美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ A Song For You を録音しました。

2020-07-23 | Rock

レオン・ラッセル(英語圏の人は、リオン・ラッセルと言っているように

聞こえます)の名曲『A Song For You』を生演奏で歌って録音し、You Tube

にアップしました。

私の歌は、いつものように下手ッピですが、ピアノとベースの演奏が

テクニックがあり、とてもうまかったです。

この曲、発音でも苦労しました。

リエゾンで歌うところがたくさんあるのです。例えば

I know your image of me is what I hope to be

・・・your image of me は、yourの r と次の image

の i を続けてリと発音します。そして、image の次の

of で geと of をつなげて発音します。

ヨー リーミージョブ ミー と聞こえます。

こんな発音ばかりに気をとられて肝心の歌が下手ッピです(>_<)

下手ッピな歌ですが、次の動画をご覧願いたいです。

 

レオン・ラッセルについて少し。



『This Masquerade』などは、ヒットさせたカーペンターズがオリジナルだと

日本では思っている人がいるほど。この曲は、最初ジョージ・ベンソンが、

カバーしてアメリカでヒットさせています。その他の彼の曲『Superstar』など

でもカバーされヒットしました。ジョー・コッカーが絶唱してカバーした

『Delta Lady』や、もちろん『A Song For You』もたくさんのアーティストに

カバーされています。

彼は、1942年(又は1941年説あり)にオクラホマ州のロートンで生まれました。

幼い頃からピアノを習い成人になっていない時からすでにジェリー・リー・ルイス

やロニー・ホーキンスなどのバック演奏をしていました。

その後、彼はロス・アンジェルスに行き60年代前半はスタジオ・ミュージシャン

として、数多くのアーティストたちのバックを務めました。

ローリング・ストーンズ、ロネッツ、フランク・シナトラ、グレン・キャンベル、

ハーブ・アルバート、クリスタルズ、ライチャス・ブラザース、

ゲーリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ、それにバーズ

(『Mr. Tambourine Man』のピアノは彼だったのです)など、そうそうたる

アーティストたちのバックを務め、優秀なスタジオ・ミュージシャンとして

注目されました。

60年代末~70年代には、レコード会社シェルター・レーベルを立ち上げ、

デラニー&ボニーを支え、さらにはジョー・コッカーのマッド・ドッグス&

イングリッシュメンのプロデュースのほか、エリック・クラプトン

(デレク&ザ・ドミノスの後見人)、ジョージ・ハリスン、デイヴ・メイスン

といった、米南部のルーツ・ミュージックに魅せられた英国ミュージシャンたち

をも巻き込んでスワンプロック・コミュニティを築きました。

70年代には、シェルター・レコーズでソロ活動を始めました。

初ソロ・アルバムとなる『Leon Russell』(70年)には、彼の才能やカリスマ性

に引き寄せられるかのように、クラプトン、ジョージ、コッカーをはじめ、

リンゴ・スター、スティーヴ・ウィンウッド、ミック・ジャガー、

チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマンら英国ロックのスーパースター達が

参加していることでも知られています。

カーペンターズがカバーした『Super Star』や『A Song For You』は、元々は

リタ・クーリッジのために彼が書いたものです。

彼は、70年代米国南部ルーツロック~LAスワンプロック・シーンの中心人物

として数多くの名作をコーディネイトし、サポートしてきました。

しかし、残念な事に2016年11月13日、テネシー州ナッシュビルの自宅で74歳で

この世を去りました。

※スワンプ・ロックとは、

白人・黒人という人種を越えてそれらの歌が混ざりあい、熟成を繰り返し

ながら育まれたR&B、ゴスペル、カントリー、ロックといったアメリカの

ルーツ・ミュージックでアメリカ南部やウッドストックに集まった

ミュージッシャンらによる独特のミュージックです。

彼の作る曲は、このミュージックの雰囲気にあふれていました。

彼が創設したレコードレーベルの「シェルター」とは、実力がありながらも

レコード会社との契約ができずにいるミュージシャンにとっての

”隠れ家”を意味していました。優れたミュージッシャンを彼は世に送り出す

事をしていたのです。

彼は、とても個性の強い歌い方で独自の道を進んでいました。

レイ・チャールズやジョージ・ハリスン、エリック・クラプトンとの親交が

深くよくコンサートで共演しています。


では、『A Song For You』を彼とカバーしたアーティストでいくつかの

映像を紹介します。

まずは、作詞・作曲した本人から 1971年のスタジオ・ライブです。

Leon Russell & Friends (1971)

Carpenters



Whitney Houston (Live from Welcome Home Heroes, 1991)



Michael Bublé & Chris Botti 




<歌詞とその和訳です>

I've been so many places in my life and time,
これまでの人生 たくさんの地を巡った
色んなところで色んな時を生きてきた

I've sung a lot of songs I've made some bad rhymes.
数えきれないほどの歌を歌ってきたし
下手な詩もいっぱい作って歌った

I've acted out my love in stages
With ten thousand people watching
僕はいつだって1万人もの人々の前で
自分の愛を歌ってきた

But we're alone now and I'm singing this song for you.
でも今は 僕達二人っきり 君のためだけに歌うよ


I know your image of me is what I hope to be
君が僕に抱くイメージは 僕がそうありたいと
望んでいる姿なんだ

I've treated you unkindly, but darlin' can't you see
辛いこともあったかも知れないけど でも分かってほしい

There's no one more important to me
君以上に大切な人なんていないんだよ

Darlin' can't you please see through me?
分かってくれないか ?

'Cause we're alone now and I'm singing
this song for you.
今いるのは僕たちだけ
そして僕は君のために歌っているんだから

You taught me precious secrets.
of the truth, with holding nothing
君は大切なことを教えてくれた 
惜しみなく真実を与えてくれた

You came out in front and I was hiding
僕は君の影に隠れてしまっている

But now, I'm so much better
でも今の僕は立ち直っているんだ

And if my words don't come together
Listen to the melody, 'cause my love's is in there, hiding
言葉で通じないのなら メロディーを聞いてくれればいい
隠していた僕の愛だから

I love you in a place where there's no space and time
僕はいつでもどこにいても 君を想っている

I love you for in my life, you are a friend of mine
君は生涯の友 最愛の人

And when my life is over,
Remember when we were together
僕の人生が終わる時
僕らが一緒だった日々を思い出して欲しい

We were alone and I was singing this song for you.
僕らはいつだって二人きりだった
僕はいつだって君のために歌っていたんだよ


But I love you in a place
Where there's no space and time
僕はいつでもどこにいても 君を想っている

I love you for in my life, you are a friend of mine
君は生涯の友 最愛の人

And when my life is over,
Remember when we were together
僕の人生が終わる時
僕らが一緒だった日々を思い出してほしい

We were alone and I was singing this song for you.
僕らはいつだって二人きりだった
僕はいつだって君のために歌っていたんだよ

We were alone and I was singing this song for you.
どこにいようと僕らは二人きりだった
僕はいつだって君を想って歌っていたんだ

We were alone and I was singing this song for you
僕らはいつだって二人きりだった
僕はいつだって君のために歌っていたんだよ

コメント (4)
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