家と人、自分や仕事について

仕事で訪れる各地のこと、家のこと、自分の考え方など、出来る限り発信して行くつもりです。

もしドラ

2011年02月22日 | 考え方

先日、「もし高校野球部の女子マネージャーがドラッカーを読んだら」を読みました。

 

ベストセラーになっていて気にはなっていたものの、表紙が可愛すぎるので購入するのを躊躇していたのですが、先日の新潟からの帰り、東京駅での乗り換え時間があまりなくて、平積みになっていたこの本を慌てて購入したのでした。

 

この本「勉強したいけど、ビジネス書って難しくて・・・」という場合に最適だし、何よりも物語が面白いんです。

 

そして、エンディングでは泣ける・・・ビジネス書(と言ってよいのかわかりませんが)で泣けるなんておかしな話ですが、泣けるんです。

 

簡単に内容を説明すると、野球部のマネージャーをしていた友人が入院することになり、替わりに主人公がマネージャーを引き受けます。

 

そして、マネージャーと言う意味を調べたところ、経営者や監督などの「マネジメントをする人」と言う意味があることを知り「やってやろうじゃないか!」と一念発起し、進学校の公立弱小野球部を甲子園に出場させるべく努力するという物語です。

 

ありがちな話だし、主人公の名前は「みなみ」・・・ベタですが、それでも面白いんです。

 

マネジメントの知識を得る為にみなみは本屋に行き、書店の店員に進められたドラッカーの本を購入します。

 

そして「高校野球部をマネジメントする」ということに悩み続けるんですね。

 

この本のすごいところは、企業をマネジメントする方が、高校野球部のマネジメントより簡単だと思わせてしまうところでしょうか。

 

高校野球部にとって顧客とは誰か?目的は?マーケティングの対象は?企業だとおのずとわかる部分の選定から頭を悩ますのです。

 

そして、一つ一つマネジメントを実践して、いざ夏の甲子園予選へ・・・みなみはがんばりました。

 

大変勉強になりましたし、長い移動時間もあっという間で助かりました。

 

みなみに負けないように頑張ります!

 

ただ、世の中の少年少女が、この表紙の本を読んでいるおっさんが電車で泣いている姿を見たら、間違いなく「変態がいる」と思われるので表紙カバーだけは忘れずに。

 

今日は2月22日、意味はないのですが、なんだかいけそうな気がします。