孫は写真の課題を「田舎の暮らし」というのを持って、23~24日とこちらに来ている。
夏休みに続いて2度目である。
私が嫁いで10年間過ごした山の知人にお願いして、その家を訪れることにしていたのが、秋分の日だった。
丁度その日の午後からお寺の彼岸会のお参りの日だからと、一緒にお寺にお参りしようと誘ってくれた。
このお寺が私の嫁いだ寺である。
今住む町が一望の下に見える場所にある。
彼岸会の幟が立っていた。
山門を入ると本堂が開かれ、村の人達がもう何人か見えている。
懐かしい顔、顔、顔。
ご住職はにこやかに、ご先祖様を大切にすることなど、お勤めの後に、優しくお話された。
赤ちゃんから83歳の方まで信心深いお参りの人に混じって、娘夫婦と孫二人も、思いがけなくご本尊のお参りが出来た。
ここで過ごした年月が走馬灯のように懐かしく思い出す時間であった。
デジカメでなく、現像や引き延ばしなどの処理も学校でするらしいのです。
まるで、写真の専門学校のようですが、公立高校でもそういう面で力を伸ばせる機会のあるのは、本人のやる気を助長してくれますね。
最近の宿題は、なかなか味なことが課題にされるんですね。
先々代住職は、義父の、唐招提寺修行時代の兄弟子であり、先代住職も、現住職も、そんなご縁もあり、とてもいいお方なのです。
この赤ちゃんは、手を差し伸べている方の曾孫さんです。
人見知りのしない可愛い赤ちゃんでした。
ご住職が実にいい表情をされています。
お顔を拝見するだけで、心が和みます。
お孫さんですか。
可愛いですね。
小さい頃から、お寺さんに馴染むことはいいことです。
やさしい、人に思いをかけるお子さんに育つことでしょう。
お久し振りの方々とお会いできてよかったですね。
孫にとっては、「お母さんの生まれ育った所」を知るいい機会になったと思います。
こんな機会でもなければ、土地の人達と出会うこともなく過ごしている日常ですから、写真を撮るという学校での課題が、思わぬ副産物をいっぱい貰う結果になったような日でした。
小学4年生まで過ごした、その間の春秋の彼岸会には、座敷は勿論境内いっぱいのお参りの人があり、お餅撒きや、お参りした人へのお接待のパンが皆に配られ、そのパンが凄く印象に残っていたらしいのです。
この日も沢山のパンを頂いて、当時の事を懐かしそうに話していました。
そうですね。
実家じゃないけど実家のような場所です。
麓の町から山のお寺にお嫁に行きましたから・・・
夫の病気で通院に都合のいい今の町に移り住みました。
村のお寺だから、義父母に任せて出る結果になったので、やはり、長い人生のうちの1時期の実家といえますね。
人情の厚い、村でした。
お寺の場所は、見晴らしの良いところです。
そうでしたか。
10年間過ごされたのですね。
それはそれは懐かしかったことですね。
お彼岸の時季でお孫さんと良い日になられました。
お疲れさまでした。
お孫さんもいいお写真が撮れましたね。
先日里山歩きで、天王の極楽寺でも村人の檀家の皆さんが集まって、彼岸会をやられていました。
我々にも湯茶のお接待をしていただきました。いい情景に出会わせていただいた。
結構標高が高いとこ
のお寺さんでしたか?
そうやって実家に帰る
ことも良いですね!
お正月には、必ずお参りするようにしていますが、このように、昔からの檀家さんとお目にかかることも、本堂さんに上がることもなく外からにお参りだったので、いい機会を得たことに感謝です。
それにご住職のお顔は、癒し系、徳の高い感じです。幟が、はためき、村中彼岸ムード、昔は善男善女こぞって菩提寺に詣でたものです。
本日もたくさんの方に、ご先祖様のお供え物を買っていただき、今頃はそこかしこの御仏壇を賑わせてくださっていることでしょう。ありがたいことです。連休になってまた繁盛させていただき、いまやっと一服拝見させていただいています。