今年も残すところあと1日になりました、とテレビ・ラジオでヤケに慌しさを煽り立てますが、当方としては別段普段と何も変わることのない毎日です。強いて困ることといえば、帰省ラッシュで高速道路が混むので気休めのドライブができないこと。また、テレビの番組が特番とかいうクソ面白くもないものばかりになってしまうことです。
年末年始の1週間をどのように過ごすか考えた挙句、仕方なしに本でも読んで過ごすか・・・・。という事で、阪急梅田の古本屋街・かっぱ横丁を覗いてみました。ここしばらく「断・捨・離」でもないが本をできるだけ買わないよう心がけています。が、馴染みの古書店で物色しているとダンボールぎっしりと詰め込まれた資料を見つけました。その資料は戦後も間もない頃の「徳島県那賀郡木頭村」の民俗調査のもののようで、現地での聞き取り調査をした時の手書きのノートや地図、スケッチ、また黒白の写真などが貼り付けたノート。また、ガリ版スリの調査報告書・・・・。阪神間にある私立の名門大学のその世界では有名だった社会民俗学者のフィールドノートのようです。この木頭村から高知県にかけの四国山地は、現代化の社会から隔絶された処でつい最近まで近世の山村生活が維持されていて、昭和の40年代まで焼畑農業が行われていたところです。
馴染みの店主が「要るのなら持っていけョ」と言います。3年前に大量に持っていた「農村民俗資料」を処分したので、まあ未整理の紙クズを持ち込めば元の木阿弥になってしまうし・・。店主が「置いていても邪魔になるだけで、捨ててしまう」と言う。如何にも勿体ないし・・・、と逡巡していると「家に送るからサ。要らなきゃそちらで処分してよ」と言う。今日30日、宅急便だと明日の午前中に着くらしい。どなたのブログか定かでないのですが、「断捨離」はストレスになるという意味のことを書かれていました。確かに。「断捨離」は手段であって目的ではないのです。この頃、手段の目的化が多くなって世の中がおかしくなっています。手段が目的になることを「変態」と呼ぶそうです。世の中「変態」に満ち溢れているようです。当ブログもその1人か?と苦笑いしかありません。丸善・ジュンク堂に寄りました。「断捨離」の呪縛が解けたのか久々にここ1週間分の本を購入しました。
「ミツバチの会議」トーマス・D・シーリー著 築地書館自然科学に興味のある人だけではなく企業経営関係者にも話題の本だそうです。
「昆虫未来学」 藤崎憲治著 新潮選書
「ミツバチの不足と日本農業のこれから」 吉田忠晴著 飛鳥新社
「風の中のマリア」 百田尚樹 講談社
「日本の珍地名」 竹内正浩 文春新書
「大本営参謀は戦後何と戦ったのか」 有馬哲夫 新潮新書
これで何とか年末年始を退屈しなくて過ごせそうです。
年末年始の1週間をどのように過ごすか考えた挙句、仕方なしに本でも読んで過ごすか・・・・。という事で、阪急梅田の古本屋街・かっぱ横丁を覗いてみました。ここしばらく「断・捨・離」でもないが本をできるだけ買わないよう心がけています。が、馴染みの古書店で物色しているとダンボールぎっしりと詰め込まれた資料を見つけました。その資料は戦後も間もない頃の「徳島県那賀郡木頭村」の民俗調査のもののようで、現地での聞き取り調査をした時の手書きのノートや地図、スケッチ、また黒白の写真などが貼り付けたノート。また、ガリ版スリの調査報告書・・・・。阪神間にある私立の名門大学のその世界では有名だった社会民俗学者のフィールドノートのようです。この木頭村から高知県にかけの四国山地は、現代化の社会から隔絶された処でつい最近まで近世の山村生活が維持されていて、昭和の40年代まで焼畑農業が行われていたところです。
馴染みの店主が「要るのなら持っていけョ」と言います。3年前に大量に持っていた「農村民俗資料」を処分したので、まあ未整理の紙クズを持ち込めば元の木阿弥になってしまうし・・。店主が「置いていても邪魔になるだけで、捨ててしまう」と言う。如何にも勿体ないし・・・、と逡巡していると「家に送るからサ。要らなきゃそちらで処分してよ」と言う。今日30日、宅急便だと明日の午前中に着くらしい。どなたのブログか定かでないのですが、「断捨離」はストレスになるという意味のことを書かれていました。確かに。「断捨離」は手段であって目的ではないのです。この頃、手段の目的化が多くなって世の中がおかしくなっています。手段が目的になることを「変態」と呼ぶそうです。世の中「変態」に満ち溢れているようです。当ブログもその1人か?と苦笑いしかありません。丸善・ジュンク堂に寄りました。「断捨離」の呪縛が解けたのか久々にここ1週間分の本を購入しました。
「ミツバチの会議」トーマス・D・シーリー著 築地書館自然科学に興味のある人だけではなく企業経営関係者にも話題の本だそうです。
「昆虫未来学」 藤崎憲治著 新潮選書
「ミツバチの不足と日本農業のこれから」 吉田忠晴著 飛鳥新社
「風の中のマリア」 百田尚樹 講談社
「日本の珍地名」 竹内正浩 文春新書
「大本営参謀は戦後何と戦ったのか」 有馬哲夫 新潮新書
これで何とか年末年始を退屈しなくて過ごせそうです。