カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

谷間のコスモス

2017年10月18日 | 我が町

 

 

やっと雨が上がった、待ちに待った晴れ間です。

家事を早く済ませて、この町の西の農村地方をドライブしました。

和歌山県境に近い道路の、やや坂になったところを走っていて、ふと下の方に目が惹かれました。

交通量の殆どない道路だったので、左に寄せて停車しました。

 

道路からかなり離れていますが、棚田のようになったところに、コスモスの花が咲いています。

雨続きの秋の気候には程遠い、気温の低い日の続いた後なのに、その淡い色彩の健気さに、カメラを向けて暫く

ファインダーを覗いていました。

 

 

3段になった田の耕作放棄田に、持ち主がコスモスの種を撒いたのでしょう。

望遠で引き寄せてみましたが、倒れた茎の見えるのもありますが、花は健気に咲いています。

 

 

きっとこの花たちは、立ち上がってくることでしょう。

コスモスは、優し気で弱弱しそうに見えますが、なかなか生きるための強さを持っています。

 

 

コスモス畑は、道路からかなり下の谷間の田に咲いています。

だから、「谷間のコスモス」と名付けました。

見る人もなく、愛でる人もない谷間のコスモスが、コスモス大好きな私を、

またもや呼び寄せてくれたような気がします。 

 

 

谷間のコスモスの傍には下りて行くことができませんが、

雨に閉じ込められていた私の目には、遠くへ行かなくても、市内の小さな棚田で

元気に立ち上がろうとしている様子を見ることができて、元気をいっぱい貰うことができました。

 

 

谷を隔てたこちら側の、道路のすぐ下に、たわわな柿の実のいっぱいつけた柿の木が、

コスモスを見ているような位置にありました。

 

 

コメント (6)
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