4月20日(金)
昨日の夕方に、ここへ来た。
奥多摩のJR青梅線・鳩ノ巣駅に近い観光駐車場。
▲ 朝5時半に起床し、6時45分ごろに出発した。
今シーズン最初の山として選んだのは、川苔山(かわのりやま)。
標高1363m、標高差1050m、歩行時間6時間 という山のデータ。
「奥多摩山域では雲取山と並び山深く、複雑な地形や変化に富んだルートがこの山の魅力といえる」 (ボクのガイドブック) だって。
青梅線沿いの山は、50代前半の登り始めの頃はよく来たが、この山は残っていた。「奥深い」ので面倒な気がしたからだと思う。しかしもうそんことは言ってられない。高い山の残雪が消える前で、近場の山としては適切ではないか。
駐車場は標高315mだが、
▲ 標高500m ぐらいまで上がってくると、山道脇には花が出てきた。
追記: 左 シャガ
▲ これは、ツツジ(漢字では躑躅で・笑)だろう。
▲ これは、ヤマブキ だろう。これなら誰だって分かる。
ツツジもヤマブキも群生するほどではなく、チラホラと。
▲ この山は、戦後の植林事業でスギを選んだようだ。奥多摩は恐らくどこでもスギだ。(八ヶ岳はカラマツだった)
下から中腹まで、スギがほんとに整然と林立している。ご苦労さんでした。
しかし、スギ花粉の人は・・登れないのだろうな。
▲ スギ林が終わると、忽然とブナ林に変わって、一気に明るくなった。
ミドリの新緑がまばゆい。
奥多摩は山あいで強風が遮られているからだろうか、ここのブナはクネクネ湾曲せずに、白樺のように真っ直ぐに生えているのも気持ちがいい。
新緑の山道を歩きながら、
▲ いつものように、ブナの若葉から透かして、青い空を見上げる。
▲ モミジも若葉で。イイネ。
▲ 山の木立も、薄緑色だ。
いよいよ、若葉・新緑の季節が始まった。
▲ これもツツジだろう。紫色だからミツバツツジ?
ツツジ園というのはあまた有るが、山中でポツポツ咲いているツツジのほうが、ボクは好きだなあ。
大ダワの分岐点表示で、右方向には「悪路注意」と但し書きがあったが、ガイドブックどおりに往路は右側を選んだが・・
▲ とんでもない「悪路」だった。
崖っぷちに、細い山道。木杭みたいなもので支えてあるじゃないか!!
こんな崖道が続いて、ボクは必死の形相でたどった。
しかもガイドの絵地図の道はこの先で、中途で消えていて、大きく迂回する山道になっていた。ボクの「クルマで行く日帰り山あるき」は2005年版だからなあ。
しかしガイドの脚注にはこんなものもあった。
「(雨天時の)無謀な登山によって毎年、川苔山で何件もの遭難事故が起きている。ソロ登山は慎むことが大切。」
ソロソロ行こう。
出発後、およそ4時間経過して
▲ ようやく、明るい山頂への尾根筋に出た。
ここでは、まだ枯れ木のままだ。
▲ それでも、新芽は芽吹いていて、うす緑色の芽がいっぱいに付いている。
新芽のひとつに触ってみると、しっとりとした指ざわりで、柔らか~い。新芽だけは異質の部位だ。こりゃあ、動物にとっては好物になるだろうな。
▲ あの先が、いよいよ頂上だろう。
▲ はい、到着。川苔山 1364m。11:07AM
出発から4時間20分ほどで。予定外に大回りしたとはいえ、CT の3時間15分に比べれば1時間も多くなった。崖から落ちなかったから、いいか(笑)。
▲ 山頂の向こう一角の展望がよくて。
▲ 霞みで富士山は見えてないこと、はボクにも分かったが、どこが丹沢、大菩薩、雲取・・なのかは、皆目分からないね。
「ま、えーんだ。晴れていれば。」と、強弁する Sora 。
▲ それより、お弁当だ。
三色おにぎり。昨夕に仕入れたものだから、固めだが、おいしいね。
合わせて買ってきた、アンパンもメロンパンも食べてしまった。
どうして、山頂でのメシはうまいのだろう、と改めて思った。
頂上には40分ほどいて下山開始。
下山は、大ダワ右分岐の「悪路」ではなくて、左分岐の鋸尾根経由で下りることにした。
それでも表示板には「岩稜注意」とあったが。
どこだって、注意なのだ。
▲ こういう、岩ゴツの山肌の尾根を、3回はアップダウンしながら降りていった。
▲ だいぶ下のほうで、スミレちゃんがいた。
▲ 鳩ノ巣の集落が見えてきた。
のどか(長閑)だねー。
▲ 駐車場には、3時近くに戻ってきた。14:49
おお、なんと出てから8時間経過だ。
コースタイムが6時間だから、2時間もオーバーだ! なんて嘆くことはしない。
おお、8時間もオレはまだ山で歩いてられるのだ。
今シーズンも、山は大丈夫だ!(笑)
付録;
若葉のころ / ビージーズ 歌詞
昨日の夕方に、ここへ来た。
奥多摩のJR青梅線・鳩ノ巣駅に近い観光駐車場。
▲ 朝5時半に起床し、6時45分ごろに出発した。
今シーズン最初の山として選んだのは、川苔山(かわのりやま)。
標高1363m、標高差1050m、歩行時間6時間 という山のデータ。
「奥多摩山域では雲取山と並び山深く、複雑な地形や変化に富んだルートがこの山の魅力といえる」 (ボクのガイドブック) だって。
青梅線沿いの山は、50代前半の登り始めの頃はよく来たが、この山は残っていた。「奥深い」ので面倒な気がしたからだと思う。しかしもうそんことは言ってられない。高い山の残雪が消える前で、近場の山としては適切ではないか。
駐車場は標高315mだが、
▲ 標高500m ぐらいまで上がってくると、山道脇には花が出てきた。
追記: 左 シャガ
▲ これは、ツツジ(漢字では躑躅で・笑)だろう。
▲ これは、ヤマブキ だろう。これなら誰だって分かる。
ツツジもヤマブキも群生するほどではなく、チラホラと。
▲ この山は、戦後の植林事業でスギを選んだようだ。奥多摩は恐らくどこでもスギだ。(八ヶ岳はカラマツだった)
下から中腹まで、スギがほんとに整然と林立している。ご苦労さんでした。
しかし、スギ花粉の人は・・登れないのだろうな。
▲ スギ林が終わると、忽然とブナ林に変わって、一気に明るくなった。
ミドリの新緑がまばゆい。
奥多摩は山あいで強風が遮られているからだろうか、ここのブナはクネクネ湾曲せずに、白樺のように真っ直ぐに生えているのも気持ちがいい。
新緑の山道を歩きながら、
▲ いつものように、ブナの若葉から透かして、青い空を見上げる。
▲ モミジも若葉で。イイネ。
▲ 山の木立も、薄緑色だ。
いよいよ、若葉・新緑の季節が始まった。
▲ これもツツジだろう。紫色だからミツバツツジ?
ツツジ園というのはあまた有るが、山中でポツポツ咲いているツツジのほうが、ボクは好きだなあ。
大ダワの分岐点表示で、右方向には「悪路注意」と但し書きがあったが、ガイドブックどおりに往路は右側を選んだが・・
▲ とんでもない「悪路」だった。
崖っぷちに、細い山道。木杭みたいなもので支えてあるじゃないか!!
こんな崖道が続いて、ボクは必死の形相でたどった。
しかもガイドの絵地図の道はこの先で、中途で消えていて、大きく迂回する山道になっていた。ボクの「クルマで行く日帰り山あるき」は2005年版だからなあ。
しかしガイドの脚注にはこんなものもあった。
「(雨天時の)無謀な登山によって毎年、川苔山で何件もの遭難事故が起きている。ソロ登山は慎むことが大切。」
ソロソロ行こう。
出発後、およそ4時間経過して
▲ ようやく、明るい山頂への尾根筋に出た。
ここでは、まだ枯れ木のままだ。
▲ それでも、新芽は芽吹いていて、うす緑色の芽がいっぱいに付いている。
新芽のひとつに触ってみると、しっとりとした指ざわりで、柔らか~い。新芽だけは異質の部位だ。こりゃあ、動物にとっては好物になるだろうな。
▲ あの先が、いよいよ頂上だろう。
▲ はい、到着。川苔山 1364m。11:07AM
出発から4時間20分ほどで。予定外に大回りしたとはいえ、CT の3時間15分に比べれば1時間も多くなった。崖から落ちなかったから、いいか(笑)。
▲ 山頂の向こう一角の展望がよくて。
▲ 霞みで富士山は見えてないこと、はボクにも分かったが、どこが丹沢、大菩薩、雲取・・なのかは、皆目分からないね。
「ま、えーんだ。晴れていれば。」と、強弁する Sora 。
▲ それより、お弁当だ。
三色おにぎり。昨夕に仕入れたものだから、固めだが、おいしいね。
合わせて買ってきた、アンパンもメロンパンも食べてしまった。
どうして、山頂でのメシはうまいのだろう、と改めて思った。
頂上には40分ほどいて下山開始。
下山は、大ダワ右分岐の「悪路」ではなくて、左分岐の鋸尾根経由で下りることにした。
それでも表示板には「岩稜注意」とあったが。
どこだって、注意なのだ。
▲ こういう、岩ゴツの山肌の尾根を、3回はアップダウンしながら降りていった。
▲ だいぶ下のほうで、スミレちゃんがいた。
▲ 鳩ノ巣の集落が見えてきた。
のどか(長閑)だねー。
▲ 駐車場には、3時近くに戻ってきた。14:49
おお、なんと出てから8時間経過だ。
コースタイムが6時間だから、2時間もオーバーだ! なんて嘆くことはしない。
おお、8時間もオレはまだ山で歩いてられるのだ。
今シーズンも、山は大丈夫だ!(笑)
付録;
若葉のころ / ビージーズ 歌詞
無事通過\(^o^)/手に汗を握るような場面ですね、
山に咲く花は良いですね(^^♪シャガも咲いてますね
この花は街中でも見かける花です、たくましいですね、
健脚のsoraさん次は何処?
しかし、ああいう崖っぷちは、趣味ではないですから、もう避けたいです。
白い花は、チェックするとシャガです。あの花です。アヤメ科なんですね、たしかにそういう形状です。いやあ、私は初めてだと思います。ありがとうございます。
次は? まだ決めてません。ちょこちょこと、まず出掛けることが肝要ですね(^^)。
新緑の中を気持ちよく歩かれましたね。目に飛び込んでくる若葉がさわやかです。
崖っぷちを歩かれるsoraさんの心境が伝わってきました。私は、好きですよ、こういう所(笑)でも、遭難事故も起きてるとは、やはり気の抜けない山道ですね。尾根道に出てホッとする気持ちも伝わってきます♡
山頂は広々としていて展望も良くて気持ちいいですね♪
〉8時間もオレは山で歩いていられるのだ〜
おっしゃる通り、今シーズンもバッチリですね👍これからの山レポも楽しみにしています。
私も昨日、新緑の中を気持ちよく歩いてきました。この時期、天気に恵まれて歩く春山は、今年の山行の幸先を祝ってくれるようでルンルン気分ですよね^ - ^お疲れ様でした。
そうですね。これからますます若葉の素晴らしくさわやか季節になってきますよね。 ということで、♬「若葉のころ」を今追加してしまいました(^^)。天地真理の「若葉のささやき」でもよかったのですが(笑)。
>私は、好きですよ、こういう所(笑)~
わたしゃ、嫌いですよ。ここは、細い道というだけではなくて、そこまでは撮っている余裕はありませんでしたが、もろ深い断崖になっていて、足を踏み外したら・・アウトです。(と、強調しておかねば・笑)
>天気に恵まれて歩く春山は、今年の山行の幸先を祝ってくれるようでルンルン気分ですよね^ - ^ ~
はい、今年もそういう山行にしたいですよね