超人日記・作文

俳句を中心に、短歌や随筆も登場します。

#俳句・川柳ブログ 

魂信仰の現在

2019-10-24 22:23:15 | 無題
本を読んで、万物に魂が宿る、という魂信仰は
なぜ生まれ、広まったかを考える。
傍に生きて動いていた人が、死んで動かなくなるのは、何が去ったのか、
夢を見たときに遠くにいる人に会っていたのは何か、
気を失ったときに、落としたものは何か、
などの経験を通して、魂というものがあると人は考える。
人にあるならば、動物は勿論、植物にも、石にもあるのではないか。
その魂は物体から離れて、死霊や精霊としてさ迷うのではないか。
こうした魂信仰は古くからの社会に共通してみつかる。
また魂の籠った物=呪物崇拝というのはポルトガルの
護符(フェティソ)みたいなものではないか、
ということで、呪物崇拝をフェティシズムと呼ぶ。
このフェティシズムは、異性の衣料への執着や、
貴重なものを集めるコレクター精神、
また、貨幣や商品の成立と結びついている。
魂信仰はキリスト教の神学に受け継がれたという。
天皇が即位すると、天皇霊というのが、新天皇に憑く
とされているらしい。
魂信仰の古い形は沖縄の御嶽神事などに受け継がれている。
このように魂信仰は人の心に深く根付いている。
なかなか広がりのある問題だと言えそうだ。

落ち着かず休息しない魂を鎮める呪師がほしい寝れぬ夜
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モンテスキューの旅行術

2019-10-23 22:40:41 | 無題
今日はモンテスキューのヨーロッパ旅行の話を人にする。
モンテスキューはある町に行くといちばん高い鐘か塔に昇る。
部分を見る前に全体を知るためである。
町を離れるときも同じようにする。
自分の考えを固めるためである、と言っている。
元祖ブラタモリである。
夜、古い記事を読んでそういえば、グルダのオルフェオの
1950年代のベートーヴェン・ピアノソナタ全集を持っていたな
と思い出して、40分ぐらい探して、紙ボックスのグルダの50年代全集みつける。
これが、グルダなのにストイックで軽くない、抒情的で可憐な演奏。
持っていて、よかった。
みつけるのに40分も掛かるのは私の整理法が至らないからである。
今日、携帯のプランを変更すると毎月300円安くなることに気づき、
慌てて変更した。来月から300円安くなる。
消費増税後に値下げとは助かる。
good days, bad days、いろいろある。
疲れて出勤できないときは、生姜煎餅を食べると復活する。
ほかの人に効くかわからない。自分ルールである。
毎日何とか持ち直して、歩を進めたい。

着くとすぐいちばん高い鐘に乗り全体を見て町歩きする
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秋の水源池公園

2019-10-22 13:58:25 | 無題
祝日で休みなので、西岡水源池公園に出かけた。
月寒公園と同様、紅葉がちょうど色づいていた。
月寒公園は赤い紅葉が結構あったが、
水源池公園は、一面、ほぼ黄色の紅葉。
足元に落ち葉が積もっている。
何と言っても、紅葉に囲まれた池の眺めが絶景。
日頃の鬱憤が晴れて、清々しい気分。
広い公園は開放感がある。
傍に熊が出ただけあって、自然がたくさん残っている。
取水塔の遠景を撮って、
橋を渡り、奥の階段を上って、
またお不動さんの顔を拝む。
お不動さんに万事うまく行くよう祈願する。
木の階段を下りて引き返し、池の全景を見て、
月寒川の水流が段になって流れ落ちるのを眺め、
また見晴らし台で水源池と紅葉を見て、
鎌倉の半月をかじって、公園を後に
坂を下り、帰途に着く。
秋の日のいい行楽となった。

一面に黄色の紅葉広がって秋の貯水池息を吸い込む
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秋の月寒公園

2019-10-20 14:24:56 | 無題

天気がいいので、月寒公園まで足を延ばした。
月寒公園は紅葉真っ盛り。
黄色や赤の紅葉が茂り、辺りは紅葉の落葉のじゅうたんだ。
駐車場の脇を抜け、野球場を一つ過ぎ、
パークセンター脇のパン屋さんの出店でシフォン一つ買い、
奥の野球場の近くの壺を持つ娘像の横を曲がり、
時計塔まで着いた。
ちょうど定時だったのでからくり細工の
馬に乗った騎士とお供が回転し、「エーデルワイス」の
鐘が鳴る。
鴨の多い池の周りを歩いて、
ベンチで少し休憩して、
野球場の横を二つ通って、
紅葉見ごろの林を抜けて、出口から帰る。
昨日は休日出勤だったが、今日は
久しぶりに行楽できて、大きく息を吸い込む。
帰ってきなこ求肥餅を食べて、
モダンなブーレーズの録音のいいマーラーを
聞く。

紅葉のエーデルワイス遠く鳴る月寒丘の時計塔見る


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煩悩の数は今77枚

2019-10-19 05:02:11 | 無題
今日は、休日出勤。
せめて土日は休みたいが、多くは言うまい。
近頃、ブルーノ・ワルター・エディションという
韓国製のコンパクトな39枚組のCD箱を取り出して
集中的に聞いている。
ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、シューベルトの
穏やかで溌剌とした交響曲はかなり堪能したので、
残るメイン・レパートリーのモーツァルトとマーラーを
暇を見て味わいたいと思っている。
コロンビア録音全集も欲しいことは欲しいが、
77枚のうちこの39枚は持っているので、これで十分かも
と自分に言い聞かせている。
ブルーノ・ワルター・エディションの内、
モーツァルトはなぜかモノラル盤が採用されている。
それはそれで趣深いが、ちゃんとステレオ盤があるのに、
モノラル盤を採用したのは、一種の見識だろうか。
結局、私は、紙ジャケで後期交響曲集のステレオ盤を
買い足した思い出がある。
その他ベートーヴェンとブラームスは
ニューヨークフィルのモノラル盤も持っている。
数えてみると、77枚の内、持っていないのは
20枚ぐらいで、そのうち5枚ぐらいは語りや
リハーサル音源で余り食指が伸びない。
残りの10数枚の持っている曲の初期モノラル・テイク
のために、録音全集を揃えるのは、かなり無駄である。
このように、自分に言い聞かせて、滋味深いワルターの
エディションをせっせと繰り返し堪能している。

買いたいと気持ちは残る全集の未練は捨てて慈悲の音を聞く
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