雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

世界古代史 1万1千年前、人類最古の祭祀遺跡「ギョベックリ・テペ」

2011年11月02日 06時28分38秒 | 日本と世界の古代史・遺跡・遺物
世界古代史 1万1千年前、人類最古の祭祀遺跡「ギョベックリ・テペ」
 
 科学雑誌『ニュートン』の10月号が「太陽」特集なので買ったら、125ページに、こういう記事がありました。

 トルコ南東の、シリアとの国境にも近い遺跡「ギョベックリ・テペ」の発掘で、地中から「エンクロージャー」と命名された丸い遺跡がいくつも、石の立石で丸く囲った、まるで「ストーンヘンジ」のような遺構が掘り出されました。

 というより、立石は、まるでA・C・クラークさんの小説で、S・キューブリック監督さんが映画にした『2001年宇宙の旅』に出てきた「モノリス」のような…。

 この立石には、虫や動物のような生物が刻まれています。

 イギリスの巨石文化「ストーンヘンジ」は5千年くらい前ですから、それをかなりさかのぼって、年代は1万1千年くらい前で、つまり中東で農業が始まる直前で、しかも単一の集団ではなく複数の集団が利用していたようです。

 記事では、農業が始まり技術が高まったことで、新しい文明が始まったのではなくて、むしろ逆で、新しい精神文明が始まったことで、農業が可能になったのではないか?としています。

 この遺跡は8千年前に突然、廃絶しています。どこかへ行ったのか、それとも。滅んだのか?