先月、奈良県高市郡明日香村にある「国営飛鳥歴史公園」を
散策し、キトラ古墳を見てきました。
キトラ古墳は、私達が思うような大きな古墳とは違い小高い
阿部山の斜面に作られた小規模な円墳です。
1983年と98年、2001年のカメラによる調査で、石棺がある
石室内の壁に彩色された壁画が発見されました。
壁画は、方角の守護神である「玄武」、「青龍」、「白虎」、
「朱雀」そして、獣頭人身の「十二支像」、東アジア最古と
される「天文図」の壁画が発見されました。
これは、高松塚古墳に次いで2例目であります。
これらは、現在、キトラ古墳に隣接して建てられた
「キトラ古墳壁画体験館四神の館」に保存されています。
この資料館には、映像とパネル、そして複製が展示され
キトラ古墳の全容が理解できます。
被葬者はまだ解明されていませんが、皇族か貴族又は渡来人や
豪族など色々な説があり研究されています。
はるかな古代に作られた謎の多い古墳にロマンを感じ、のどかな
飛鳥の景色がたいへんに素晴らしく、いい一日を過ごせました。
撮影した画像で動画を作りました。
BGMは、チャーリー・チャップリの映画「ライムライト」で
使われた、彼が作曲した「テリーのテーマ」です。