詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

ヨミの夢

2014年09月08日 | 深い海 2014

傘があったらいい
雨も雪も日差しも
わたしの所為じゃない
単なる個なる存在の心痛にも心労にも大差ない

直径1メートルの傘が
いつも眼の中に居てくれたらそれでいい
朝も昼も夜も深夜も明け方も
家でも外でも

在り得なく遠い遠い遠い空の行き着く先
人生分の旅の結論に
ちょこん、と傘が
見えてくれたらいい

海にだって空にだってどこにだって
わたしは自由に行く
途中で果てても
夢の向こう

夢を突きぬけ
夢の真ん中のリアルを
求め、
続けるだけ。

2014.9.8



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