10月18日(火)
誤給油事件の翌朝。
気を取り直して、今日は昨年2月にこの地に来た時、見落としたスポットを巡ろう。
▲ 道の駅鳥海にある観光スポットをチェックだ。
右端上部の⑧が鳥海山。
左端の現在地が道の駅。
その上の②の釜磯に行って、③の十六羅漢岩へ行こう。
そのあとは南下して酒井に行くか。
▲ ③釜磯にすぐに到着。
この磯では、鳥海山からの伏流水が釜の中の水泡のように海でボコボコと吹き出ている、というのが謳い文句だった。
どれどれ・・・
▲ まあね。湧き水がボコボコ海面に出てきている(赤印)。
しかし、これだけなら他の海岸でも見られることでは・・。
見たかったのは、説明写真にあった海岸を離れた海面上で、渦をまくように湧き上がる様だった。
それはあるのかないのかは、砂浜からは確認できなかった。
ま、いいか。次へ。
▲ 十六羅漢岩へ。
この少し出っ張った海岸の岩の上に16個もの仏像が彫ってあるという。
遊佐町吹浦の海禅寺住職、寛海和尚が(海難防止を祈願して)十六羅漢を、1864~1868年の5年間でお布施が集まるごとに1体1体彫ったといわれる。しかも、1871年7月、71歳の時にご自身が守り仏になるため、羅漢岩の傍らの海に身を投じたと、説明書きがある。
では、見てみよう。
▲ ううーむ、ここには7体がある。
彫ってからもう150年ほど経ているから、みんな風雪雨波で大分削られている。
▲ ここには2体が。
手前の仏様は、頭に黄色い苔のようなものを生(む)してられる・・
▲ 大変ですねー、毎日こんなところで。
でも、よろしくみててねー。
釜磯、十六羅漢岩を見終えて、海岸沿いの国道7号線に沿って酒田市へ南下。
▲ もう昼時だ。酒田に来るたびに入るここへ。
さかた海鮮市場。
この市場の2階には、海鮮丼とびしま、がある。
価格がリーズナブルだから好きなのだ。
▲ 午前の部で、売れ筋はみんな売り切れ。昼の部ではメニューがあまりなかった。
しょうがない。やっぱりオレは男前だ。
「ダンディーセットを一つね」
焼き魚と海鮮丼だった。美味しかったよ。
食事のあとはやっぱり、おしんちゃんの処へ行く。
▲ あった、あった、今回は秋の山居倉庫(さんきょそうこ)だ。
三角屋根の倉庫群と風情あるケヤキ並木。
いいねー
倉庫の裏から前に周ると、
▲ 倉庫からトラックへ、米袋が積み出されていた。
そう、山居倉庫(1893年建設)は今も現役のJAの米保管場所なのだ。
▲ 山居倉庫の道路側は山形の物産、土産物のショップになっている。
▲ ショップ内。
ここで会社同僚等へのお土産を毎回まとめ買いしたものだが、もうその必要はない。
引退隠居の身。
▲ お土産はこれ一つだけ買って帰ればよい。
シンプルな人間関係。
さあ、買い物も終わったので次の新しい今回スポットへ。
▲ 市立・土門拳記念館。
酒田市の中心から南へ行ったところの、飯森山公園内にあった。
写真家・土門拳(1909-1990)は、酒田市出身なのだ。
日本最初の写真専門の美術館。7万点におよぶ土門作品のすべてを所蔵しているということだ。
▲ 館内は特別展示で、弟子の藤森武とかの仏像写真ばかり。
オレは土門拳の写真を見たかったのにと、ぼやく。
ま、そうはいうものこれは良かった。
▲ 座っているポーズ自体が珍しいと思うが、それも少し前かがみで、瞑想にふけっているわけではないだろう。何か人間的な思索をしているような、少したのしそうな思索。「今日の夕食は何にしようか・・・」いや、これは俗っぽ過ぎるな(笑)。
▲ 山形県寒河江市の本山慈恩寺の所蔵か。
次に通る時には寄ってみようか。
▲ 土門拳。
学生時代にその名声はよく聞いたような気がするが、何も知っていない。
▲ 彼の生涯を紹介するDVD が流れていた。
彼の主張は、
「絶対非演出の絶対スナップ」
「カメラは道具にすぎず、写真を撮るのは人間であり、思想である」
不肖Soraも、そ、そう思います!!(興奮するとどもります)
▲ 館内には外の池、公園を望める休憩場所があります。
そうだよな・・
絶対スナップだよな・・
不肖Soraは、この記念館がある飯森山公園の自然いっぱい、それでいて整然とレイアウトされたこの公園が気に入りました。
次回酒田に来るときは、道の駅でゲソフライなんぞを齧(かじ)っているのではなくて、この公園にて心静かに一夜を過ごしたいと思います。
さあ、次は月山だ。
(ちなみに月山は、ガッサンと読みます。私の身内がツキヤマと呼ばっていましたので、おごそかに訂正してあげました)
小雨の中、月山道路を走る。
▲ 主要道路から外れて、グネグネ林道に入ってきて、かなり走って。
▲ 終点の姥沢駐車場1160mに着いた。
▲ あはは、ざまーみろ。誰もいないや。(なぜ、ざまーみろになるのかは不明だが)
500台駐車可というのに、ほんとに、誰も(クルマも)いない無人の駐車場なのだ。
ボクはまた季節ハズレのコトをしようとしているのだろうか。
▲ あたりを散策。
現在地を確認。下の赤印△にHarmonyを停めたよな。
あしたは、あのロープウェイに乗って、登って・・トップの月山だよな。
よしっ!
▲ すぐに暗くなってきた。
雨も上がって、夕焼けが。
明日は予報どうり、晴れだ。
まちがいない。
誤給油事件の翌朝。
気を取り直して、今日は昨年2月にこの地に来た時、見落としたスポットを巡ろう。
▲ 道の駅鳥海にある観光スポットをチェックだ。
右端上部の⑧が鳥海山。
左端の現在地が道の駅。
その上の②の釜磯に行って、③の十六羅漢岩へ行こう。
そのあとは南下して酒井に行くか。
▲ ③釜磯にすぐに到着。
この磯では、鳥海山からの伏流水が釜の中の水泡のように海でボコボコと吹き出ている、というのが謳い文句だった。
どれどれ・・・
▲ まあね。湧き水がボコボコ海面に出てきている(赤印)。
しかし、これだけなら他の海岸でも見られることでは・・。
見たかったのは、説明写真にあった海岸を離れた海面上で、渦をまくように湧き上がる様だった。
それはあるのかないのかは、砂浜からは確認できなかった。
ま、いいか。次へ。
▲ 十六羅漢岩へ。
この少し出っ張った海岸の岩の上に16個もの仏像が彫ってあるという。
遊佐町吹浦の海禅寺住職、寛海和尚が(海難防止を祈願して)十六羅漢を、1864~1868年の5年間でお布施が集まるごとに1体1体彫ったといわれる。しかも、1871年7月、71歳の時にご自身が守り仏になるため、羅漢岩の傍らの海に身を投じたと、説明書きがある。
では、見てみよう。
▲ ううーむ、ここには7体がある。
彫ってからもう150年ほど経ているから、みんな風雪雨波で大分削られている。
▲ ここには2体が。
手前の仏様は、頭に黄色い苔のようなものを生(む)してられる・・
▲ 大変ですねー、毎日こんなところで。
でも、よろしくみててねー。
釜磯、十六羅漢岩を見終えて、海岸沿いの国道7号線に沿って酒田市へ南下。
▲ もう昼時だ。酒田に来るたびに入るここへ。
さかた海鮮市場。
この市場の2階には、海鮮丼とびしま、がある。
価格がリーズナブルだから好きなのだ。
▲ 午前の部で、売れ筋はみんな売り切れ。昼の部ではメニューがあまりなかった。
しょうがない。やっぱりオレは男前だ。
「ダンディーセットを一つね」
焼き魚と海鮮丼だった。美味しかったよ。
食事のあとはやっぱり、おしんちゃんの処へ行く。
▲ あった、あった、今回は秋の山居倉庫(さんきょそうこ)だ。
三角屋根の倉庫群と風情あるケヤキ並木。
いいねー
倉庫の裏から前に周ると、
▲ 倉庫からトラックへ、米袋が積み出されていた。
そう、山居倉庫(1893年建設)は今も現役のJAの米保管場所なのだ。
▲ 山居倉庫の道路側は山形の物産、土産物のショップになっている。
▲ ショップ内。
ここで会社同僚等へのお土産を毎回まとめ買いしたものだが、もうその必要はない。
引退隠居の身。
▲ お土産はこれ一つだけ買って帰ればよい。
シンプルな人間関係。
さあ、買い物も終わったので次の新しい今回スポットへ。
▲ 市立・土門拳記念館。
酒田市の中心から南へ行ったところの、飯森山公園内にあった。
写真家・土門拳(1909-1990)は、酒田市出身なのだ。
日本最初の写真専門の美術館。7万点におよぶ土門作品のすべてを所蔵しているということだ。
▲ 館内は特別展示で、弟子の藤森武とかの仏像写真ばかり。
オレは土門拳の写真を見たかったのにと、ぼやく。
ま、そうはいうものこれは良かった。
▲ 座っているポーズ自体が珍しいと思うが、それも少し前かがみで、瞑想にふけっているわけではないだろう。何か人間的な思索をしているような、少したのしそうな思索。「今日の夕食は何にしようか・・・」いや、これは俗っぽ過ぎるな(笑)。
▲ 山形県寒河江市の本山慈恩寺の所蔵か。
次に通る時には寄ってみようか。
▲ 土門拳。
学生時代にその名声はよく聞いたような気がするが、何も知っていない。
▲ 彼の生涯を紹介するDVD が流れていた。
彼の主張は、
「絶対非演出の絶対スナップ」
「カメラは道具にすぎず、写真を撮るのは人間であり、思想である」
不肖Soraも、そ、そう思います!!(興奮するとどもります)
▲ 館内には外の池、公園を望める休憩場所があります。
そうだよな・・
絶対スナップだよな・・
不肖Soraは、この記念館がある飯森山公園の自然いっぱい、それでいて整然とレイアウトされたこの公園が気に入りました。
次回酒田に来るときは、道の駅でゲソフライなんぞを齧(かじ)っているのではなくて、この公園にて心静かに一夜を過ごしたいと思います。
さあ、次は月山だ。
(ちなみに月山は、ガッサンと読みます。私の身内がツキヤマと呼ばっていましたので、おごそかに訂正してあげました)
小雨の中、月山道路を走る。
▲ 主要道路から外れて、グネグネ林道に入ってきて、かなり走って。
▲ 終点の姥沢駐車場1160mに着いた。
▲ あはは、ざまーみろ。誰もいないや。(なぜ、ざまーみろになるのかは不明だが)
500台駐車可というのに、ほんとに、誰も(クルマも)いない無人の駐車場なのだ。
ボクはまた季節ハズレのコトをしようとしているのだろうか。
▲ あたりを散策。
現在地を確認。下の赤印△にHarmonyを停めたよな。
あしたは、あのロープウェイに乗って、登って・・トップの月山だよな。
よしっ!
▲ すぐに暗くなってきた。
雨も上がって、夕焼けが。
明日は予報どうり、晴れだ。
まちがいない。
合いましたね(@_@)早く気が付いて良かったですね、
海辺の羅漢様にはびっくりです、凄い方が
居たもんですね、今だったら公共物に傷付けたとか
言って大騒ぎになる所ですね、あかんね、こんな現実的な事言っては、
月山の紅葉きれい
良いですね(^^♪こういう所ゆっくり見て歩けて、
東北にもいい所が沢山ありますね(*´▽`*)
相変わらず展開の速さに、舌を巻いてます。
土門拳さん。
恥ずかしながら知りませんでした。
今度、酒田に行った時は寄ってみよう。
最後の写真、山の上かと思いました。
快晴の厳かな月山神社。
待ってます。
ほんとですよ。この和尚さんは托鉢しては、貯まると仏像をコツコツと彫って、最後には入水つまり投身自殺でしょ。今でも異常なヤツはごろごろいますが、こういう方のような「異常」さを体現する方はもういない。
>東北にもいい所が沢山ありますね~
ありますね、素朴でわびさびの極致みたいないいところ。冬場は厳しいですが。酒田の農道みたいなところを走っていると、海からの風が強くて強くて、もうおしんちゃんの世界ですが。
もう精一杯走るだけが、今の信条ですから(笑)。
>土門拳さん。恥ずかしながら知りませんでした~
え、ご存じありませんでした?!もう亡くなって随分たつからでしょうね。社会派、リアリズムの写真を追及した方のようですから、70年代前半、学生の私のアンテナに名前だけはよくひっかかっていました。
>最後の写真、山の上かと思いました~
森林限界がこの駐車場のあたりまでで、ちょうど紅葉してました。頂上となると・・WAO快晴でしたから