雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 145 R・カーソン『沈黙の春』新潮文庫、<再録20120430>

2018年06月13日 22時41分22秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 145 R・カーソン『沈黙の春』新潮文庫、<再録20120430>

「2012年04月30日 05時47分19秒 | 本と映像の森
本と映像の森 200 レイチェル・カーソンさん著『沈黙の春』新潮文庫、1974年

 記念すべき「本と映像の森 200」を何で飾ろうかと思ったとき、やはり、今、「3・11から1年1ヶ月ちょっと」経った時期には、この本しかないだろうと思って、取り上げました。

 なぜなら、今、放射性物質の「生物濃縮」が現実の恐怖として語られているとき、50年前に、初めて、化学物質(農薬)の生物濃縮を語った本だからです。

 原著「サイレント・スプリング」がアメリカで出版されたのは1962年、つまり今年から数えて、ちょうど50年前です。

 この本を読んでない人の中には、「反農薬」「農薬撲滅」の本と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、カーソンさんは、そんな「農薬メーカー廃止」の主張はしていません。

 カーソンさんが主張しているのは、自然や生命を損ねるような、農薬の過剰使用を抑制しようということです。農薬は、個別の作物と、個別の被害に対して使用するべきで、軒並み、まるで空からの空爆のような、十把一絡げにした「農薬の絨毯爆撃」は止めましょうと、いうことだけです。

 カーソンさんは、科学で明らかになった事実から、著作の全体を組み立てています。 

 その選んだ事実と、その組み立て方が、あまりにも適切だったので、この英語の本「沈黙の春」は、アメリカで、すごい賛同と、すごい反動を起こし、時代を映す本になりました。

 目次を、以下、紹介します。

 1、明日のための寓話

 2、負担は耐えねばならぬ

 3、死の霊薬

 4、地表の水、地底の海

 5、土壌の世界

 6、みどりの地表

 7、何のための大破壊?

 8、そして、鳥は鳴かず

 9、死の川

 10、空からの一斉爆撃

 11、ボルジア家の夢をこえて

 12、人間の代価

 13、狭き窓より

 14、4人にひとり

 15、自然は逆襲する

 16、迫り来る雪崩

 17、別の道

 さて、原発事故と放射能で汚染された日本列島、それでも、まだ原発を「再稼働」させたい人たち、そういう人たちと、対話して、「別の道」を探求したいと思います。

 別の道は、見つかるでしょうか?

 見つからなければ、人類の未来は袋小路で、人類は「絶滅への道」を歩いていると言うことに、なります。

 いまのぼくは、どっちとも判断できません。

 則子さんと一緒に「別の道」を歩きたいのですが、それが、まだ、さだかではありません。

 夢の中で、ぼんやりと、その道が見えたような気がしますが。」

 


雨宮日記 6月13日(水) 2018年平和行進ビデオ(第3弾)完成

2018年06月13日 22時30分55秒 | 雨宮日誌


 雨宮日記 6月13日(水) 2018年平和行進ビデオ(第3弾)完成

 ビデオ編集を週X日くらいはやりたいのだが、うまく日が合わず。撮影した動画がたまっていく……。

 今日は「2018年平和行進ビデオ」の第3弾「原水爆禁止2018平和行進 静岡県内速報版 5月19日熱海~31日湖西」を完成。6分14秒。

 Nさんと「ちらし折り込み」と「新聞電子版」の話で盛り上がる。