アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

文学と音楽の・・

2010年10月07日 | Weblog
私が群馬に越してきたのは今から約14年前になります。
都内に勤務していた夫が遠距離通勤を決めて、新潟に住む老齢の母と同居することにし家を建てたのでした。私はもともと田舎育ちだから都内の狭いマンション住まいより田舎でのびのび一軒家に住みたかったし、義母は一緒に生活するには相性のいい相手だったので。
年末に引っ越して車の免許を取ってさて次は・・とやったのがアマオケ探し。
大学オケで初心で始めて少しかじったものの卒業後はずっとマンションだったのでほとんど触らなかった楽器を改めてやりたい、と思っていたのでした。
それで見つけたのが群馬シティフィル。
入ってみてから感じたのが、地元のプロオケである群馬交響楽団の大きな存在でした。
トレーナーである風岡先生始め定期演奏会にトラとして参加下さる各先生。
個人で先生方に指導を受けて育った団員もいれば、現在も教わってる人もいる。
さらにはいらっしゃるお客様の層の確かさ。
毎回毎回アマオケの定期演奏会にも関わらずかなりな人数が来て下さり、群馬県というのは文化的にレベルの高い県なのだなあ・・と思ったものでした。
優れた詩人や作家を多く輩出している県でもあり、文学と音楽の都ということを改めて感じたのでした。一方でスポーツにも強いし、本当に素晴らしいと思います。
こっちに越してきて良かったな~~vvと終の棲家になる土地を非常に気に入ったのでした。

その群馬交響楽団の苦境・・・少しでも力になれると良いのですが!
自分自身もなかなか足を運べないのですが、演奏会に足を運ぶとかもっとやらないといけませんね;

実を言うと私は大学での専攻は近代文学だったので、卒論も萩原朔太郎でした。
当時はまさか自分が朔ちゃん(と呼んでいた)の地元・前橋市近くに住むことになるとは思ってもいなかった。越してきて敷島公園を歩いた時には、ここが朔ちゃんが詩作に耽りながら散策したところかーーー!と感慨深かったです。
(私は研究者には向かないのでまあ思っただけで、改めて朔太郎研究をしようとは思わなかったけど。ゼミの教授も朔太郎研究の方だったりするのにもうすっかり縁も切れてるしw)

群馬交響楽団は地方のオーケストラの草分けであり、詩を愛し、音楽を愛する群馬県の宝である存在だと思います。
こちらをお読みになる皆さまにも是非、群馬交響楽団の苦境を知って頂き、支援の輪を広げていくことにご協力頂ければと思います。

群馬交響楽団の苦境

2010年10月07日 | Weblog
まずはasahi.comのこの記事を。
http://mytown.asahi.com/areanews/gunma/TKY201008230433.html

一部引用します。

≫65年の歴史を持つ群馬交響楽団(群響)が、苦境にあえいでいる。運営は補助金が頼りだが、国も地方も懐具合は厳しい。団員の給与を削減するとともに、県外公演を増やして収入増を図るなど生き残りの道を探っている。
苦境の主な原因は、国の補助金削減だ。「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ですら、補助金に頼っているのに……」。群響の五十嵐靖男常務理事は嘆く。
群響の収入の6割は国や自治体からの補助金。うち国の補助金は2009年度決算では9940万円と総収入の13%を占めている。
だが、昨年の政府の事業仕分けで、国費による地域の芸術振興事業は(1)効果が不明確(2)地方でやるべきだ――などとして大幅削減に。今年度の群響への補助金(内示額ベース)は、09年度の1億540万円より1710万円(16%)減らされた。
国はオーケストラの公演などを対象にした補助金を3年間で半減させる方針で、群響への補助金も5千万円程度に減る見込み。この先2年間は例年より退職金の負担が重くなるといい、群響は危機感を募らせている。 ≪

上の記事は今年の8月でした;ぼんやりしてる間になんということ!
おかしい、確か昨年末事業仕分けによる予算削減の動きにネット上で署名活動をしていてその反響が効果があったはずなのに・・と思って日記を探したらば
(昨年12月の日記より)
≫『閣議決定された平成22年度予算案の中で、事業仕分けの対象になった「子どものための優れた舞台芸術体験事業」は、総額で49億円と当初の予定通り満額で計上されました。仕分け人からは辛辣なコメントも出ましたが、財務省は「仕分け以降、多くの意見が寄せられ、必要な事業と認識した」とコメントし、全国からのメールなどによる意見が大きく影響した事を示唆しました。「芸術創造活動特別推進事業助成金」(定期演奏会などに対する補助)は多少減額される可能性もありますが、全国の子供たちがこれからもオーケストラの生演奏に親しむ機会が保たれた事は、大いに評価できます。』といったことになったようです。≪<≪

そうかこの時の
≫「芸術創造活動特別推進事業助成金」(定期演奏会などに対する補助)は多少減額される可能性もありますが≪

これか。結局「多少減額」の多少はまったく多少どころの話ではないらしい;
それもこれも先が見えない不況のせい・・。
こういう時に真っ先に文化的事業にかける予算を減らすというのは本当にやるせない。
ネット上でこの動きに対して何か署名活動等はないのか?と探したが特に見当たらない。(ご存知の方はお知らせくださいまし…vff21101@nifty.com)

うちのオケでは先週団長からこの話があって署名用紙が回っている。私も昨日署名した。なんとかならんのかなあ、ほんとに。