1月30日(土)
八方尾根スキー場・第3駐車場での朝は、曇り空の朝。
きのうのようにみぞれ混じりではない。
なんとなくテンションが上がらないけど、意を決して、行くぞ!
▲ 名木山ゲレンデ。
7時半からリフトは動く。
8時に乗る。
リーゼンクワッドに乗り継いで、
兎平ゲレンデを左横に見ながらさらにリフトで上がる。
▲ モーグラーのための兎平ゲレンデ。
昨日からの新雪がかぶって、コブは無いようだ。
モコモコの雪面を雪煙を上げて滑り降りてくる。
よし、最初はここだ。
▲ 兎平ゲレンデのトップに立つ。
ゲレンデ向こうには雲海。
きのうよりは視界はマシだな。
▲ 山は、はっきり見えないが、晴れ間が出ないかなあ。
▲ 今乗ってきたリフトを左に、兎平ゲレンデを見下ろす。
新雪でパフパフというより、滑走跡もあってだいぶモコモコだな。
モコモコにつまづきながら、それでも降りて行く。
モコモコをモタモタしながら降りていく途中で、急にガスがかかる。
▲ その中を、ものともせずに滑走していく白い恋人たち。
うまいねー。
コブ状になっていれば絶対降りれない兎平ゲレンデ。
新雪のおかげで、今日は2、3回滑ったかな。
次は、さらに上部のリーゼングラートへ上ろう。
▲ リーゼングラートの上は、すこし煙っているな。
きのうは1度だけ上ったが、ホワイトアウト状態で即退散した。
▲ リフトで上がる途中に標識が。
「男子滑降スタート地点 1765m」。
そう、長野オリンピックではこの斜面を滑降の選手が滑り降りたのだ。
▲ 左手には五竜岳が見えるはずなのだが、雲に隠れて見えない。
▲ リーゼングラートの頂上の八方山荘。
夏に、ここから唐松岳を目指したよね。
山荘から、グラート斜面の方向に進むと、
▲ ケルン(石を積み上げた標識)が雪をかぶって、ツリーのようになっていた。
その向こうが、グラートの非圧雪の大斜面だ。
前進して、下を覗いて見ると・・
▲ リーゼングラートの非圧雪斜面が広がる。
いい眺めだ。
下のレストランピラールの右下の兎平ゲレンデも、左下の黒菱ゲレンデも、雲海の下になって見えない。
▲ オッ、ボーダー君降りるかね。
では、恥ずかしながらボクも。
▲ 下りながら、斜面の左には白馬三山が見えるはずなのだが、やはり雲に隠れている。
八方尾根スキー場の最大の魅力は、スキーをやりながら白いアルプスが間近に見えることだ。
まあきょうは、しょうがねーなー。
このあと、黒菱ゲレンデに移動した。
黒菱の下まで滑走して、そこから黒菱第三ペアでのぼって・・
▲ ここに立った。
ここは黒菱オフピステ(裏黒)。
今季も一番最後まで、滑走可能にならなかったコースだ。
今コースマップを見ると、※自己責任エリアとなりますと赤字がここだけ添えてある。
八方の悲劇はここで起こった!
この↑写真のあと、滑降開始。
何もブッシュの方角へ滑るこたーないのに、赤丸のブッシュを除けきれなくて突入、転倒!
転倒と同時に、キャップ、ゴーグルが外れ飛んで、メガネも飛んだ!
スキーも外れ転がっていった。
体に負傷はないが、メガネが見つからない!!
よく見えない裸眼で、フワフワ雪面を手探るが、分かるわけがない(涙)。
▲ マップ上の、赤丸印の所で転倒した。
あかん、メガネはあきらめた。
片方のスキーが流れ落ちてしまった。
はっきりは見えないが、板を拾ったボーダーさんが下で雪上に立ててくれている。
ありがとう。
そこまで歩いていこうにもここはオフピステ。足がめり込んで歩けない(涙)。
尻ソリの恰好でズリ落ちながら(ああ恥ずかしい)たどりついて、苦労して板を装着。
目が良く見えないまま、ソロソロと小刻みにリフト下まで下りた。
リフトの係員さんにパトロールを要請。
まもなくパトロールの兄さん到着。
メガネ無しでは、下に降りれないと訴えると。
「ゴムボート持って来ましょうか」
ゴムボート? それは止めてくれ。恥ずかしすぎると言うと、
「じゃあ、ボーゲンで私が滑るのでゴンドラまでついてきてください」
「はい」
黒菱第二クワッドに乗って、上からゴンドラまでパトロールの兄さんの後をボーゲンでついて行きました。はい。
ゴンドラで下まで降りたあと、テクテクと第三駐車場まで板を担いで戻る。
クルマには、幸い予備のメガネが置いてある。
悲しくても、腹は昼になって空くので、カレーレトルトを食べる。
コーヒーを飲んで休憩。
~・~・~・~
休憩していると、段々自分に腹が立ってきてこのまま帰ろうかとも思ったが、それではあまりにも意気地が無いので、体勢を立て直してもう一度、メガネを探しに行くことに。
▲ 午後1時半頃に、兎平ゲレンデ頂上に戻った。
しかし、相変わらずガス状態で、この先の先ほどの黒菱オフピステに行っても2次遭難(笑)しそう。
2時までガスが晴れるかレストランで待ったが、晴れず。
あきらめる。
▲ このまま帰ろうかともまた思ったが、あほらしいのでまた滑ることに(笑)。
下部の方は、ガスがとれていて名木山コースを何度か滑って3時頃にあがった。
また、郷の湯に行って、夜はピラフとシチューレトルトで簡単に済ませた。
こうして涙の八方はどうにか終わった。
~・~・~・~・
転倒することはスキーだからある。
やはりメガネにヒモを付けておく(山登りの時はしている)べきだった。
ゴーグルのバンドも弱かった。
パトロールの兄さんは、ヘルメットをしていればヘルメットは抜けないからゴーグルもメガネも外れませんよ、と言っていた。ヘルメットか・・。
災害用のヘルメットはあるのだが。
了
八方尾根スキー場・第3駐車場での朝は、曇り空の朝。
きのうのようにみぞれ混じりではない。
なんとなくテンションが上がらないけど、意を決して、行くぞ!
▲ 名木山ゲレンデ。
7時半からリフトは動く。
8時に乗る。
リーゼンクワッドに乗り継いで、
兎平ゲレンデを左横に見ながらさらにリフトで上がる。
▲ モーグラーのための兎平ゲレンデ。
昨日からの新雪がかぶって、コブは無いようだ。
モコモコの雪面を雪煙を上げて滑り降りてくる。
よし、最初はここだ。
▲ 兎平ゲレンデのトップに立つ。
ゲレンデ向こうには雲海。
きのうよりは視界はマシだな。
▲ 山は、はっきり見えないが、晴れ間が出ないかなあ。
▲ 今乗ってきたリフトを左に、兎平ゲレンデを見下ろす。
新雪でパフパフというより、滑走跡もあってだいぶモコモコだな。
モコモコにつまづきながら、それでも降りて行く。
モコモコをモタモタしながら降りていく途中で、急にガスがかかる。
▲ その中を、ものともせずに滑走していく白い恋人たち。
うまいねー。
コブ状になっていれば絶対降りれない兎平ゲレンデ。
新雪のおかげで、今日は2、3回滑ったかな。
次は、さらに上部のリーゼングラートへ上ろう。
▲ リーゼングラートの上は、すこし煙っているな。
きのうは1度だけ上ったが、ホワイトアウト状態で即退散した。
▲ リフトで上がる途中に標識が。
「男子滑降スタート地点 1765m」。
そう、長野オリンピックではこの斜面を滑降の選手が滑り降りたのだ。
▲ 左手には五竜岳が見えるはずなのだが、雲に隠れて見えない。
▲ リーゼングラートの頂上の八方山荘。
夏に、ここから唐松岳を目指したよね。
山荘から、グラート斜面の方向に進むと、
▲ ケルン(石を積み上げた標識)が雪をかぶって、ツリーのようになっていた。
その向こうが、グラートの非圧雪の大斜面だ。
前進して、下を覗いて見ると・・
▲ リーゼングラートの非圧雪斜面が広がる。
いい眺めだ。
下のレストランピラールの右下の兎平ゲレンデも、左下の黒菱ゲレンデも、雲海の下になって見えない。
▲ オッ、ボーダー君降りるかね。
では、恥ずかしながらボクも。
▲ 下りながら、斜面の左には白馬三山が見えるはずなのだが、やはり雲に隠れている。
八方尾根スキー場の最大の魅力は、スキーをやりながら白いアルプスが間近に見えることだ。
まあきょうは、しょうがねーなー。
このあと、黒菱ゲレンデに移動した。
黒菱の下まで滑走して、そこから黒菱第三ペアでのぼって・・
▲ ここに立った。
ここは黒菱オフピステ(裏黒)。
今季も一番最後まで、滑走可能にならなかったコースだ。
今コースマップを見ると、※自己責任エリアとなりますと赤字がここだけ添えてある。
八方の悲劇はここで起こった!
この↑写真のあと、滑降開始。
何もブッシュの方角へ滑るこたーないのに、赤丸のブッシュを除けきれなくて突入、転倒!
転倒と同時に、キャップ、ゴーグルが外れ飛んで、メガネも飛んだ!
スキーも外れ転がっていった。
体に負傷はないが、メガネが見つからない!!
よく見えない裸眼で、フワフワ雪面を手探るが、分かるわけがない(涙)。
▲ マップ上の、赤丸印の所で転倒した。
あかん、メガネはあきらめた。
片方のスキーが流れ落ちてしまった。
はっきりは見えないが、板を拾ったボーダーさんが下で雪上に立ててくれている。
ありがとう。
そこまで歩いていこうにもここはオフピステ。足がめり込んで歩けない(涙)。
尻ソリの恰好でズリ落ちながら(ああ恥ずかしい)たどりついて、苦労して板を装着。
目が良く見えないまま、ソロソロと小刻みにリフト下まで下りた。
リフトの係員さんにパトロールを要請。
まもなくパトロールの兄さん到着。
メガネ無しでは、下に降りれないと訴えると。
「ゴムボート持って来ましょうか」
ゴムボート? それは止めてくれ。恥ずかしすぎると言うと、
「じゃあ、ボーゲンで私が滑るのでゴンドラまでついてきてください」
「はい」
黒菱第二クワッドに乗って、上からゴンドラまでパトロールの兄さんの後をボーゲンでついて行きました。はい。
ゴンドラで下まで降りたあと、テクテクと第三駐車場まで板を担いで戻る。
クルマには、幸い予備のメガネが置いてある。
悲しくても、腹は昼になって空くので、カレーレトルトを食べる。
コーヒーを飲んで休憩。
~・~・~・~
休憩していると、段々自分に腹が立ってきてこのまま帰ろうかとも思ったが、それではあまりにも意気地が無いので、体勢を立て直してもう一度、メガネを探しに行くことに。
▲ 午後1時半頃に、兎平ゲレンデ頂上に戻った。
しかし、相変わらずガス状態で、この先の先ほどの黒菱オフピステに行っても2次遭難(笑)しそう。
2時までガスが晴れるかレストランで待ったが、晴れず。
あきらめる。
▲ このまま帰ろうかともまた思ったが、あほらしいのでまた滑ることに(笑)。
下部の方は、ガスがとれていて名木山コースを何度か滑って3時頃にあがった。
また、郷の湯に行って、夜はピラフとシチューレトルトで簡単に済ませた。
こうして涙の八方はどうにか終わった。
~・~・~・~・
転倒することはスキーだからある。
やはりメガネにヒモを付けておく(山登りの時はしている)べきだった。
ゴーグルのバンドも弱かった。
パトロールの兄さんは、ヘルメットをしていればヘルメットは抜けないからゴーグルもメガネも外れませんよ、と言っていた。ヘルメットか・・。
災害用のヘルメットはあるのだが。
了
お怪我が無くて何よりでした!きっと眼鏡が身代わりになってくれたのですよね。
何かに引き寄せられるっていうの、ありますよね。
行ってはいけない方ばっかり見るからそっちに行ってしまうというか。
ヘルメット、僕は愛用してます。最初は抵抗があったのですが、なれたらこっちの方が楽になりました。
ニット帽よりははるかに安全ですし。
ヘルメットの後頭部にあるゴーグルのバンドを留めるところが「パチン」と留められるタイプがお勧めです。
あと、中の大きさを調整できるダイヤルがついてるものですね。
近頃、毎日 生産性のない日々を過ごしてるので退屈なのです。
それにしても大変でしたね。
メガネは身体の一部ですから、ケガと同レベルのショックだったとお察しします。
実際滑るのに障害が発生してしまったのですから。
雪質も一因でしょうか?
モコモコ雪質、写真でも重たそうに見えます。
次のゲレンデはパウダースノーだといいですね
クルマ運転用の眼鏡でしたが、度が合わなくなってきていたので、「買い換えよ」ということだったのでしょう。それとおっしゃるとおり、「もっと気をつけて滑走しろ」ということでしょう。先行きポジティブになるように、考えたいと思います。
ヘルメットは、下手なくせにレーサーみたいで嫌なのですが、今は自己防護のためにつける人が増えてますよね。うむー、考えてみます。
ここはやっぱり、八方です。でも、私も悪天候はもうこりごりです。寒いのはしょうがないとして、青空でないとスキーをやっていても気持ちが晴れないです。
3月の安比まで、あと数回スキーに行って腕を磨いて・・といいたいところですが、もう上手くなりませんから、とにかく安全に調子を整えておきます。Xデーは、晴れてほしいですね。
〉毎日生産性のない日々を~
うむー、この問題は、私もあと10日出勤で直面したりして・・。りタイヤの先輩のハラさんに、いい加減なアドバイスはできませんし・・。
私もりタイヤ後、「真っ白な予定表とわたし」にブログ名を変えるつもりでいます。ハンドル名は Shiro です。
おっしゃるとおり、眼鏡は私の体の一部になってますから、無くなったと分かったとき、ど、ど、どーしょうかと戦慄が走りましたよ。普通のコースでしたら、眼鏡なくともなんとか滑り降りれるでしょうが、いつなんどきホワイトアウトするかしれない中で、八方のロングコースを降りるのは危険極まりない。ということでパトロールさんのお世話になりました。これは全部雪のせいだ! と言いたいところですが、私の技術が無いのにオフピステに行った私のせいです。
もう、自分では晴れの視界の良い日にしかスキーに行かない。全部天気のせいだ。
手に汗を握る様な光景です。
気持ちが良いでしょうね(^^♪
ガスってると言われてますが
白銀の世界憧れます。
さすがにゴムボートはイヤですよね。骨折したみたいで。身体に損傷がなくて本当に良かったです。でも、今日辺りから、どこか痛くなったりして。あ、スミマセン、私、よくある事なので。
夫もバイクで走っていてサングラス、ヘルメットのシールドをしていてもコンタクトが飛んだ事があります。高速の路肩でコンタクトの装着は本当に怖かったです
八方は、本当にいいところですね。オリンピック選手と同じコースを滑るなんて
今度、白馬へ山登りに行ったら、おひょっくり食べてトロトロ温泉に浸かりたいと思います
雪は全てのものを白くして、光りますからねー。
雪山は、さらに自然の造形が折り重なって、綺麗です。
これに更に空が、青いと・・青と白の世界に圧倒されて、涙が出ますよ。
バイクでクルマで遠出していて、眼鏡等に故障があると帰れなくなりますもんね。これは万一の備えがヒツヨウト改めて思いましたよ。
はい、今度白馬に登られたらアフターは、おひょっくりと温泉、いいコースですねー。
ただ白馬の食事処も国際化のスピードが速いですから、jun さんが行かれたときには、英語でオーダーしないとダメかもしれませんよ。大丈夫ですか。
語学力…ダメですね~。以前、夫から、退職したら、タイかマレーシア(イスカンダル計画)へロングステイするから英会話教室へ行くように言われていました。でも、夫は上海へ出張(と、いう名の観光)で行き、O-125にかかり一カ月も体調を崩したり、タイ料理を食べる度にお腹を壊したりして「やっぱり東南アジアはダメだ」と、ロングステイ計画は没になりました(笑)
私が八方温泉へ行った時も外国人が沢山いました。紅葉も雪もない時期に、どうして来るんだろうと不思議に思いました。
ま、60歳を越えたら、あれをせねばこれをせねばというようなことは、もうないのではないでしょうか。付録みたいな人生が始まるのだから、やりたければこんつめてでもやればいいし、やりたくなければ無理することはないような。そのかわりいつ死んでもいいという覚悟がなければ迷い続けるでしょうけど。その覚悟が難しいですね。
わたしもちょうど20年前に八方リーゼンスラロームでやってしまいました。当然メガネも紛失。
当時、プラトニックな恋を発展していたスイス人の彼女と一緒にメガネを探した淡い話が、いや言うまい。
カービングスキーになっても深く重い雪にはエッジが持って行かれるのですね。
いずれにしても怪我無くてよかったですよ。
41年間おつとめご苦労様でした。
わたしはあと19年もありますから、楽しみますよーー (かなり強がってます。)
でも、ほんと怪我をされなくて良かった。
私も数年前からヘルメット被っていますよ。
最初は安全を考えてのことでしたが(何しろブッ飛ばすのが大好きなもので)、今は寒さ対策がメインです(笑)
あの暖かさはやめられません。
少しでも時を、想いをハイジと共有できるなら、メガネなんぞ何個無くなってもいい・・。
なつかしい甘酸っぱい追想、いいですねー。
まだ八ヶ岳でもありますよね(^-^)。これはまたいつか。
ありがとうございます。一回転しましたが、幸いケガはありませんでした。
あはは、あと19年ですか。なんか気が遠くなりますねー(笑)。
私は、あと9日だけの出勤です。秒読みに入りましたよ。
Gokuさんのように、スピードを出す方はそりゃあヘルメットをかぶっていたほうが良いでしょう。顔回りが温かくなるのですか、それはいいですね。やはり、防災ヘルメットと違うなあ・・(笑)。