5月30日(金)
私のキャンピングカー、Harmonyの一番の特徴は「発電機搭載・完全自立型」ということだ。
発電機で電気をサブバッテリーに蓄電しておき、電気製品が自宅にいる時のように自由に使えるからだ。これによって、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫も常時使用可能になっている。
しかし今年の冬に入ってから、発電機のかかり具合が悪くなった。発電機室の温度を上げてみたりして、しのいできたが、今月に入ってセルがうんともすんとも言わなくなった。スパークプラグが点火しないのだ。ここに至って、電気系統に疎い私にも、発電機のバッテリーが上がったのだと思った。いくらなんでも、8年たてばね。
通販で、発電機のバッテリーを購入した。
▲ YUASA YTX12-BS バイク用バッテリーだ。液入れ初期補充済。¥6900(税別)
このバッテリー交換は、前の日曜日に中禅寺湖から戻った日の午後実行。
問題は、発電機を台座から動かすのに自分一人ではできないことだ。近所の方に手伝っていただいた。
▲ まず、クルマの後部にある発電機室から発電機を引き出す。
▲ 発電機後部下の二つの止め金具を外す。こうして発電機を台座から外すのだ。
▲ 台座の上で、発電機を少し浮かして前方部を右に向かした。ここで持ち上げるのに大人二人の力がどうしても要る。手伝ってもらって、無事右に向けた。バッテリーを取り出すのには、発電機の上部カバーを外す必要もあった。そしてバッテリーを取り出したのがこれ↑。
バッテリーを取り出す際には、取説どおりマイナスリード線、プラスリード線の順でリードを外していく。そのこと自体は難しいことではなかった。
▲ 左が古いバッテリー、右が新しいバッテリーだ。バッテリ-カバーに、バッテリーバンドでバッテリーを固定してある。
▲ 新しいバッテリーをバッテリーカバーとともに本体に取り付けた。
▲ 発電機を、発電機室に押し込んで再度収納する。
さあ、どうだ。 セルを回す。ババーン。 見事に一発で発電機が稼働した!
やっぱり、バッテリーあがりが原因だった。(単純だね)
*****************
そして本日。今日はサブバッテリーの交換だ。
発電機がいくら稼働しても、電気を保存しておくサブバッテリーが悪ければ電気を十分に保持できない。
自動車本体の電気系統の電気を供給するのは、メインバッテリー。どのクルマにも付いている。
室内の電燈、家電類の電気を保持供給するのがサブバッテリーで、キャンピングカー等だけに付いている。
従来から、サブバッテリーにはメインバッテリー用のバッテリー用いていた。オートバックスで3万円ほどのバッテリーを購入して、オートバックスさんに着けてもらっていた。
しかし、このサブバッテリーの電力保持が弱い。発電機でフル充電しても、冷蔵庫も使ったら2,3時間しか持たない。すぐ発電機を回す自転車操業。
一方、ディープサイクルと呼ばれるバッテリーはもっと保持すると聞いた。
キャンピングカーパーツ専門の通販では、「ブライトスター」という製品が売られている。
「多くのキャンピングカービルダーで、サブバッテリーとして、標準搭載されるバッテリです。実績も高く、コストパフォーマンスも非常に優れたバッテリーとなっています。」
価格は18000~19000円(税込)のようだ。
マックレーの渡辺社長にお聞きすると、マリンボートなどに使われるG&Yu のバッテリーを薦めている。(マックレー車は韓国製造だからサブバッテリーも韓国製のサブが標準装備だった)
ビルダーが推奨しているのだから適合性も問題ないだろうということで、G&Yu製を通販で購入した。G&Yuは元ユアサ。ボーイングも搭載している蓄電池のトップメーカーだし。
▲ G&Yu SMF 27MS-730 ¥15,200 (税別)(ただし台湾製・笑)
ディープサイクルバッテリーの特徴は、過放電してしまっても、また満充電すれば問題ないことらしい。
普通の自動車バッテリーは、過放電すると電気保持機能がそのあと落ちてしまう。
私も、インバーターを付けっ放しにしておいて過放電させてしまったことがある。それが電力製造の自転車操業に追いこまれた元凶かもしれない。
▲ 古いサブバッテリー。オートバックス特販品。
私が自信のなかったことは、バッテリー端子の形状がG&Yuと古いのとでは違っていること。その結果バッテリ端子(ポール)に、留め具のバッテリーターミナルが大きさで合致するか不安だった。合致しなければ、違うターミナルをオートバックス等でまた調達してこなければならない。
このあたりの問題が分からなくて、ディープサイクルへ交換するのを躊躇していた理由だった。
▲ 左のマイナス端子の様子。ポールの直径15mmぐらい。
▲ 右のプラス端子の様子。ポールの直径17.5mmぐらいか。
注意深く、マイナス端子のケーブルを外しガムテープで被せておいて、プラス端子のケーブルを外していった。
ネジを緩めるにはラチェットハンドルの工具が役立った。
▲ バッテリーの取り付け金具を外す。これは別の工具が役立った。
▲ 無事、プラス、マイナスのケーブルを外し、取り付け金具も外した。
▲ 古いバッテリーを取り外した後の状態。 向こうに見えるのはメインバッテリー。
▲ バッテリーを載せている台座を吊っている部分に、サビ止めのスプレーをかける。
以前、この溶接部分が外れて再度溶接してもらったことがある。
▲ 幸い、端子の大きさとターミナルの穴の大きさも合致。で、あらかじめターミナルも端子に取り付けた。
▲ プラスからケーブルを付け、マイナスにもケーブルを装着。
無事、新サブバッテリーを取り付け完了。
▲ 今回、この用具セットが役立った。自分の用具だけで交換作業ができるのか不安で、オートバックス任せにしていた理由でもある。
室内に入って早速、電圧を確認する。
▲ 電圧計も、12.7Vを示している! やった、成功!
発電機を掛ける。電圧計は14Vまで上がったあと、すこしずつ落ちて行き、やはり12.7V近辺で止まった。
発電機とも完全に繋がっている。
当初、二つのバッテリー交換のためクルマの販売先のキャンピングカーランドまで持ち込もうかと思ったが、なんせ自宅からは遠いので、今回は思い切って自分でやってみる気になった。
オレもやれば、できるじゃない。
さあ、これでサブバッテリーが11.5V以下になると「チンチン」と鳴る電圧計の警告音にも悩まされなくなるだろう。成果が楽しみだ。(午後、早速出発予定)
今回、マックレーの渡辺社長には数回電話でアドバイスをいただいた。ありがとうございました。
ご近所のHさん、力仕事お手伝いいただきありがとうございました。
私のキャンピングカー、Harmonyの一番の特徴は「発電機搭載・完全自立型」ということだ。
発電機で電気をサブバッテリーに蓄電しておき、電気製品が自宅にいる時のように自由に使えるからだ。これによって、エアコン、電子レンジ、冷蔵庫も常時使用可能になっている。
しかし今年の冬に入ってから、発電機のかかり具合が悪くなった。発電機室の温度を上げてみたりして、しのいできたが、今月に入ってセルがうんともすんとも言わなくなった。スパークプラグが点火しないのだ。ここに至って、電気系統に疎い私にも、発電機のバッテリーが上がったのだと思った。いくらなんでも、8年たてばね。
通販で、発電機のバッテリーを購入した。
▲ YUASA YTX12-BS バイク用バッテリーだ。液入れ初期補充済。¥6900(税別)
このバッテリー交換は、前の日曜日に中禅寺湖から戻った日の午後実行。
問題は、発電機を台座から動かすのに自分一人ではできないことだ。近所の方に手伝っていただいた。
▲ まず、クルマの後部にある発電機室から発電機を引き出す。
▲ 発電機後部下の二つの止め金具を外す。こうして発電機を台座から外すのだ。
▲ 台座の上で、発電機を少し浮かして前方部を右に向かした。ここで持ち上げるのに大人二人の力がどうしても要る。手伝ってもらって、無事右に向けた。バッテリーを取り出すのには、発電機の上部カバーを外す必要もあった。そしてバッテリーを取り出したのがこれ↑。
バッテリーを取り出す際には、取説どおりマイナスリード線、プラスリード線の順でリードを外していく。そのこと自体は難しいことではなかった。
▲ 左が古いバッテリー、右が新しいバッテリーだ。バッテリ-カバーに、バッテリーバンドでバッテリーを固定してある。
▲ 新しいバッテリーをバッテリーカバーとともに本体に取り付けた。
▲ 発電機を、発電機室に押し込んで再度収納する。
さあ、どうだ。 セルを回す。ババーン。 見事に一発で発電機が稼働した!
やっぱり、バッテリーあがりが原因だった。(単純だね)
*****************
そして本日。今日はサブバッテリーの交換だ。
発電機がいくら稼働しても、電気を保存しておくサブバッテリーが悪ければ電気を十分に保持できない。
自動車本体の電気系統の電気を供給するのは、メインバッテリー。どのクルマにも付いている。
室内の電燈、家電類の電気を保持供給するのがサブバッテリーで、キャンピングカー等だけに付いている。
従来から、サブバッテリーにはメインバッテリー用のバッテリー用いていた。オートバックスで3万円ほどのバッテリーを購入して、オートバックスさんに着けてもらっていた。
しかし、このサブバッテリーの電力保持が弱い。発電機でフル充電しても、冷蔵庫も使ったら2,3時間しか持たない。すぐ発電機を回す自転車操業。
一方、ディープサイクルと呼ばれるバッテリーはもっと保持すると聞いた。
キャンピングカーパーツ専門の通販では、「ブライトスター」という製品が売られている。
「多くのキャンピングカービルダーで、サブバッテリーとして、標準搭載されるバッテリです。実績も高く、コストパフォーマンスも非常に優れたバッテリーとなっています。」
価格は18000~19000円(税込)のようだ。
マックレーの渡辺社長にお聞きすると、マリンボートなどに使われるG&Yu のバッテリーを薦めている。(マックレー車は韓国製造だからサブバッテリーも韓国製のサブが標準装備だった)
ビルダーが推奨しているのだから適合性も問題ないだろうということで、G&Yu製を通販で購入した。G&Yuは元ユアサ。ボーイングも搭載している蓄電池のトップメーカーだし。
▲ G&Yu SMF 27MS-730 ¥15,200 (税別)(ただし台湾製・笑)
ディープサイクルバッテリーの特徴は、過放電してしまっても、また満充電すれば問題ないことらしい。
普通の自動車バッテリーは、過放電すると電気保持機能がそのあと落ちてしまう。
私も、インバーターを付けっ放しにしておいて過放電させてしまったことがある。それが電力製造の自転車操業に追いこまれた元凶かもしれない。
▲ 古いサブバッテリー。オートバックス特販品。
私が自信のなかったことは、バッテリー端子の形状がG&Yuと古いのとでは違っていること。その結果バッテリ端子(ポール)に、留め具のバッテリーターミナルが大きさで合致するか不安だった。合致しなければ、違うターミナルをオートバックス等でまた調達してこなければならない。
このあたりの問題が分からなくて、ディープサイクルへ交換するのを躊躇していた理由だった。
▲ 左のマイナス端子の様子。ポールの直径15mmぐらい。
▲ 右のプラス端子の様子。ポールの直径17.5mmぐらいか。
注意深く、マイナス端子のケーブルを外しガムテープで被せておいて、プラス端子のケーブルを外していった。
ネジを緩めるにはラチェットハンドルの工具が役立った。
▲ バッテリーの取り付け金具を外す。これは別の工具が役立った。
▲ 無事、プラス、マイナスのケーブルを外し、取り付け金具も外した。
▲ 古いバッテリーを取り外した後の状態。 向こうに見えるのはメインバッテリー。
▲ バッテリーを載せている台座を吊っている部分に、サビ止めのスプレーをかける。
以前、この溶接部分が外れて再度溶接してもらったことがある。
▲ 幸い、端子の大きさとターミナルの穴の大きさも合致。で、あらかじめターミナルも端子に取り付けた。
▲ プラスからケーブルを付け、マイナスにもケーブルを装着。
無事、新サブバッテリーを取り付け完了。
▲ 今回、この用具セットが役立った。自分の用具だけで交換作業ができるのか不安で、オートバックス任せにしていた理由でもある。
室内に入って早速、電圧を確認する。
▲ 電圧計も、12.7Vを示している! やった、成功!
発電機を掛ける。電圧計は14Vまで上がったあと、すこしずつ落ちて行き、やはり12.7V近辺で止まった。
発電機とも完全に繋がっている。
当初、二つのバッテリー交換のためクルマの販売先のキャンピングカーランドまで持ち込もうかと思ったが、なんせ自宅からは遠いので、今回は思い切って自分でやってみる気になった。
オレもやれば、できるじゃない。
さあ、これでサブバッテリーが11.5V以下になると「チンチン」と鳴る電圧計の警告音にも悩まされなくなるだろう。成果が楽しみだ。(午後、早速出発予定)
今回、マックレーの渡辺社長には数回電話でアドバイスをいただいた。ありがとうございました。
ご近所のHさん、力仕事お手伝いいただきありがとうございました。
そうなんです。あと10cm引き出せると、外さないで済むのですが。おっしゃるとおり、重さの限界なんでしょうね。
キャンカーは、もうDIYの宝庫ですね。みなさん自分でかなり改造しているようですね。サブバッテリーをダブルにしたり、上にソーラーパネルを付けたり・・。 けーごさん、乗るだけでなくこれはいじり甲斐ありますよ。やってもらいたいくらいだ(笑)。
家人には、なんでこんなつまらないことを、くどくど書くの?叱られました。けれどね、レベルは低いのですが私にとっては、大きいことで、私程度の方の少しは役に立つかなと思って、意気込んで書いたのですが・・。通じませんね。
バッテリーの処分、そうこれも躊躇する理由でした。しかし、最近周ってくる廃品回収のアナウンスを聞いていたら、「バッテリー~♪」と言ってましたので思い切ったわけです。 今回は幸いにも手伝ってくださった方がガソリンスタンド勤務の方で、スタンドで処分してあげる、と言ってくれまして、もっと助かりました。
発電機、あと10cm位引き出せると、外さないでバッテリー交換ができそうですね。重さで限界なのかもしれませんが・・・。
作業自体はナカナカ楽しそうですね。
こういうの好きなので・・・。キャンカー、いじり甲斐がありそうですね。
バッテリーの処分はどうなさっているのですか?