家と人、自分や仕事について

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バランスを保つ能力

2011年08月04日 | 考え方

チームが強くなるには、チーム全体のバランスが大切です。

 

個々に優れた能力があったとしても、チーム全体のバランスを無視してしまえば、優れた能力そのものがマイナスになりかねません。

 

サッカーなどでもそうですが、早いパスを出して「そんなパスも取れないのか!」と叱りつける前に「パスを出す相手の走力を加味したパスだったか」を考える必要があります。

 

もちろん、そのパスに追いつけるような身体能力を個々が身に付けることも大切ですが、試合中に急に足が速くなる人などいないのです。

 

相手に合わせたパスを出せていたら、1点入り試合に勝っていたかもしれません。

 

パスを出す相手の力量を理解していなかった自分に問題があると考えて改善できるかどうかが、大切な「バランスを保つ能力」だと思っています。

 

すぐにできる改善方法は自分が回りのレベルに合わせること、そうして長期的に考えるのは、チーム全体のレベルアップ、この順番が大切です。

 

チーム全体のレベルアップは自分一人ではできないので、チーム全体に認められた上で引き上げる力が必要になってきます。

 

会社の場合もそうです。

 

会社は常に試合中の状態なので、試合をしながら個々の力も付けて行かなければいけません。

 

会社では「練習時間」は設定してくれません。

 

会社が必要としている力を個々が身につけなければいけないですし、会社は個々にどのような力を身に付けて欲しいのか明確にしておくことも大切です。

 

今、会社や組織、チームなどで疎外感を感じているのであれば、それは「バランスを保つ能力」が不足している可能性が高いです。

 

自分の能力を生かす為にも、また、自分が理想とする環境を作りたいと考えるにしても、まずは回りにいる人たちの立場で物事を考えて、冷静に話し合うことから始めなければいけません。

 

会社や組織には人がたくさんいるので、真剣に働けばほぼ確実に不満が出ます。

 

あいつが悪い、こいつがダメだと言っても人はなかなか変わらないし、変わったとしても限があります。

 

不満を解決できる唯一の方法は、自分が変わることだけです。

 

どんなことでもポジティブシンキングで自分をどんどん良い方向に変えて行きましょう。

 

今日は暖かい北斗市ですが、吹く風が爽やかです。

 

写真は函館チャチャのぼりの坂、いい雰囲気ですね。