詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

ひとりの人間

2004年10月29日 | 娘-ちいさなM
触ると暖かく
抱きしめるとマシュマロのように柔らかな
わがままで
天真爛漫で
喜怒哀楽の激しい
繊細な心の
ひとりの人間がいる

歩くことの上手な
しゃべることの好きな
1才7ヶ月の子供がいる

それはわたしが生んだ子供
わたしのお中の中に
10ヶ月も入っていた子供

わたしの腕の中に眠る
その子の顔が
とても知的で人間らしい

M はわたしの所有物じゃない
孤独な個人
ひとつの人格

82.2.26



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