツの粉、揚げ方とかを尋ねていた。


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さあ、墓参りもソースカツ丼も終えた。
帰ろう。


福井ICから、北陸道にのった。石川、富山を過ぎて新潟に。
上越ジャンクションから、上信越自動車道に乗って、新井ハイウェイオアシスまで戻ってきた。


上信越自動車道に乗ると、なぜかホッとする。

新井ハイウェイオアシスは、自動車道の外に歩いて出れる。

外に出て、ラーメン屋で



▲ 冷やしラーメンなるものを初めて食べた。氷が入れてある。魚味系スープ。

ラーメンは汗をかいても、熱いほうがいいかな。


今晩はここで車中泊だ。
明日は自宅に戻っているだろう。
最後の、ごきげんようだ。