馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

ミツバチ便り。「やはり野に置けレンゲソウ」

2015年04月22日 | 昆虫・ミツバチ
不順な天候もやっと安定し、春、春、春・・・・・になりました。我がミツバチたちは元気ハツラツ、羽音も1週間前とは違い勢いがあります。今は女王蜂が毎日数百個~1千個もの卵を産み続けます。約3週間で孵化して働きバチが誕生します。働きバチは全て雌です。雄蜂は無精卵から産まれます。雄蜂は働きバチより沢山の餌をもらい働きバチより大きくなります。かと言って特別に仕事があるわけではなく、ぐうたらな毎日を送るだけです。その為か雄蜂=ドローン(drone)は「なまけもの」「ぐうたら」などの意味に使われます。今話題の「ドローン」も「雄蜂」から来ていますが、TVのコメンテーターの解説では「雄蜂に(形状)が似ているから・・」とのお説のようですが、ドローンのモーター音と羽音が似ているから、と云うのが本当のように思うのですが・・・・?オスプレイ(Osprey)は猛禽類の「ミサゴ」だそうですが、これも形状ではなく空中に静止するホバリング飛行を行った後に急降下し、水面近くで脚を伸ばし両足で獲物を捕らえる飛行形態の類似からの命名です。
  
巣箱を置いている農家さんの庭から500mほど離れた農家さんの畑にはレンゲが満開です。今年は特にレンゲを刈り込まないように残してくれました。勿論、我がミツバチたちが競って飛来して蜜を集めています。レンゲはアカシヤ、ミカン、インゴ、クローバー、・・・などの花ともども重要な蜜源植物です。そして、レンゲのハチミツは特に人気があります。昨年、当ブログは初体験のためこの貴重な「レンゲ蜜」をホイホイと配ってしまい、早々に消費してしまいました。そのこともあり今年は「一升ビンで買うから・・」と予約までする人が出てくる始末です。

当ブログの子供の頃は大阪市内でもレンゲ畑が点在していました。小学校の「りか」の教科書にはレンゲは畑の肥料になる、と云うことが書かれていました。中学の「理科」では更に「根瘤菌」と云う言葉が出てきて「窒素肥料」などのお勉強をした記憶があります。
◎ レンゲの花言葉・・・感化、心が和らぐ(苦しみを和らげる)、あなたは幸福、あなたの幸福
◎ レンゲの語源:正式な名称はゲンゲ(紫雲英 / 翹揺)。別名のレンゲソウ(蓮華草)。語源には諸説があります。ゲンゲについても分からないのが  本当だと思いますが、有力な説としては、ゲンゲが中国から日本に入ってきたときの漢字名「翹揺(ぎょうよう)」の日本語読みと云う説があります。
  レンゲについても同じで諸説がありよく分からないのが本当のようです。一説にはゲンゲが可憐な花には似つかわしくない「濁音」を嫌って「レンゲ」としたとも言われています。一般的には花の印象をハスの花に擬えたものという説や、花の様子を蓮華座(仏のすわる座)に擬えたものという説があります。
チョッと変わった「レンゲ」説を紹介します。中華料理で使用する「匙」を「レンゲ」と云います。この「匙」のレンゲの形状がレンゲの花弁の形状に似ていることから「レンゲ」となったと言う説があります。
◎ 「やはり野に置け レンゲ草」
  「続近世奇人伝」(三熊花顛)に「手に取るなやはり野に置け蓮華草」と云う話があるそうです。播磨の俳人、滝野瓢水が、遊女を身請けしようとした友人を諌め「手に取るなやはり野に置け蓮華草」と詠んだそうです。教科書的には「野原で咲いているからこそレンゲソウは美しいのであって、摘んで観賞するものではない。そのものにふさわしい環境に置くのがよいというたとえ。」なのだろうが、・・・・・・。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿