詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

彼女

2014年10月02日 | 深い海 2014

               わたし死ぬわ
               それが彼女の思い癖

               いつか必ず死ぬんだし
               遅いか早いかの違いよ、と

               必ず死を意識しなきゃ
               生きてなんていけないわ

               死を隣りに置いていたから
               今まで生きて来られたの

               死へ向かっての長い道草
               緩慢な自殺

               わたし死ぬわ
               当然でしょ

               確かなものは
               死しかないもの

               生存の憂いが無いのは
               死だけだわ

               わたし死ぬわ
               いつかそのうちに

               当然でしょ
               覚悟無くして

               生きてなんかいけないもの
               わたしを。


               2014.10.2 am2:59



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