社会人になって10年ほど経った頃だと思うのですが、自分の中に一つのルールを作りました。
「知人、友人、身内、子供達に誇れる仕事で報酬を頂こう。」
会社にこのように思える仕事がないのであれば、躊躇なくやめることができます。
安易なお金設けの話があっても、悩む必要すらありません。
このルールができてから、おかしなことで悩むことはなくなりました。
更に5年ほど経ってからもう一つのルールを追加しました。
「会社にとってプラスになること以外はしないようにしよう。」
当たり前のことですが、年齢を重ねると
「会社を良くすること→自分も良くなる」という考えから
「自分の思うようにやる→会社が良くなる」と変わってしまうことが多々あります。
ある程度の組織となった会社では、どれほど優秀な経営者であっても会社全ての業務を掌握することは不可能で、現場や社員の声や痛みをどれだけ経営判断に生かせるか、が重要になります。
社員が自分の考えと真反対の意見を言ったとしても、その意見が自分の意見と比べてどちらが会社の為になるのか、を客観的に判断できることが理想です。
仮に自分の意見の方が良いと判断した場合、その理由を相手が納得するまで説明すること。
その逆の場合は躊躇なく社員の意見を採用して評価するべきなのでしょう。
感情が働くと相手の話など頭に入ってこないので、客観的になど無理な話です。
だから自分の中に絶対的なルールを設定するのです。
私はこの二つのルールのおかげで、随分と感情に流されない判断ができるようになりました。
ただ、その理由や経緯を説明するのがへたくそなので、足りないものが山積していますが・・。
一つ一つ積み上げて行くしかないのですが、この努力は決して嫌なものではありません。
会社にとっての理念のように、個人にもルールや信念を明確に持つと随分と楽になれます。
ルール作り、おススメです。
昨夜は久々に函館でお客様と食事に出かけました。
少々飲みすぎて二日酔い・・・自己管理能力欠乏症です。