アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

先回(10月26日)の練習

2011年10月27日 | Weblog
ブラ4の丁寧な練習。
やりたい個所がたくさんある!というSY先生の言葉に(そりゃそうだろうなあ…)と内心頷きつつ、今仕事が忙しくて若干へたばり気味に参加。
実は先週の金曜日、本社で全社的なイベントがあって、遠路はるばる半分社内旅行で某所まで出かけてホテルに一泊して土曜日の夕方帰ってきたのでした。
滅多に顔を合わさない他県の営業所の人達や本社の人達とも顔合わせしてちょこっと観光もしたりしてそれなりに楽しく過ごしたのですが、なんせ疲れた。

日曜の午後はどーっと爆睡してたのでしたが、いまだ疲れとれず。
普段出不精にしてるんで貸切バスの長時間移動なんてもうホントに疲れちゃって疲れちゃって。しかも今週土曜は仕事で、その夜は強化練習、日曜も朝から強化練習…となると私は身体が持つのだろうか~。
どこかで休みをとっちゃおうかと思わなくもないのだけど、職場の人も疲れてるのは一緒だし(でも土日がオケ練習なのは私だけだけどもなw)。
幸い11月3日は休みだからなんとかそこまで持たせねば。
次の12日の土曜も鎌倉まで一泊で遊びに出ようという友人のお誘いがあり、私ばかり週末に出かけてしまうので夫からもブーイングが。。。はあ、別に仕事は嫌いじゃないけど休みは欲しい。。。

1楽章から3楽章までさーっと通して3から丁寧に通し直し。
難しいっ!難しいよ、3楽章!
ストバイだけ難しいかと思っていたら(被害妄想)、気が付くと管楽器だって他の弦楽器だって難しいのだった。
4楽章はさらに難しくて、パッサカリアってそもそもなんだよ、と若干キレ気味に思ったり。でもチェロパートの美しい音が聞こえてくるとそれだけでなんだか幸せになったり。チェロの旋律のたびになんかふわ~っと嬉しくなってニヤニヤ弾いちゃうので前で見てると不気味かもしらん…

4楽章最初の方の、木管の6連符で動くとこ、難しそうです~。うちの木管の方達の技量をもってすればもう少しすればきっといい感じになるに決まってるけど、でも難しそう。

昨日やったのは全体の音量のバランス。お互いの音を聴き合うこと、自分がどの役割なのか理解してどのくらい出すべきなのか理解すること。
そうすれば多少人数の変動が出てもつかめる筈。
ベースが本番では6人になると聞いてSY先生はちっとばかし驚いていらした。
アマオケは本番でトラを入れるから本番直前まで全員が揃わないというのはあるんだけど、うちはアマオケとしてはトラが比較的少ない方だと思うのだけど、でもパートの本番人数についてはもう少し事前に指揮者にも打診しといたほうが良いのでは。。。まあ、私ごときが言うことじゃないけど;

しんどかったけど、要求されることが明確なので、それが今は出来ても出来なくても本番までにはどげんかせんといかん、と思いつつ楽しんでおりました。
色々考えさせられるのは本当に面白い。

先回(10月19日)の練習

2011年10月24日 | Weblog
先回の練習は「未完成」とブラ4の1楽章の丁寧な練習。
しまった、「未完成」ほとんどさらってこなかったよ…と思いつつ参加;
なんせブラームスブラームスと言ってるもんで、、そんでやっぱ「未完成」はもうひといき好きになれない、いかんな~。

ブラームスが今世に生きていたら彼が指揮するコンサート聴きに行って、楽屋押しかけて握手してもらって一緒に写真撮ってサイン貰いたいくらい好きだ(単なるミーハーか;)あんな怖いひげ面のおじさんがこんな美しい濃密な曲、いぶし銀のような、熟成したワインのような曲を書いちゃうんだものなあ…
特に4つの交響曲はどれも本当に好きなので、ついこっちをなんとか少しでも自分の中で良いものにしたくて。
シューベルトの「未完成」もいい曲なんですけど、この曲が今世まで残ってる理由は2楽章で中断されてしまったことにこそ、むしろ何か作曲家への物語を感じたりしてるせいもあるのでは。。。。この中途感が若くして亡くなった作曲家の生き急いだ才能の片鱗を煌めかせるのかも。
私はどっちかというとシューベルトは歌曲の人だと思っているので(いや、まあ歌曲も大して聞いてないのですが;)
実は子供の頃すっごく好きでよく歌っていた「菩提樹」がシューベルトの作曲だったと知った時にはちょっと驚いたのでした。いい曲ですよ、「菩提樹」は。あと「魔王」とかも好きなので、この作曲家には私は交響曲よりは歌曲の方が魅力を感じるのでした。
しかし個人的な好き嫌いをいつまでも言っていないでなんとかしていかねばなりません;

SY先生にしてもS先生にしてもアマオケの我々に対しての練習はまずは大きな曲全体のイメージや流れの構築から入って、徐々に仕上げへと細かい部分への削り出しにかかるという感じです。
指揮者が違うとこの持って行き方がだいぶ違うんで、面白いなあ~~と思いながらいつも参加しております。どっちがいいとか悪いとか言いたいのではなく、違うから面白いし興味深いというだけのことなのですが。
なんとなく彫刻とかの方法の違いを想像するのです。
大きな木の固まりをざくざくと彫って輪郭を大きく彫りきって、そこからさらに細やかに表情を削って彩色する方法や、先に針金で芯を作ってそこに肉付けを大きく付けてさらにそこから細かく削って彩色する方法などが美術品でもいろいろありますけど、音楽にもそういう作り方の違いがあるのだな、と思ったりするわけです。

今は大きな肉付けまでおおよそついてきたので、細かい削る作業にかかっていて、それでどれだけ作品から全体の良い雰囲気、細かい表情が出せるか、美しい彩色が乗るか、などの段階に入ってきたように思います。
そういうのをイメージしているとけっこう楽しいです。

構築なので、ちぐはぐでなかなかはまっていかない寄席木細工を想像したりします。
部分的にスムーズに入って行かないのはなぜだ?どこかが出っ張りすぎて入るべき治まるべきところに入らないパートがあるから?
ここはすっと滑るように入れ込まれる、でもここはちょっと無理やり力づくで入れないと入らない、滑りが悪いのはフレーズの流れを押し戻すテンポ感に乗ってないパートがあるから?など想像してみます。
自分がこの曲の全体像の中でどの部分なのか、絵でみればどこの部分?彫刻ならどの部分?そうしたことを理解してそれにふさわしい音量やテンポ、アゴーギクを感じ取ること、そういうのを意識して弾けたら非常に面白い。
それには周囲の音を常に聴くこと、自分がそれに対してどう出ていくか常に意識することが必要なんだろうな~、なかなか弾くことにいっぱいで出来ないけどw
スコア見ながら曲聴いたり、時間作って出来るだけやりたいですね。
難しいことは分からないけど、まずは指揮をよく見て要求を感じ取ってそれに応えるにはどういうテクニックが要るのか考えて、できないことはどうやったら出来るか練習の仕方を考えること。

やみくもに楽譜に向かってもなかなかなので、何を意識して練習するかを考えてそこから練習する時期にきたようです。


先々回(10月12日)の練習

2011年10月20日 | Weblog
先々回の練習は「魔笛」の丁寧な練習。
かなり細かいところを捕まりました。
白状すると前プロの練習、個人練習ではほとんどやれてないです;
なんせブラームスが難しいので少ない時間をそっちに充ててしまう。
こないだ先回の定期演奏会のビデオ見たら「もうちっと前プロもちゃんとやらないと;」と自己反省したばっかりなんですけど、でもねえ…
そんなこんなで細かく捕まると、自分がいかに雑な演奏をしているのかと。

ストバイだと、例えば速い弓の後さっと丁寧な音色を出すゆっくりの弓遣いを要求されるフレーズで、かなり意識してゆっくりのテンポでどうにかできるかできないかという部分をインテンポに戻すと、やっぱり速い弓の動きにつられる;
難しいっす!
弦楽器的に一見指がいかに速く回るかというのが問題なような気がしますが、本当は弓使いの方がずっと難しい。
あー、やっぱ意識が足りん、練習が足りん・・・・

この回の練習では木管の方達はどこだったかな、「タンギング」を使い分けてと要求されていました。他人事ながら(おい;)うひゃあ…と思いつつ
中学校の時ブラスでE♭クラリネットを吹いていたので遠い昔とはいえ管楽器経験者なので、タンギングもちょびっとだけ分かります。
それをフレーズによって使い分けてというのは、つまりは弦楽器で言えば弓の使い方を使い分けて、というのと同じかな…
多分大きくは使い分けているのだろうと思うのだけど、私らが指摘されたように、もっと細かい部分で意識してそのフレーズが要求する音にするためのテクニックの使い分けをおっしゃっているのだろうと思いました。

魔笛序曲はけっこう演奏会でもやったことある人も多いでしょうし、音はもう並んでいるわけですが、細かいとこはまだまだ、というのをしみじみ実感した練習でした。

セカンドは例のアレグロの出だしでかなり捕まりますが、これはもうよく捕まる箇所なので、私もセカンドの時にはさんざん捕まったのを覚えています。
演奏会用メジャープログラムでセカンドが一番緊張する、音量ピアノ、飛ばし弓でセカンドパートソロという条件が揃うフレーズ。
魔笛序曲か運命一楽章か、どっちが厳しいか、、というとこでしょう;
ストバイも同じ形でいきますがセカンドの方がより難しい。
ここはもうこの部分だけは楽譜を覚えてトップと指揮をよく見て、合わせることを一番にして、ただしあまり弓を飛ばそう飛ばそうと思いすぎないで、緊張するなと言われても難しいですができるだけリラックスして体の余計な力を抜いて弾けるといいですよね。
(いやほんとにこんだけ書いてても自分もそうそうできませんが;)

この回の練習もほんとにいろいろ身に染みたので感想書こうと思っていたのだけど、仕事が忙しくてややへたばっていたもので今頃です;
緊張はしますが、こういう練習は本当に楽しいですね!

先回(10月2日)の練習

2011年10月09日 | Weblog
涼しくなって今が一番いい季節。
家の庭の金木犀も満開になり、良い香りです。秋は良いですねえ。

先回の練習はブラ4の3、4楽章と未完成の細かい練習。
3楽章も細かく細かく止めてパートごとにつかまりながら、でした。
パートで捕まって弾かされるとゆっくりのテンポでも弾けてないとこがもろわかりで厳しいので、けっこう緊張です。
音を普通に並べる段階は過ぎてるわけですが、3と4は並べるだけでも大変なのです。
だけど、まったくまだまだなとこは、今回は見逃してやるぜ!的な扱いなので、実際に捕まるのは音はほぼ並んでいるみたいだからもっとこういうとこを気を付けて、という部分なのです。
そうやって弾いてみると音の方向性や楽譜に書いてある指示を生半可にしか意識してないことがよく分かります。
ただ並べるだけではなく、ちゃんと細かいとこに意識を張ってやらねばね、と。
なかなか難しいですが。