雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森(第3) 32 小松左京さん『首都消失』徳間文庫、1986年 20210815

2021年08月15日 16時21分45秒 | 雨宮日誌
本と映像の森(第3) 32 小松左京さん『首都消失』徳間文庫、1986年 20210815


 小松左京さんの長編SFのひとつ。徳間文庫版では上下2冊。


 S重工業企画総務課長・浅倉を主人公に物語は進行し始める。名古屋に出張していた浅倉は朝一の新幹線で東京本社へ向かう。

 ところが、新幹線がと浜松で止まってしまい、あらゆる東京からの放送もストップしてしまう。


 浜松駅で旧友の自衛隊員・佐久間に再会した浅倉は、佐久間の車に同乗して東へ向かう。


 そこで浅倉が遭遇したのは東京を周囲半径30k、高さ1000mで包む謎の雲だった。


 全体としては悪くはないのだが、どうみても中断していて、解決というより解明はできていないと思う。


 以下は、目次。


 上巻


  第1章 霧の朝
  第2章 ブラックアウト
  第3章 白い壁
  第4章 熱い空白
  第5章 危機の分水嶺
  第6章 大いなる混沌
  第7章 暗い渦


 下巻


  第8章 臨時政府
  第9章 “雲”と風
  第10章 黒い冬
  第11章 惨禍と再建