からからと乾いた音を立てて境内の石畳の上に残っていた紅葉が、風に弄ばれるように塀際に散っていました。華やかさはっ寒牡丹に譲って晩秋の名残も最後の時です。
お花はもうお終いかと思っていましたが、所々に寒咲きアヤメが清楚に咲いています。これから3月下旬ごろまで見られるとのことです。
百日紅の古木です。何か宿り木を抱えているようです。
境内から塀を乗り越えて・・・
のり越えた枝は、支えをして貰って外へ外へと自分の領域を伸ばしています。なんと逞しい生命力でしょう。
百日紅の枝は、横だけでなく上へ上へと延びています。夏には百日間も花を咲かせ続ける命の元はこの沢山の大小の枝にあるのでしょう。
4月中旬には春牡丹が咲き、5月には芍薬が華やかさを繋いでくれます。寒木瓜、蝋梅、万作、しだれ梅、土佐みずき、みつまた、きぶし、ガマズミ、など早春の花から春の花へ、お花の寺石光寺は次々と花を咲かせて、招いてくれるのが楽しみです。
そして、私は「あなたに会いたくて」当麻の里を訪れることでしょう。