青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

秋の三頭山に登る

2014年10月20日 23時29分45秒 | 同上 (山歩き)
10月18日(土)

今回の同行者との待ち合わせは場所は、あきる野市のJR武蔵五日市駅にした。



▲ この五日市駅は、五日市線の最終駅。奥多摩の山登りの玄関口だ。

次から次と登山者が電車から降りてきて、バス停に並んで出かけていく。

私の古くからの友達N君も約束どおり午前8時に現れた。
コトは単純。私が、あんまり山へ行ったという話をするのでN君も行きたくなり、
適当な山へ案内せよ、ということになった次第。

彼は山登りは初めて。

私は、靴だけはちゃんとした山登り用の靴にしてくれ、あとは適当でいいと伝えておいた。

私のHarmonyに乗って出発。
彼が土足のまま、後ろのキャビンに乗ろうとするのでビックリ。
「それはやめてくれ」




▲ ほぼ山の中の檜原街道を1時間ほど走って、檜原(ひのはら)都民の森 駐車場に到着。

この駐車場は8時にオープンだが、まだ3割ぐらいの入りか。

都民の森は、奥多摩の自然を生かし自然に親しむためにハイキングコース、休憩所等を都が整備したところ。
都民の森の中心になる山は、三頭山(みとうさん)1531mだ。




▲ 登山入口。ここで標高940mあるので三頭山の頂上との標高差は540mほど。

標高差は初心者にもそこそこあるが、登山道が木製階段を含めてよく整備されているし、急こう配もないので時間さえかければだれでも手軽に登れるところ。





▲ 森林館を経て、木工の切りくず、チップを敷き詰めたフワフワの道を歩いて行く。

歩くたびに樹の香りがする、気持ちのいい道だ。





▲ 30分ほど歩くと、滝見橋という吊り橋にくる。





▲ この吊り橋からは、名称のとおり三頭大滝が眺められる。




▲ 落差30mの滝。下から上を眺められたら見事だろうと思うが、滝壺へはアクセスできない。






▲ 滝を離れて、落ち葉が積もった緩やかな石段を登っていく。





▲ 登りはずっと、このような沢沿いの道が続く。





▲ 紅葉と木漏れ日の中を、上がっていく。

先に歩いてもらったN君も、息を切らすことなく順調に歩を進める。





▲ 出発から1時間半ほどして、ムシカリ峠に到着。

ここまでくれば、山頂まであと一息だ。

傾斜はなだらかになる。



▲ 中途で、林の切れ間の向こうに、富士山が見えるところに来た。

富士山らしき影が見えるのか、違うのか・・

残念ながら、雲がかかっている。




▲ 三頭山の西峰 1524.5mに到着。11:07AM

三頭山は三つの頂があり、これはその一つであと二つ残っている。

けれど、お腹も空いた。ここで昼食としようぜ。




▲ 他の登山者も思い思いにランチだ。




▲ お弁当の競演。

お互いに「○○は弁当を持っていくらしい」と言ったら、家人は弁当を作ってくれた。


弁当を食べているときに、N君はこんなのを読んできたとコピーを見せてくれた。




▲ 「関東山地中央部の三頭山岩体:化学組成と年代の予察的検討」

なんじゃ、これは? 聞くと、三頭山を造ってる岩の特徴の論文だとか・・・
そして、三頭山は四国の四万十川山系と連なっていて・・ と説明し始めた。

N君は、今は山の「岩」に興味を持っているらしい。
(下り道でも山道そばに露出している岩石を眺めたり、触ったりしていた。)

彼と私は小、中、高、大と奇しくも同じ学校(公立)に通った仲だが、よくわからんところもある。

ある人が私のブログはカチコチだと評したが(私は褒め言葉と思ってますが)、彼の興味はもっと硬そうだ。





▲ まとめて。左が三頭山の中央峰1531m。右が東峰 1527.5m。

頂きが三つあるから三頭山と名付けられたのだろう。


弁当を食べている内に登りで汗ばんでいた体も、逆に寒くなってきた。
フリースを重ねる。

さあ降りよう。 カチコチ二人組。


下りのコースは、沢沿いではなくてずっと土道だ。




▲ 見晴台。ウッドデッキ風にできていた。

三頭山とともに奥多摩三山に数えられる、御前山(ごぜんやま)1405m、大岳山 1267m が見える。




▲ ミズナラの木とカエデの木。





▲ 展望台・避難小屋。


帰りの鞘口峠への道は、分岐点がよくわからず遠回りしたかもしれない。




▲ 森林館に戻ってきた。

前回、一人で来たときはここの木工館で巣箱と掛け時計を作ったなあ。




▲ 無事、都民の森駐車場に戻る。13:30PM

駐車場は、ほぼ満車状態になっていた。

N君も、よく歩いたとは自分で言うものの、大丈夫、問題なさそうだ。




▲ クルマで10分ほど降りたところにある、数馬の湯(かずまのゆ)に寄る。


露天風呂もあるここでゆっくりと。
歩き疲れもとれそうだ。
入浴後、二人でミカンを食べる。


また五日市駅へN君を送り届けた。

週末はご両親の介護で郷里へ帰ることの多いN君。
今日は、初めての山歩きで随分リフレッシュしたようだ。
よかった、よかった。


私は、ここから1時間ほど運転して自宅に戻った。


今日のコース地図: 拡大はクリック




関連日記: 「春風に誘われて2 都民の森・三頭山」 2012年4月28日