詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

わびしさ

2004年10月06日 | 娘-ちいさなM
慣れない部屋へ
Mと帰る

ガスレンジ無く
使えない風呂
目に沁みる汲み取りトイレ
大昔の窓
カーテンの余裕はない
寒々しい
食器棚
余裕ない
点在する皿
ナメクジが出た
見るのも嫌な台所

精神が及ぼす
違和感
釈然としない思いがつのる

でもわたしは負けない
淋しさに
貧しさに
みじめさに、負けない
こんなことには負けられない

わたしとMの
しあわせのために。

81.9.27 am3:00



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Mちゃんを、必死に育ててきたんだね。 (みゆ)
2004-10-06 21:10:51
Mちゃんを、必死に育ててきたんだね。
生きることは、生やさしくないってこと、身をもって味わった人には、きっと真実が見えるのでしょうね。
返信する
ありがとう。 (ao)
2004-10-07 04:00:02
ありがとう。
でも遥かむかしのこと。
Mは今は立派な大人。わたしの10倍まっとうに、生きてます。今日もMに叱られました。
「P-ちゃんは(わたしのこと)、なんでそうなの?だからここはこーで、あれはあーで、こうしなきゃ、だめでしょ!!」とね。
生んで良かった。
育ってくれてありがとう。と言いたいです。
こんな親なのに。
返信する

コメントを投稿