青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

春風に誘われて 日和田山・物見山

2012年04月01日 17時55分27秒 | 同上 (山歩き)
4月1日(日)

日和田山(ひわだやま)・物見山(ものみやま)といっても、普通は知らない山
ですね。私とHarmonyの行動範囲からしたら、チョー地元のローカルな山。

埼玉県南西部の日高市にある山です。関東の広大な武蔵野台地が西の山地に尽き
あたったところは低い山域が続いて、奥武蔵と呼ばれます。
日高市・高麗(こま)・飯能市があるところです。

奥武蔵の山は以前よく歩きました。今回山歩きを復活するにあたり、やはりここから
試してみることにしました。
日和田山305m、物見山375mで標高差は270mしかありません(笑)。
自分で笑ってしまいましたが、昨年歩いた尾瀬ヶ原、戸隠、斑尾とかは、みんな高原
で基本的には平(たいら)。高低差がありません。今回270mの高低差とはいえ、
まがりなりにも山を登るのは心臓手術後5年ぶりなのです。

朝9時に自宅を出発。35分で着きました。登山口のコンビニでお弁当とスポーツ
飲料を、遠足みたいにわくわくしながら買い込みます。(実は100円のかりんとう
も)



今日は、久々の晴れの日曜日。気持ちも軽やか。ここから出発します。



連続する坂道のところ。ちょっと気になりましたが、特段そのまま上がって行けて
負荷も問題はなし。
あとは、ブナ、松、杉の中を歩いていきます。



日和田山頂上近くの金比羅神社手前には、このような岩場も有るのです。



神社の鳥居の前は、明るく開けた露岩の台地になっています。あと少しだ。



鳥居のところから、下を見下ろします。山ガール風のカラフルなお母さん達に連れられて、子供たちも歓声と一緒に上がってきました。
眼下の景色もいいところだ。巾着田(きんちゃくだ)が見える。ズームすると。



高麗川が、U字型に蛇行してできた巾着田です。野球場みたいに丸い。
秋の彼岸前後にはヒガンバナが咲きほこることで有名です。Harmonyはここの駐車場に停めてきました。



金比羅神社を過ぎるとすぐに、日和田山の頂上の石塔が見えてきました。ここにも子供達が大勢いる。遠足かい?



頂上からは、高麗の里だけでなく、ずっと先には新宿副都心の高層ビル群の黒影が
肉眼で小さく見えます。

登り始めてもう1時間。11時過ぎになりましたが、お弁当はここではなくて、次の
物見山までがまんします。

物見山へはいったん下って、また登ったところにあります。



物見山の山頂付近です。ここは、もはや視界は限られていますが、南側に面していて
日当たりのいいところです。
ここの土手で、お弁当にしました。風がとおると、まだ肌寒い感じがしますね~。
でも、もう春風ですよ。

昼食も終わった。さあ、下山といきましょう。帰りは登りとは別の舗装された林道を
ゆっくりとあたりを眺めながら下りていく。これ「下山の思想」(五木寛之)です。



ストックを両手で突きながら、一人で下りて行かれる高齢の方がいました。
平衡感覚が鈍くなり危ないので、あの岩場を避けてこの林道から登って帰るところだとか。
低山の良さ、体力の衰え、うつ、生活保護者より低い年金への不満等々、せきを切ったように話をされました。
近未来の自分を見るようなお話を伺いながら、里までご一緒しました。

老若男女、それに私、それぞれの思いをかけて登る、春の日和田山です。



里山はのどかだな~。桜はまだ。紅白の梅がちらほら咲く里でした。



4時間弱の山行で、巾着田に戻りました。今のこの時期には、例年なら菜の花が一面
に咲いているらしいのですが、今年はご覧のとおりまだ青々としたフイールドです。



巾着田をU字型に囲む高麗川(こまがわ)の河原に出てみます。若者のグループが
テントを張って、バーベキューを楽しんでいました。
河原の向こうに見える山が日和田山です。



河原の土手沿いの駐車場に戻りました。車も朝よりは増えています。
まもなく、この土手の両脇は桜並木で美しいでしょう。
あと、1,2週間後ですね~。
残念。

今日の山歩き試運転、問題なさそうです。じゃあ、ぼちぼち、今年は山歩きも
再開しましょう。うれしいです。