超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

奥の細道と携帯短歌

2021-11-21 19:02:54 | 無題
今日も日曜なので「奥の細道が面白いほどわかる本」を
読んでいた。ようやく、白河の関を越えて奥羽地方に入る。
芭蕉は西行を尊敬していたようで、「田一枚植えて立ち去る柳かな」
などオマージュの俳句を書いている。
西行にゆかりのある柳のそばで、田んぼ一枚分農夫が植えるほどの時間
佇んで、名残惜しくも立ち去る一コマだった、というような句。
説明がないと何のことか判らない俳句だが、この案内書で
助かっている。
最近の若い人の「わたし」とか「きみ」がくっついたり
離れたりする俳句や短歌は、余りにも生々しくて、
気恥ずかしくて付いていけない私である。
かといって、西行を手本とする芭蕉の世界まで
老境の域に達していないのだが、そんな中で
五七五(七七)の世界でどう遊ぼうか
試行錯誤している。

数年の日記を埋めて樹が茂る青い木立を遠景に見て
コメント
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