雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 11月6日(日)夜 「夕陽の帝国」で生きるとは…

2011年11月07日 05時27分33秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月6日(日)夜 「夕陽の帝国」で生きるとは…

 自分の部屋を、則子さんに「1日1袋」と公約してゴミを片付けていると,昔、買った森山良子さん(歌手)のCDが出てきました。これはこのなかの「さとうきびばたけ」が聞きたくて買ったのだと思います。
 
 聞いてみると、なかに「歌ってよ夕陽の歌を」があり「歌ってよ 夕陽の歌を 歌ってよ 心優しく」と歌っていました。

 「夕陽の歌」という言葉が心に染みるので考えてみたら、今、2011年の日本は「夕陽の時代」「たそがれの時代」なのではと思いました。

 「日本」は元々、東アジアでは「日出ずる国」ですが、最近はどうも「日没の国」になったようです。

 60年前、日本は戦争で負けて社会が崩壊し、そこから復興したはずなのに、その戦後に,共同体と絆が崩壊し、さらに原発事故で福島県の社会は崩壊、さらにこれからTPP協定で農業が崩壊し,日本は夜になっていくのでしょうね。

 いまTPP協定に「参加したい」という意見を聞くと、まるで太平洋戦争の開戦の時と同じような感じです。

 いわく「このままではじりひんだ」「やってみなければわからない」「バスに乗り遅れる(当時は1941年夏にドイツ軍がソ連に攻め込んだばかりでした)」。

 ぼくは「敗戦」から「復興」したというのが何か、勘違いのように思います。敗戦して戦後のアメリカとの従属関係をそのままにして「復興」ということがありえるのでしょうか。アメリカからの「従属」から「自立」して初めて復興と言うことが言えるでしょう。

 福島原発事故からの復興というなら、原発からの交付金に依存した,従属した自治体財政を解消してこそ、復興と言えると思います。

 お金ってコワイですよね。

 日本の農業や農民をつぶしても、工業で儲けたお金で世界の農産物がお金で買えると思っているのでしょうね。

 もう日本の農業は瀕死だというなら、その瀕死の病人を手厚く看護するのではなくて、真冬の寒風に放り出して「競争に勝ち抜け」と言うような、あこぎな行為はやめましょう。

 夕陽の帝国、たそがれの日本で、心が凍え死んでしまわないように、お互いに暖め合って、生きていきたいと思います。

   ☆

 深夜に車を運転して、午前4時頃、浜松芸術文化大学の北を通ったら、道路の横の電柱に、かっこいいスポーツカーがぶつかって電柱を斜めにしていました。居眠り運転でしょうか。

 眠たいときには、道路の横に車を止めてすこし仮眠するか、甘いコーヒーを飲んだりします。ぼくは車に、「ブラックミント」を常備していて、眠くなるときはそれを3粒嘗めています。

 基本は夜中の運転は、その前の夜に、必要な睡眠を取るということですね。無理をしないで、体力を付けて、必要な事態に備えるというのことは、個人でも、国でも同じだろうと思いますが。