先日県立図書館にリクエストした本が来たというので借りに行ってきたんですが、ついでなので秋の演奏会関連でCDも借りちゃおうと物色してみたら「ラフマニノフ自作自演」の協奏曲2番と3番があったので借りました。
ラフマニノフ自作自演の音源が残っているって凄いですねえ。
CD自体が傷んでいて音源も元々古いのもあってかなり聴きづらくはありましたが、これが作曲者本人の演奏かーと思いながら聴くのはなかなかなものがあります。
ライナーノーツを読むと、ラフマニノフは貴族の家柄のエリートだったので(経済的には苦労してるようですが)、共産主義のソビエト政権を嫌って1917年にパリに亡命した後は指揮者としてだけではなく名ピアニストとしても相当に活躍したそうで、欧州でその演奏会に触れた回想を日本人・野村光一氏が書いているのによると
「雲をつくような大入道で、実に大きな手をしており、オクターヴなどは普通の人の5度か6度くらいのかっこうで弾いた。したがってピアノの音が非常に強烈で、明確そのもので、低音部の和音などはまるで鋼鉄でもたたくような感じであった」
だそうです。(*「 」部分 上のCDのライナーノーツ(記・藁科雅美)より引用 )
ひゃあ、、、大入道ってそりゃまあ当時の日本人からすればロシアの人なんてみんな大きく見えちゃうとは思いますが、手の大きさはピアノの弾き方で分かるわけで、オクターブを楽々!!そりゃ凄いわ。
今回この部分を読むまで「大入道」なんてイメージはまったくなかったので驚きました。
こんな繊細でこんなメソメソしたセンチメンタルな曲を書いてるのにw
でも大きい手、長い指はピアノの演奏には素晴らしい特質ですよねー。
その昔、水島新司さんの「ドカベン」という野球マンガに出てくる殿馬君と言うキャラはとても小柄なんですが、天才的なリズム感を持っていて本人は小さい時はピアニストを目指していて十分な才能もあったのに、どうしても手が小さく指が短い。
そのために指の間の水かき部分を手術によって切ってまで伸ばしたとかゆー恐ろしい説明があるんですが(舞の海が背を誤魔化すために頭にシリコン入れたとかゆー現実があるのを思うと、そこまで思いつめる人がいてもおかしくはないが)、まあ現実にはそういうことをする人はいないと思うので…。
殿馬君は結局ピアニストの道を断念し、野球に打ち込むんだけども、その際にその天才的なリズム感が打法に役に立つというのが物語の流れでしたw
小柄で指が届かず苦労してる人から見ればラフマニノフのことが羨ましかろう。
(閑話休題)
そんなこんなで、なかなかレアな一枚を聴きました。二番、いいですよねえ~v演奏出来るのが楽しみです。
ちなみに県立図書館にリクエストした本は共同通信社の書評記事を一冊にまとめた三省堂から出ている本で「書評大全」というのなんですが、超高価なので図書館じゃないと厳しい。
(読みたい人は近所の図書館にリクエストしてください。)
文化史として非常に貴重な資料性の高い一冊なので是非!
前にお世話になった編集さんの書評も入ってるということでFB等で紹介されていたので、これは大変な一冊ということで読みたくなって頼みましたら、もう既に購入リストには入ってたとかで先日来ました。背表紙でこの厚さです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/17/0f/e85338bb1dd37917f1cffd9b966b51f8_s.jpg)
書評大全![](http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=izakayahaneus-22&l=as2&o=9&a=4385151105)
全読は無理なので、興味のあるところを拾い読みしてますが、面白いです。読みたい本がいっぱいありますが、遅読なのでなかなかだなあ。
ラフマニノフ自作自演の音源が残っているって凄いですねえ。
CD自体が傷んでいて音源も元々古いのもあってかなり聴きづらくはありましたが、これが作曲者本人の演奏かーと思いながら聴くのはなかなかなものがあります。
ライナーノーツを読むと、ラフマニノフは貴族の家柄のエリートだったので(経済的には苦労してるようですが)、共産主義のソビエト政権を嫌って1917年にパリに亡命した後は指揮者としてだけではなく名ピアニストとしても相当に活躍したそうで、欧州でその演奏会に触れた回想を日本人・野村光一氏が書いているのによると
「雲をつくような大入道で、実に大きな手をしており、オクターヴなどは普通の人の5度か6度くらいのかっこうで弾いた。したがってピアノの音が非常に強烈で、明確そのもので、低音部の和音などはまるで鋼鉄でもたたくような感じであった」
だそうです。(*「 」部分 上のCDのライナーノーツ(記・藁科雅美)より引用 )
ひゃあ、、、大入道ってそりゃまあ当時の日本人からすればロシアの人なんてみんな大きく見えちゃうとは思いますが、手の大きさはピアノの弾き方で分かるわけで、オクターブを楽々!!そりゃ凄いわ。
今回この部分を読むまで「大入道」なんてイメージはまったくなかったので驚きました。
こんな繊細でこんなメソメソしたセンチメンタルな曲を書いてるのにw
でも大きい手、長い指はピアノの演奏には素晴らしい特質ですよねー。
その昔、水島新司さんの「ドカベン」という野球マンガに出てくる殿馬君と言うキャラはとても小柄なんですが、天才的なリズム感を持っていて本人は小さい時はピアニストを目指していて十分な才能もあったのに、どうしても手が小さく指が短い。
そのために指の間の水かき部分を手術によって切ってまで伸ばしたとかゆー恐ろしい説明があるんですが(舞の海が背を誤魔化すために頭にシリコン入れたとかゆー現実があるのを思うと、そこまで思いつめる人がいてもおかしくはないが)、まあ現実にはそういうことをする人はいないと思うので…。
殿馬君は結局ピアニストの道を断念し、野球に打ち込むんだけども、その際にその天才的なリズム感が打法に役に立つというのが物語の流れでしたw
小柄で指が届かず苦労してる人から見ればラフマニノフのことが羨ましかろう。
(閑話休題)
そんなこんなで、なかなかレアな一枚を聴きました。二番、いいですよねえ~v演奏出来るのが楽しみです。
ちなみに県立図書館にリクエストした本は共同通信社の書評記事を一冊にまとめた三省堂から出ている本で「書評大全」というのなんですが、超高価なので図書館じゃないと厳しい。
(読みたい人は近所の図書館にリクエストしてください。)
文化史として非常に貴重な資料性の高い一冊なので是非!
前にお世話になった編集さんの書評も入ってるということでFB等で紹介されていたので、これは大変な一冊ということで読みたくなって頼みましたら、もう既に購入リストには入ってたとかで先日来ました。背表紙でこの厚さです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/17/0f/e85338bb1dd37917f1cffd9b966b51f8_s.jpg)
書評大全
全読は無理なので、興味のあるところを拾い読みしてますが、面白いです。読みたい本がいっぱいありますが、遅読なのでなかなかだなあ。