超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

池田澄子百首を読んでみた

2021-11-15 17:36:16 | 無題
ブログで読んだので、「奥の細道が面白いほどよくわかる本」を取り寄せる。
面白いほどよくわかるシリーズのほかにも、「眠れないほど面白い」シリーズ
など、似たような題のシリーズがあって、続々と広告が出てくる。
そこで「眠れないほど面白い哲学の本」と「眠れないほど面白い万葉集」も
ついでに取り寄せる。
先日買った、「池田澄子百首」はおもしろいのも半分ぐらいある。
「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」
これなんか面白い。
「冬の虹あなたを好きなひとが好き」
これも、いくつで書いたのか知らないけどグッと来る恋文だ。
「ふたまわり下の男と枇杷の種」
ふたまわり下の男女は恋愛できるのか、微妙な線である。
「カメラ携えて彼は菫を踏んでいた」
気をつけたいところであるが、ついうっかり。
「世の中の炬燵の中という処」
そこに小宇宙をみつけるのが、はっとする。
「脱ぎたての彼の上着を膝の上」
以上、池田澄子作の俳句でした。

詩を語る白い真夏の手の角度忘れられない中庭の花
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする