たった一つの人の心
そこに通じるたった一つの見えないドア
たった一本の見えない線
それさえあると思っていられれば
その心を信じていられれば
わたしはわたしを保っていけるのかも
大海の真ん中にポツンと放り出されている自己のイメージが
虚無と孤独を遥か通り越した恐怖と不安その先の冷腸な無感の自滅への方向性が
薄れてゆくのかも
世間や世俗世の中や一般的社会性と全く対極にあり全く相反するわたしの心は
ゆるゆるとカメの歩みの如くのマイペースながらも
歩いてはゆける
のかも
休み休み
喘ぎ喘ぎ
間断の無い息切れを繰り返しながらも
前を向いてはいられる
のかも
たった一つの人の心それが無いと
わたしはガス欠の車のように
徐々にスピードを落としつつやがてストンと停止する
たった一つの人の心
それだけあればいいのだ
わたしには。
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