超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

秋只中に作る数句

2021-10-26 06:51:36 | 自作俳句
秋真っただ中なので俳句歳時記で作句する。

故郷を遠く離れて火も恋し
北風に吹かれて歩く冬支度
弥勒面 子の手を引いて豊年祭
カーテンを開けると見える朝の月
ボロ雑巾バスを乗り継ぎ紅葉見る
面影を忘れられない秋思い
心なし消え入りそうな秋の蝶
自然から甘露滴る熟し柿
ふさぐ日もなぜか嬉しい栗の菓子
街角で行き交う頭上七かまど
通勤の悩みを忘れ秋桜花
お御籤の待ち人来たり白粉草
一枚の葉も胎蔵のさや隠元
雪が降る前の幕間に 草紅葉
思い出を繋いで見せる数珠玉花

お御籤の待ち人来たり白粉草忘れられない思い止まらず
コメント (2)
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