青い空とわたし

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おわら風の盆~夜に恋風が吹く

2016年09月05日 18時00分35秒 | 同上(お祭り)
9月1日(木)

午後6時半頃にスーパーアリーナ駐車場より会場へ戻った。
まず向かったのは、八尾小学校グラウンドに設けられたおわら演舞会場だ。



▲ 午後7時から9時の2時間にわたって、今日と明日この演舞会場で11の町内がそれぞれのおわらをステージの上でやってくれる。
おわらは自分の足でおっかけしないと基本見れない。しかしここでは、誰でもイスに座ったままおわらを鑑賞できる。

指定席3,600円、自由席2,100円。ボクは指定席を今日の午後購入しておいた。

今晩演じる町内は、東町、諏訪町、鏡町、西新町、天満町の5つ。



▲ 東町の子供の踊り。

各町内とも、子供、女踊り、男踊り、男女混成踊りの4構成で、70人~100人の全員総出演となっていた。




▲ 西新町の女踊り。




▲ 天満町の男踊り。

真ん中の男性が、踊りの中途から最後まで静止ポーズをとり続け、喝采を受けた。





▲ 天満町の男女混合踊り。




▲ キメポーズ。

混合踊りでは、男女がペアになって踊るものであり、おそらく日本の民謡でペアになるものは、おわら以外に無いと思うがどうだろう?

西洋の踊りでは、ダンス、フォークダンス等、男女ペアで踊るほうが一般的であろうが。




▲ 男性の踊り手が、女性の踊り手の肩に手を置く!

混合踊りでは、この最後の絡みが華。観客から拍手を受けるシーンだ。

実は、越中おわら節の一節にはこんな箇所がある。


三千世界の松ノ木アー 枯れても
あんたと添わなきゃ
娑婆へ出た甲斐がない


とか

春風吹こうが 秋風吹こうが
おわらの恋風 身についてならない



おわらの唄い/踊りは、単に風鎮、五穀豊穣を願うものではなく、その底には激しい恋情を秘めた芸能のようだ。


9時過ぎに演舞会場をあとにして、諏訪町の通りへ再び足を向けた。



▲ やはり夜のおわらは、日本の道百選に選ばれたこの通りで見なくては。





▲ すでに多くの観客が、町流しが来るのを待っている。

諏訪町の通りは道幅が狭いため、ここでおわらが始まると通り抜けは全くできなくなる。

予め観客は、通りの両脇に陣取って、おわらが自分の前まで来るの待つしかない。




▲ 来た。

来る前から、先導役の人から、大声はださないように、乱暴なフラッシュはたかないでください、と依頼を受けている。

照明は灯篭だけだから光量不足でカメラ泣かせ。ボクのはコンデジだからなおさらだ。




▲ 哀愁をさそう調べに合わせて、静かに優美におわらが舞う。





▲ 夜の灯りの中で、踊り手も自分のおわらの世界に入り込んでいくようだ。

これ、これ、みなさんも写真撮るだけでなく、おわらに浸らなくちゃ。





▲ 町流しが終わった後の通り。

灯篭がずーっと向こうまで点々と続く。

おっと、時間はもう10時半。

シャトルバスの時限は11時までだ。
戻らなくては。



▲ 一般観光客の輪踊りが始まっていた。


シャトルバスの発着所では長蛇の列ができていた。
来るときは分散して来るが、帰るときは一斉に帰るから列が長くなるのは当然だ。

結局、この夜にアリーナの駐車場に戻ったのは12時近かった。



2 コメント

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今晩は(^^)/ (hiroko)
2016-09-05 22:11:36
なんだか心に染みてくるような踊りですね(^^♪
盆踊りと言えば何処とも晴れやかに踊るようですが
こう言う風情良いですね(^_^)v
女性の菅笠は顔を隠す風習が現在へと引き継がれているそうで、観客が帰った11時過からは菅笠も取り除いて
地元の人たちだけでもうひと踊りが有るそうですね、

見に行きたいなぁ、でも遠いです。
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hirokoさん、おはようございます (Sora)
2016-09-06 09:16:48
>観客が帰った11時過からは菅笠も取り除いて地元の人たちだけでもうひと踊りが有るそうですね、~
2日にご連絡いただいたNHKBS新日本紀行「越中八尾風の盆」でも紹介してましたね。公式の町流しは11時までですが、それ以降も特に最終日の3日は朝まで踊るという話でしたよね。
私も11時以降も見てみたいと思いましたが、駐車場に戻る手段が無いのです。
私はまた見にいくかもしれません。その時は夜通しかな。40分かけて歩いて朝帰りしたりして(笑)。
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