詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

タイトル未定

2005年06月25日 | 個室より
わたしは小学生の子供のように
心が閉まってしまって
開かない箱の前で
ただうつむいて立ち尽くしている

わたしは就学前の子供のように
どうしたらいいかわからなくなってしまって
家の一番奥の押入れの隅っこで
ひざをかかえてうずくまっている

わたしは人形の眼のように
焦点を失くしてしまって
たまに想起する青い空が
怖くてたまらない






コメントを投稿