カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

石光寺 ④ シリーズのお終いに

2014年12月18日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

からからと乾いた音を立てて境内の石畳の上に残っていた紅葉が、風に弄ばれるように塀際に散っていました。華やかさはっ寒牡丹に譲って晩秋の名残も最後の時です。

 

 

  

 

お花はもうお終いかと思っていましたが、所々に寒咲きアヤメが清楚に咲いています。これから3月下旬ごろまで見られるとのことです。 

 

 

  

百日紅の古木です。何か宿り木を抱えているようです。

境内から塀を乗り越えて・・・ 

 

 

のり越えた枝は、支えをして貰って外へ外へと自分の領域を伸ばしています。なんと逞しい生命力でしょう。

 

 

百日紅の枝は、横だけでなく上へ上へと延びています。夏には百日間も花を咲かせ続ける命の元はこの沢山の大小の枝にあるのでしょう。

4月中旬には春牡丹が咲き、5月には芍薬が華やかさを繋いでくれます。寒木瓜、蝋梅、万作、しだれ梅、土佐みずき、みつまた、きぶし、ガマズミ、など早春の花から春の花へ、お花の寺石光寺は次々と花を咲かせて、招いてくれるのが楽しみです。

そして、私は「あなたに会いたくて」当麻の里を訪れることでしょう。

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石光寺 ③ 境内に佇む石仏は和みと安らぎ

2014年12月17日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

石光寺シリーズも3回になりました。最初カメラを手にして山門をくぐった時には、そのような構想など全くしていません。

藁に囲まれた寒牡丹の、可憐さ美しさに惹かれての例年の石光寺詣ででした。

でも写してきた画像を見ていますと、シャッターを切った時の、ときめきや感動の場面には、それぞれの愛着があって、自己満足とは知りつつ今年の境内での出会いのひと時を、テーマを決めてシリーズにしていきました。

 

赤い山茶花の花に包まれて、はっとするような思慮深いお顔 です。

 

  

上と同じ仏様ですが、こちらのお顔のほうが語らいをそのまま聞いて頂ける様な気がするのは、どうしてでしょう。

 

 

  

全体のお姿です。

 

 

 

仏様と一緒に撮った山茶花ではありませんが、境内の賑わいとして今、花盛りです。 

 

 

 

 

まだ幼さが残っているような仏様の、遠く後ろには二上山を入れたつもりだったのですが、松の緑の枝に少し隠れてしまいました。

 

 

 

山茶花の花と後ろの山は、冬枯れの二上山です。 

 

 

 

この仏様のお顔がはっきりしません。埋没していたような感じです。

無心で仏様に向かうとき、何となく心が安らぎ、和みをいただいている自分に気が付きます。

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石光寺境内 ② 菰藁の遊ぶ境内

2014年12月16日 | 季節の花

 

 

今夜はものすごい台風のような風が吹いています。石光寺を訪れた日と大違いです。

菰藁の中の花たちはこの風に耐えていけるのだろうかと心配しています。

藁囲いが可愛い彼女たちを守ってくれることでしょう。 

  

昨日は藁囲いの中で微笑む彼女たちと、対面しながら撮ったのですが、今日はお寺の境内の中に菰藁たちがどんな感じでいるのかという目線で撮ったのを集めました。後ろの方に黄色い紅葉が鮮やかな色をまだ残しています。

 

 

境内の木の向こうに背景となっているのが二上山です。

 

 

鐘楼と寒牡丹

 

 

これも鐘楼と寒牡丹を別のアングルから写しました。

 

  

1番奥まったところの花の庭です。春に咲く花が綺麗に手入れされた庭の、そこここに見受けられます。 

 

 

 

 

  

染の井の前の寒牡丹です。

 

  

山門と藁囲い まるで雪ん子が歩いているようです。

 

 弥勒堂・阿弥陀堂の前庭の寒牡丹

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寒牡丹・石光寺境内の賑わい  ①

2014年12月15日 | 季節の花

 

 

 葛城市染野の石光寺に、今年も冬の風物詩・菰藁に囲まれた、寒牡丹に出会いに行ってきました。

中将姫伝説でも知られ染寺とも言われています。

ここ何年来毎年この時期には、藁囲いの中の愛しい彼女たちと出会う楽しみで、お寺にお参りし境内散策を半日くらいゆっくりゆっくりしていますので、その都度のブログUPに時には石光寺の縁起、中将姫伝説など、気ままに綴っています。

今回はそれらを省き、いきなり「いいお顔の花たち」との対面の笑顔をカメラに頂きました。

 石光寺さんのホームページ

 

初めの3枚は華やかなピンクの花を咲かせた寒牡丹です。

3人姉妹ですね。今が1番綺麗な時でしょう。

 

  

明日ぐらいに開花するでしょう。可愛い蕾がいつかお姉さんのように咲きたいねと見守っています。

 

  

恥じらいがちにうつむいていますね。後ろには花芽が3つ見えています。今日出会えなくても何日か後に来た人との出会いがありますね。

今日の花と明日の花が違うように、今年の花と来年の花が違う感動を与えてくれますので、毎年出かけて会いに来るのです。

 

 

まあるくてボリュームのある美人姉妹です。

寒牡丹は葉は少しついているだけですし、色も緑色ではありません。冷たい冬の間も藁のマントを着せてもらってじっと美しく咲きながら、訪れる人に元気さの感動を与えてくれます。

人の手で温度管理をして貰って咲く冬牡丹との違いが、葉に見ることができます。

自然のままで咲く時期に咲くのが寒牡丹です。

 

ここからは、赤い色の花を集めました。 

 

開花を待って菰藁の中で、何か言いたげにしているように見えます。 

 

 

同じ赤の部類でも、光沢があって表面はビロウドのような、おしゃれなお嬢さんです。 

 

 

開花した喜びを、天に、地に、カメラのレンズに、個々に伝えようとしているものと思いながら、見つめている私も彼女たちの喜びに頷きながら、見つめ合いました。 

 

  

大家族です。少子高齢化の社会じゃなくて、兄弟姉妹の多くが賑やかに一つ屋根の下で、「花は咲く」の歌を境内から、当麻の里へ、そして二上山へと花たちのリズムを冬の風に載せて、今咲く喜びを歌っています。

元気も歌と共に頂けるでしょう。耳を澄ませて、そっと聴いてあげましょう。

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下関 郷土料理 瓦そば

2014年12月14日 | ★食の楽しみ

  

 

下関に旅をしたわけではないのですが、当麻の里に行った時の昼食でした。

そのほかお店には、下関直送のねり天が何種類もケースに並んでいます。帰りに夕食の1品に、イカとキクラゲをこの日には買って帰ろうと思っていました。

 

  

「瓦そば」を食するのが楽しみです。最後まで熱いのと、カツオ風味のおだしに大根おろしを入れて頂くのが美味しいです。チラシを見ますと瓦そばは、下関の郷土料理だと書いてありました。下関は通過したのみで、行ったことはありません。もし下関に行くようなことがあれば、瓦そばを食べたいなぁなんて思いながら少し時間のかかるそばを待っていました。

 

 

 

[「熱いので、気を付けてくださいね。」

しっかり熱の入った瓦の上に載っているものですから、うっかり手でも触れればやけどをするでしょうね。

小食ですから、麺は少なめにして貰いました。これは一人分ですが、二人で行けば大きいめの瓦に二人分のっかっているので、すごいボリュームです。家の息子や孫も二人分が丁度なのじゃないかと思います。

 

 

 

カツオ風味の温かいおだしです。

この中にレモンと大根おろしをまず入れて、熱い瓦の上でバリバリと焼けてくる茶そばを温かいおだしにつけて頂きます。

 

 

めっちゃブレてしまいましたが、横から見た写真はこれ1枚しかなかったので、感じだけでも掴んでもらえたらとUPしました。

下から、茶そば、錦糸卵、牛肉、きざみのり、ねぎ、レモン、大根おろしの順に鉄板のように焼けた瓦の上に載っています。

下の茶そばはぴちぴちと焼けるいい音を立てています。 

 

 

 

完食 御馳走さまでした。

こんな瓦の上に載ったアツアツのおそばに満腹した時、冷えた体もお腹の底から温かくなりました。

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