アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

ポリリズムとはなんぞや

2014年03月12日 | Weblog
実は今回の前プロ、個人的になかなかモチベーションが上がらない。
なんせブラームスが大好きなので、熱量が全然違ってくるのでいっそう。
ブラームスは4つある交響曲を何度でも演奏したいと思ってるくらい好きだ。何度聴いても好きだ。飽きない。
で、実はハイドンがまったく好きになれないのだった。いやいや交響曲の父ですよ、この人が数多くの交響曲を職人的に作りだしていかなくては後の人達だって出てこないわけで…となんとか自分を納得させようとするのだが、面白いかこれ?とか思ってしまう。
旋律で何か心に迫るものがないし、テクニックはいろいろ面白がらせようとしてるわけだけど、でも演奏者である自分がテクニックないからなあ(ダメじゃん)。
でも練習はしないと弾けないのでとてもジレンマである。

あと、現代曲。
弦楽器の人に「これはどこで出て来た選曲なんですか~?」と聴いたが(休んでいる間に決まっていたので)誰も把握してなかった。なんだか選曲案の二つに入ってたとかで役員の方で強力に推す方がいたのであろう。
管打の方達にはとても良い曲と思うので、弦楽器にとっては全然面白い曲ではないがそれはそれでいいんではないかと思う。
ただ、こないだの練習時、明日本番でもいいのではくらいかなり練習しておられる気配がした木管の皆様に比べて、ひょっとして初見っすかという金管の皆様の気配の温度差にちと驚いた。金管の方って初見強いんですね。
ファゴットのお二方の演奏が美しかったので見目も麗しいが音も麗しいと思ったり。
そんなこんな考えながら参加してると合奏練習はそれなりに楽しい。
幸い弦はそんなには難しくない。
一か所ポリリズムの箇所があって、リズム音痴には非常に大変だが、速いテンポなのであんまり「正確」とか言われなさそうでもある。←んなわけあるか~~いっ(一応自分突っ込み入れておきました。)

さてそのポリリズムとはなんぞや、と改めて調べてみた。

パヒュームの曲名である。

もとい、Wikiによると下記である。
(引用する)
≫ポリリズム(英語:polyrhythm)とは、声部によって拍の位置が異なること、またはそのようなリズムのことである。拍の一致しないリズムが同時に演奏されることにより、独特のリズム感が生まれる。世界各国の民族音楽にもみられる。
それぞれの声部の拍の長さがx:yであれば、xからみてy小節ごとに、またyからみてx小節ごとに、それぞれの拍が一致するのが普通である。(倍数)
例えば3/4拍子と何か別の拍子を組み合わせる時、分子の倍数小節で拍が一致することになる。なので組み合わせとしてはもう1つが4/4拍子の場合、分子の最小公倍数は「3×4」となり互いに12拍目で一致するので、「3/4拍子を4小節+4/4拍子を3小節」と組み合わせて同時進行すれば互いに「12/4拍目」で一致し1つのポリリズムとなる。
他には7/8拍子と4/4拍子(=8/8拍子)を組み合わせる場合、分子の最小公倍数は7×8=56となり互いに56拍目(※)で一致するので、「7/8拍子を8小節+4/4拍子を7小節」と組み合わせれば1つのポリリズムとなる。
(※4/4拍子=8/8拍子なので前述の「8分音符での56拍目」を1/2すると「4分音符での28拍目」になり、4/4拍子の28拍目に置き換えると4/4拍子の7小節分である。拍子の分母が異なる場合は、より細かい音符の方に合わせて計算する。分母の大きさは4分音符>8分音符>16分音符>32分音符…である。)
複数の拍子を組み合わせているが、どの拍子でリズムを取ってもその複数の拍子の共通点となる拍がある。演奏には正確なリズム感が必要とされる。≪

一小節単位で考えてはいかんのだ。なので、弦楽器は拍子が変わっても八分音符の音形はそのまま行く。そのまま行くのはさほど難しくはないのだけど、小節線に目を取られると??となるからそこは無視してそのままきちんと音取っていくこと。
確かこういうのは前にもやったことがあった、マーラーあたりではなかったかと調べたら、やはりマーラーが多用してたとかで、うちでは「巨人」をやった時に経験がある。
その際E原先生は右手で三拍子を左手で二拍子を叩けるか?と全員にやらせたことがあった(私は頭が不器用なので出来ません…)←記憶力悪いわりにこういうことはよく覚えている。

今回S先生はポリリズムを両手でさも簡単そうに叩いて見せて下さったがあまりに苦もなくなさるんで、プロは違うなあと思ったことでしたよ…
頭の出来が違う。
ちなみにポリリズムで検索して出てくる上の説明の下にはちゃんと今回の曲も使用例で挙がっている。

現代曲にまったく興味がなかったんで今回初めて聴いたが、なんか「火の鳥」っぽいかなーとか思っていたら好きでよく聴いておられたらしい。いろんな影響が入るのは表現者として当たり前なのでそこは別にいいんだけど、そうかやっぱりそうか、とは思ってしまった。
あと、私は近代文学専攻だったから実はお父さんである芥川龍之介の方が好きなのである。芥川の三男であられたかーと思うと、ちょっとだけモチベーションが上がる。
いや全然関係ないのは関係ないが。
芥川の生涯を描いたマンガがあって、とてもよい作品なのでついでに紹介しておく。

えへん、龍之介。 (KCデラックス)


芥川は存命時から高評価を受け人気作家だった。
文学者の生活を描き出した作品で、これは近代文学専攻の学生なんかも読むといいです。漫画家さんって凄いなあと思う。
前橋の朔太郎も少し交流があったらしくちょっとだけ登場してます。