~ ルノワール、キスリング、小磯良平から上村松園まで ~
とタイトルした美術展を観覧しました。
巨匠達の本物の名画を観て感動せずにはいられなかったです。
やはり実物は画像や絵画を紹介している書籍で見るのと全く違います。
実に素晴しく感動しました。
それぞれの画家には、はっきりとした個性と主張がありました。
私は、数多く展示されている作品の中でも、特にエコール・ド・パリ
(パリ派)の画家、モイーズ・キスリング(モイズ・キスリング)が
1927年に描いた《休息する少女》に強いインパクトを受けました。
濃紺の暗い背景や衣服にくっきりとあざやかな白い肌の横顔がひときわ
浮き出ており、やや下の方に視線を向けている大きな目が強く印象に残りました。
ルノワール、マリー・ローランサン、モネの絵にも魅せられました。
日本人画家では、藤田嗣治、小磯良平、上村松園、伊藤深水の美人画もひと目で
その画家だとわかる個性があり、この展示を観覧して本当に良かったと感慨深い
気持ちになりました。
この美術館は、大阪・難波の街にあるアンティークや絵画が随所に配され優美な
空間が広がりを見せるラグジュアリーなホテルモントレ グラスミア大阪の22階
に併設された静かで上質、瀟洒な美術館です。
年2回の企画展示は、すべてこの美術館が収蔵している絵画や陶器です。
明治~昭和にかけて活躍した、近代日本美術界を代表する巨匠、藤田嗣治、
佐伯祐三、横山大観、川合玉堂、板谷波山、河井寛次郎、萩須高徳、林 武、
梅原龍三郎、小林古径、杉山寧、岸田劉生、小磯良平、上村松園、伊藤深水
などとルノワールやクロード・モネ、マリー・ローランサンなどの素晴しい作
品を数多く収蔵しています。
街はクリスマスムードがいっぱいで、華やかで楽しい雰囲気が溢れていました。
久々に芸術にふれた有意義な一日を過ごせました。