馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

祝!中村重雄君快気祝い

2010年07月23日 | 日記
「食道ヘルニア」で「食道」が破裂して入院、その後自宅療養していた中村重雄君が無事完治しました。

それを祝して「快気祝い」を千日前「ミューヘン」で行いました。
僕以外の4名は中学時代からの親友で、大学、社会人になってからも親しい付き合いが続くそうです。
 中村君の奥さんとの馴初めにも関わったそうです。それぞれ「恋」もあり「酒」での武勇伝もあり、共に連れ立った「青春グラフティー」です。

 何はともあれ「よかった!よかった!」

「葛の葉」さんに大接近。

2010年07月21日 | 日記
 当ブログは「今高3年4組」の同窓生を念頭にしています。
今年のゴールデンウィーク頃からアクセスが急増し出しました。多い日には1000件を超えた日もあります。1年近く「ウダ話し」を書いていますと、「文字検索」に引っかかる「単語」も多くなったためだと思います。
 ブログ開設1年を機に当ブログを「閉鎖」しようかと思い1週間ほど投稿を止めていますと「病気でもしたか?」と心配してくれる人もあり、何となく続けています。
基本的に「3年4組」の方が対象ですから「コメント」もその周辺の方からだけに制限しています。関係者以外の「書き込み」は削除して公開しないようにしています。

 最近「葛の葉」さんからの「書き込み」は僕にとっては大変勉強になりますし、削除する理由もありませんので「公開」しています。

「葛の葉さん」のHPを覗いてみますと「興味津々」の内容で楽しませていただきました。
 問題の「万葉集9歌」の解説も興味深く勉強させていただきました。
 ただ、僕の知識はここまでが限界で「新たな進展」を期待するだけです。

「葛の葉」という「ハンドルネーム」の由来の「信太」はJR沿線ですが、僕は南海沿線の「隣町」に住んでいた事があります。
「式内社」や「蘆屋道満大内鑑」は僕の「興味」の範囲内ですが「バッハの教会カンタータ」は理解の範囲を超える世界です。

 もう1つ「聖書のページ」 と云うのがあります。
「聖書」に関連する事で「教えて欲しい」ことがあります。

長くなりますので、質問事項は次回にしますのでよろしくお願いします。

写真は「北信太駅」で背景に見える「パチンコ店」は4組の「アライ君」の一族が経営しているはずです。


[古代史研究会」入会のお誘い。その後・・・

2010年07月17日 | 日記
「古代史研究会」に入会を勧誘されたことを以前紹介しました。

 今日、例のご近所さんが来られまして「どーですか?お入り頂けませんか」と催促されました。
ご近所さんが結成された「「談会・歴史クラブ」の1回目の「発表会」が八月にあるそうです。その発表会でご近所さんはトップバッターとして日頃の研鑚の成果を発表するそうです。お題は「邪馬台国は岡山県津山市にあった」だそうです。「誰もが来た道、通る道」と云う感じです。

 このご近所さんの奥さんの実家が「岡山県津山市」だそうです。代々津山藩の「御典医」の家系だそうです。実家の住所が「久米郡大倭村(やまとむら)」と云う所だそうです。
現在は「津山市南方一色」と云うそうです。
「大倭村」が大いに気に入ったようで「大倭」を「やまと」と読むのもご近所さんにとっては「大発見」だったようです。
 要は「邪馬台(やまと)国」と「大倭(やまと)」が一致すると云う一点で「邪馬台国津山説」になったようです。
 彼曰く「そう思って調べてみると、この近辺には面白い遺跡や地名が多いのです」とのことです。そして、更に調べてみると「邪馬台国」や「卑弥呼」と関連してくるのだそうです。ご近所さんは完全に自分の世界に入っており、その表情は腕白な小学生の様に輝いています。きっと、今が一番面白い時なのかもしれません。読む本聞く話が「初めて尽し」でご存じなかった事ばかりで、知ることが楽しくて仕方が無いのだと思います。

 一通りお説を披歴されて話が途切れましたので、僕が「津山説」は「九州説や大和説」ほど有名ではありませんね、どうしてですか?と聞いてみました。
「それは・・・。有名な学者がマスコミの声が大きいので、皆が固定概念に縛られているからですよ」とのことです。

 ご近所さんに言わせると「日本の古代史」は分からないことだらけで、大抵は有名な学者の意見が「正しいもの」として、それ以上追及や研究をしないんだそうです。
そして「古事記は偽書です」とも言いだしました。あれは「平安時代に書かれたものです」とのことです。そして、今度は「古事記」について喋り始めました。
 これも「誰もが来た道、通る道」だなア・・、と思いながらお説を拝聴しました。

僕が「沢山の偉い学者先生」が必死に研究しても「解らない」「邪馬台国」の位置が、半年ほど勉強して「津山」にあったと仮説を立てれるほど「日本歴史界」は「研究」が遅れているんですか?とお聞きすると「だから面白いのです」「是非、一緒に勉強しましょう」と薮蛇になりました。
 「まァ、僕には合いそうにありませんので・・」とお断りしました。
でも、あの顔は「また、来そう」な雰囲気です。

※1
 久米郡大倭村:戦前、全国の「やまと地名」を調べ、その地名が、少なくとも古代にまで遡れるかどうかを調べた論文があります。それによると岡山県久米郡大倭村は明治22年(~昭和18年まで存在)に3ケ村合併により成立した。その際、各村が所属していた大井荘の「大」と古代の郷名「倭(しとり)」をから「大倭村」とした、とあり、邪馬台国候補選考から最初に脱落した地名です。

※2
「古事記偽書説」過去に「偽書説」を唱える幾つかの「論文」が発表されましたが、どれも批判に耐えれる「論拠」に乏しいものでした。「上代特殊仮名使」の研究に依り「平安時代」には完全に「消滅」していた「上代特殊仮名使」を「古事記」は正確に踏襲している事で「偽書説」は完全に否定されています。

コインランドリーは大繁盛。

2010年07月15日 | 日記
 梅雨の長雨で洗濯物が乾きません。軒下で干しても生乾きでジトーとして気持ちのいいものではありません。

 ここ3日分の「生乾き」の洗濯物・45Lのビニール袋2ツ分をコインランドリーで乾燥さすことにしました。
朝9時過ぎに店に行きました。店の前に1台だけ駐車できるスペースが運よく空いていました。
 この店は歩道のない往復1車線の生活道路で、しかもバス道です。そして店の隣が「バス停」になっています。ですから店の前の駐車スペースが塞がっていると少し離れたコンビニの駐車場を利用するか不法駐車する以外術が無いのです。

 店の入口を入ると、左側に洗濯ドラムが10個並んでおり、右側に乾燥ドラムが8コあります。乾燥ドラムは6個が小さくて100円で10分利用できます。残りのドラムは大型で100円で7分利用できます。
店内には3人の若い主婦がいました。小さい乾燥ドラム6個は全て塞がっていました。大型は1ツが利用中で1ツが空いていました。
僕は先に店にいた3人の女性に「ここ空いていますが使ってもいいですか?」と聞くと「ハイ、どうぞ」とのことでした。
 この先客は「小さいドラム」の順番を待っているのですが、6台のドラムの内3台は既に「終了」しているのですが、利用している人が何処かに行ってしまっているようです。
朝の忙しい主婦が30分も40分も「することもなく」乾燥器の前に居るのも無駄な事は解るのですが、今日の様に「混雑」している時は「迷惑」極まりないことです。

 どうするのかしばらく様子を見ていると3人は「不平」を言いながら「洗濯物を放置」している人を「厳しい口調」で「非難」しています。
その内、1人の人が「勝手に出してもイイん違うの」と云いだし「そうネ」と他の人も同意したようです。
3人が「終了」したドラムから「洗濯物」を店備え付けの「ワゴン」に移し、それぞれ自分の洗濯物を入れ利用し出しました。

 そこへ、若いお母さんが子供を連れて駆け込んできました。「放置」していた1人です。
このお母さんは自分の利用していたドラムの前に行くと他の人が「取り出し」たのに気付いたようで「済みません。ご迷惑を掛けました」と謝りながらワゴンの洗濯物をバスケットに詰め込み、店を出る時もう一度「済みませんでした」と云って帰りました。
それでも3人の主婦たちは「何が済みませんヨ」とかで若いお母さんを非難していました。

 そこへ中年の「奥様風」が入ってきて大騒ぎとなりました。「勝手に人の洗濯物を出して、どう言うつもり!」・・・・・。「それじゃ何故時間内に帰って来ないのヨ「・・・」と喧嘩が始まりました。「何処の誰かも分からない人に下着を触られたくないわヨ」
「何よ!他の店では放ってあれば勝手に出してもいいのヨ。その為のワゴンがあるのヨ」

 女の戦い。すさまじいもので僕などは居場所がなくなってしまいました。
更に悪い事が起こりました。「奥様風」の人がバス停に車を止めているらしいのです。
バスが「警笛」を鳴らし車の移動を催促しています。
外へ出て見ると、バスの後ろに車の長い長い行列ができています。

 件の「奥様風」のご婦人は完全に「パニック」。「お前の汚いばい菌の付いた下着なんかいらない!」と叫びながら店を飛びだしバス停の国産高級車の扉を「バーン」と閉めて走り去りました。

その人は、僕の乾燥が終わった40分後にも店に現れませんでした。
あのワゴンの洗濯物はどうなったのでしょうか?????。

大相撲が「国技」て本当ですか?

2010年07月11日 | スポーツ・人物
ここしばらくニュースと云えば「参議院選挙と日本相撲協会のゴタゴタ」です。
食傷気味なのは僕だけなのでしょうか???

コメンテーターと云う職業の人は、時折々突発的に起こる事件事故、出来事などに当意即妙と云うか該博な知識を持っているもんだと感心も得心もさせられます。

 大相撲は国技ですから襟を正して出直してもらいたいです・・なんて誰でもいえる建前のコメントでも、なんとなく重々しくありがたく感じるのは「肩書」の所為でしょうか・・。
経済や政治がご専門の先生が何時の間にか「大相撲」の権威になってしまうのも不思議な気もしますが。

 今話題になっている「相撲」は「日本相撲協会」俗に云う「大相撲」の事の様です。
各地の神社などに残る「神事としての相撲」や農村相撲などの「相撲」とは別個のものの様です。
「大相撲」は江戸時代からの「小屋掛け興行」をしていた「相撲興行」を母体として明治時代から統合・合併などで現在の「日本相撲協会」となったようです。
要するに相撲の一大興行会社のことです。「興行」の世界と「やくざ」の世界とは垣根の低い共同体の様な社会です。
 良い悪いは別として本来「相撲社会」=「やくざ世界」でした。これは芸能界とやくざの関係と全く同じ事です。
「天保水滸伝」「一本刀土俵入」を持ち出さなくても社会の認識がそうであったようです。
ある意味、そのような古い体質であるからこそ、古い形態を維持できたのだと思います。
時代に合わせて変革していたら当然伝統などは残らないものです。
ご一新で「断髪令」が発令されても「髷」を切らなかったから、相撲の象徴である「大髻」が残ったのです。
 公衆の面前で「裸体」を取り締まり出したのも明治時代になってからの事です。でも「相撲」は「トランクス」にはならず「マワシ」一本で土俵に上がります。(※「裸体」の定義については国立民族学博物館和田正平著「裸体民族学」に詳しい)

 いま、「相撲界」も「近代化」せよ!とか「裏社会との絶縁を」とかの批判は、間違いない事なのでしょうが、僕にしてみれば「無茶、言うな」と云う気もします。
仮に「相撲界」が、先生方の言うように「近代化」し「裏社会」と絶縁した時の「相撲」に時代の変遷を乗り越えたもの、先生方が金科玉条後生大事な「「日本的伝統」をどの様に保持していくのか、僕には理解できない所です。

 相撲は国技、と云われています。しかし、相撲が国技とはどこにも規定したものは有りません。それよりも「国技」という規定もありません。法律で決まっている訳でもなく文科省の省令に書かれている訳でもありません。
 
財団法人日本相撲協会寄附行為(※寄附行為=定款と解釈して下さい 法律用語)の第 1 章:総則 第 3 条(目的) この法人は、わが国固有の国技である相撲道を研究し・・・」とあるのが唯一の公文書です。これとても身内のもので第3者が認識したものではありません。

 本所回向院の境内で小屋掛け興行を明治42年「常設館」を建設しました。その会館の名前を「国技館」としました。この時から「相撲」は「国技」と言われだしたようです。
ですから、コメンテーターの先生方が「日本書紀」まで持ち出されて「国技」を解説されるほど御大層なものではないようです。
様は「誰云うとなく」なのです。

 長くなってまたクレームがあるかもしれませんが、もう少し。
日本国憲法第一条 「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」とあります。
 しかし、この「日本国民の総意」を聞かれた事もなければ、確認の「国民投票」も行われたこともありません。これも「誰云うともなしに」言われだしたのでしょうか?
そして、「国家元首」が「いる」のか「いないのか」はっきりさせないで「国家元首」が存在しています。

 古代、国の運営を「まつりごと」と云われていたようです。

相撲も芸能も「まつりごと」でした。その最たるものが「政治」です。全て根っこは同じなのです。相撲・芸能・やくざ・政治は「まつりごと」がらスタートしているようです。





「男はつらいよ」4番の歌詞

2010年07月07日 | 映画
次の作品展の画題を考えています。丁度その時TVで「男はつらいよ」にまつわる「歌番組」が放送されていました。
その番組の中で「男はつらいよ」には4番までの歌詞があり、4番の歌詞は殆ど歌われる事がなく「まぼろし」の4番と云われている、との内容のナレーションが聞こえました。

「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天でうぶ湯をつかい
 姓は車、名は寅次郎人呼んでフーテンの寅と発します。」

1番 俺がいたんじゃお嫁にゃ行けぬ
   わかっちゃいるんだ妹よ
   いつかお前の喜ぶような
   偉い兄貴になりたくて
   奮闘努力の甲斐も無く
   今日も涙の今日も涙の陽が落ちる
   陽が落ちる

2番 どぶに落ちても根のある奴は
   いつかは蓮の花と咲く
   意地は張っても心の中じゃ
   泣いているんだ兄ちゃんは
   目方で男が売れるなら
   こんな苦労もこんな苦労もかけまいに
   かけまいに

「西に参りましても 東にまいりましてもとかく 土地 土地のお兄貴さん お姐えさんに
ごやっかいかけがちなる若造です以後 面体お見知りおかれまして今日こう万端引きたって
よろしくおたのみ申します」

 通常、放送などでは「2コーラス」を流します。所が「男はつらいよ」のカラオケはセリフを含めて、上記の2コーラスになっているようです。
ただ、映画「男はつらいよ」では、作品に依っては下記の3番も比較的使用しているようで、3番の歌詞は僕も覚えています。

3番 どおせおいらはヤクザな兄貴
   わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前が喜ぶような
 偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく 
今日も涙の今日も涙の陽が落ちる
 陽が落ちる

 それでは「まぼろしの4番」はと云いますと、TVは下記の5番の歌詞を流していました。
4番、5番と順番が決まっているかどうかは知りませんが、確かにあまり聞いたことがない歌詞があるのは確かなようです。

4番 どおせおいらは底抜けバケツ 
   わかあっちゃいるんだ妹よ
入れたつもりがスポンのポンで
 何もせぬよりまだ悪い
それでも男の夢だけは
 何で忘れて何で忘れているものか 
いるものか

5番 あても無いのにあるよな素振り
 それじゃあ行くぜと風の中
止めに来るかとあと振り返りゃ
 誰も来ないで汽車が来る
男の人生一人旅 泣くな嘆くな
泣くな嘆くな影法師 影法師

 3年4組の「乾杯名人・乾君」が、乾杯で盛り上げてくれて、その後カラオケでも盛り上げてくれます。その一八番(おはこ)が「男はつらいよ」です。
現在、乾君は「選挙応援」で忙しいので、選挙が終われば「慰労会」を設けますから、その時は名調子の「乾杯」とお得意の「男はつらいよ」を5番まで唄ってもらえると一層楽しいと思います。

 写真は、思いつきで「男はつらいよ」をイメージした「マンガ」の下絵を描いてみました。バランスが悪いし作品にはならないようですがもう少し手を入れて見ます。

田舎暮らしの物件探しPart 4 兵庫県宍粟郡

2010年07月06日 | ドライブ・旅行
 嫁さんとドライブに行きました。兵庫県西部・中国自動車道山崎ICを出て揖保川沿いに鳥取方面に数10分行くと山間の小さな集落があります。
典型的な過疎の村の様です。

 国道に戻り最近できた「日帰り温泉」に嫁さんを送り、再び現場に戻りました。
土地面積 230.55坪(762.16平米) 建物面積 木造瓦葺2階建て84.6坪(279.5平米)物置95.97平米(27.5坪)
俗に云う「古民家」ではなく昭和50年代の建築だそうです。3~4年前にリフォームをしたとのことで水回りも思ったより便利にきれいにしてあります。
価格は、都会の人間からすると非常に「安い」と感じる価格です。


いろんな物件がありますが、決定的に「ここだ!」と云う「決め手」となるものがありません。
ひょっとして僕の中に「何故?」「田舎暮らし」をするのかが分かっていないのかもしれません。ただ、「広い空間」に居たいと云う願望は有ります。
時間潰しに不動産屋さんと話をするのが一番の楽しみかも知れません。

 近くの観光名所見物や「産直」で買い物などをしました。
帰りの車の中で嫁さんが、今の家を引っ越すなら「湘南・江ノ電沿線」特に「茅ヶ崎か藤沢」が望みだそうです。
すべての決定権は嫁さんが握っていますので「田舎暮らしの物件探し」も結局時間潰しの様なものです。

CMソングあれこれ・・・・「ウ~ン~マンダム」

2010年07月02日 | 日記
「また君に恋してる」坂本冬美 & ビリーバンバン

なんとなく耳に残り、ついつい口ずさんでいる唄があります。焼酎iichikoのCMで流れているものです。曲名は「また君に恋してる」というそうで、坂本冬美が唄っています。
今までにもビリー・バンバンが唄っていたCMもあったそうですが、その時は全然気付きませんでした。坂本冬美のがなぜか耳に残ります。坂本冬美の「また君に恋してる」は大ヒットだそうでCD70万枚以上売り上げているそうです。

「君に恋してる」はCMソングでは無いそうでCMのバックミュージックに使用されたのが当たったようです。お酒そのもののCMソングでは西田佐知子の「初めての街で」を思い出します。これもシングルレコードで発売されたものを「菊正宗」のCMソングに転用したそうです。ですから「・・・やっぱり~俺は菊正宗」のフレーズの所はオリジナルでは「・・・ちょっと気取って一人ぽっち」と歌っているようです。「白雪の唄」は井沢八郎が唄った小西酒造・白雪のCMソングです。「・・・・山は富士なら 酒は白雪」のフレーズも懐かしいものです。

 CMソングと云えば強烈な印象のある「マンダム」です。
チャールスブロンソンが登場して、顎を撫でて「ウ~ン~マンダム」 強烈でした。
CMの始まりはJERRY WALLACE の「LOVERS OF THE WORLD」パンチの利いたメロディーが流れ、ブロンソンが「バター臭い男」を演じ、最後にマンダムを顎あたりに塗って「ウ~ン~マンダム」とやるやつです。
 このCMの大ヒットで「死にかけ」の丹頂は、一挙に売り上げを回復し、従来の古臭い「丹頂チック」「丹頂ポマード」と云うこてこての油まみれのイメージーから脱して、大躍進をしたそうです。マンダムのブレークの1年後には丹頂株式会社を「株式会社マンダム」に社名変更し、男性化粧品を主力に資生堂を凌駕するまでになったそうです。
 なお、ブロンソン出演のマンダムCMフィルムは大林宣彦が担当したそうです。

子供の頃の思い出はカルピスの「銀座カンカン娘」があります。シルクハットの黒人がストローでカルピスを飲んでいる「商標」も差別と云う事で無くなりました。

「氷のお山ですまし顔~・・・ペンギン、ペンギン楽しいナ~」(サンスター)「顎のしゃくれたお月さん お風呂の窓から覗いてる~」(花王石鹸)「カ~ンカン カネボ~ カ~ンカン カネボ~・・・・赤ちゃんの時からカネボウ毛糸~」(カネボウ)「わ、わ、わ~輪が3ツ・・・・・ミツワ ミツワ ミツワ石鹸~」などはCMソング創生期の名作ではないでしょうか。

 CMソングと言えるかどうかは知りませんが「ローハイド」のスポンサー「寿屋」が流した「ヘルメスジン」。アンクルトリスが登場して「カクテルにヘルメスジン!ドライなタッチ ヘルメスジン!」も印象に残っています。
 明治製菓の「お菓子はカール」は三橋美智也の名調子です。
今一度、どうしても聞きたいCMソングがあります。トヨタカローラのCMに使われたセルディオメンデス&ブラジル66のものです。いろいろ捜していますがトヨタにも広告代理店にもないそうです。「探偵ナイトスクープ」にでも依頼してみますか?

太田さんの懐メロコレクションに懐かしのCMソングがあればいいですねエ。

中国語になった日本語

2010年07月01日 | 歴史
 同級生の伊藤君が面白い事を言いました。正確に覚えていませんが「中国共産党????総書記・・」はみんな「日本語だ!」「偉そうに言うならパテント料を払え!」と云う風な内容です。海外経験が長く、中国人との交渉や取引実務で体感した伊藤君の中国人に対する正直な感想だと思います。

 現在の中国語に多くの日本語が使用されている、と云う事は新聞・週刊誌の「読書案内」で読んだ事があります。
昨日、ふらっと本屋を覗いてみたら「中国と日本」と云う本がありました。新聞・週刊誌で紹介されていたのがこの本でした。早速購入して読んでみると、中々面白い本でした。

 「一衣帯水」の中国と日本の比較文化論。日本語との出会いから50年。上海外国語大学での日本語教育と日本における研究を基にした評論集。

中国語の中の日本語・鴎外の漢詩を読むために・森鴎外と中国文化―その漢詩から見て・森鴎外と魯迅・継続する日本語ブーム―学習者の多様化・中国語と日本語・上海と日本の作家たち・日文研随想、以上が目次内容です。表題の事は最初の「中国語の中の日本語」に収められています。

 幕末勤皇歌人集同様非常に長くなります。真剣に読む人も無いと思いますが、今回も幕末勤皇歌人集同様、データーとして1つでも参考になればと思い掲載します。

毛沢東の論文「実践論」の日本語訳を挙げています。赤字の語彙は日本から輸入された漢語です。
「マルクス以前の唯物論は、人の社会性を無視し、人の歴史的発展を無視したもので、認識問題を観察した。それがために、認識と社会実践との依存関係、すなわち、生産階級闘争にたいする認識の依存関係を了解することができなかった。まず第一に、マルクス主義者は、こう思う・・・人類の生産活動は、最も基本的な実践活動であり、その他のすべての活動を決定するものである。人の認識は主として、物質生産活動に依存し、しだいに、自然現象・自然の性質・自然の法則・人と自然との関係を了解する、その上、生産活動をとおして、各種の、ことなる程度で、しだいに人と人の一定の相互関係を認識する。
これらの一切の知識は、生産活動をはなれては得ることができない。階級のない社会では、どの人も社会の一員という資格でその他の社会のメンバーと協力し、一定の生産関係を結び、生産活動に従事して人類の物資生活の問題を解決する。いろいろな階級社会では、各階級社会のメンバーは、やはりいろいろ違った方式で一定の生産関係を結び、生産活動に従事して人類の物資生活の問題を解決する。これが人の認識発展の基本的なみなもとである。

この論文の語彙の内、四分の一くらいが日本製のものだそうです。


自然科学や社会科学の基本概念―哲学、心理学、論理学、民俗学、経済学、社会学、財政  学、物理学、衛生学、解剖学、病理学、下水工学、土木工学、河川工学、電気通信学、建 築学、機械学、簿記、冶金、園芸、和声学、工芸美術など。

古代漢語に新しい意味を与えたもの(上記以外)―人道、革命、索引、意味、共和、形而上 学、憲法、唯心、唯物、地主、知識、保険、生産、権利、歴史、民主、作用、積極、絶対 など。

現有の漢字を使って日本で新しく組み合わせてできたもの―高潮、低潮、直接、間接、広  義、狭義、主体、客体、主観、客観、肯定、否定、時間、空間、理性、感性、右翼、左  翼、直流、交流、暖流、寒流、動脈、静脈、優勢、劣勢、長波、短波、内在、外在、予  算、決算、決議、否決、動態、静態、質量、数量、熱帯、寒帯、温帯、動産、不動産、上 水道、下水道、地上水、地下水、内分泌、外分泌、重工業、軽工業、陽極、陰極、債権、 債務、抽象、具体、流通資本、固定資本など

 石油、出版、法案、方針、正当、政策、保健、保証、理事、幹事、系統、伝統、闘争、協 定、協会、協議、社交、社団、批判、企業、投資、広告、景気、法則、範疇、道具、劇  場、象徴、前提、揚棄、活動、運動、講座、典型、版画、計画、派遣、細胞、電流、電  池、電波、結核、科学など。

(1)化―――一元化、多元化、大衆化、自動化、現代化、機械化、長期化、理想化など。
(2)式―――問答式、方程式、恒等式、西洋式、日本式、旧式、新式など。
(3)炎―――肺炎、胃炎、腸炎、関節炎、脳炎、気管支炎、肋膜炎など。
(4)力―――生産力、消費力、原動力、想像力、労働力、記憶力、表現力、支配力など。
(5)性―――可能性、現実性、必然性、偶然性、周期性、放射性、必要性など。
(6)的―――歴史的、科学的、必然的、相対的、絶対的など
(7)界―――文学界、思想界、学術界、金融界、新聞界、出版会、宗教界など。
(8)型―――新型、大型、中型、小型、標準型など。
(9)感―――美感、好感、情感、優越感、敏感、読後感、危機感など。
(10)点―――重点、要点、焦点、注意点、観点、出発点、終点、着眼点、盲点など。
(11)観―――主観、客観、悲観、樂観、人生観、世界観、直感、概観など。
(12)線―――直線、曲線、抛物線、生命線、戦線、警戒線など。
(13)率―――効率、使用率、利率など。
(14)法―――弁証法、帰納法、演繹法、表現法、選挙法、方法、憲法、民法、刑法など。
(15)度―――深度、強度など。
(16)品―――作品、食品、芸術品、記念品など。
(17)者―――作者、読者、訳者、労働者、著者など。
(18)作用―――同化作用、心理作用、精神作用、副作用など。
(19)問題―――人口問題、土地問題、社会問題、民族問題、教育問題、国際問題など。
(20)時代―――旧石器時代、新石器時代、原子時代、新時代、旧時代など。
(21)社会―――原始社会、奴隷社会、封建社会、資本主義社会、中国社会など。
(22)主義―――人文主義、人道主義、資本主義、帝国主義、社会主義など。
(23)階級―――地主階級、資産階級、中産階級、農民階級、無産階級など。

1.修飾語+被修飾語
 (1)形容詞+名詞―――特権、美学、背景、化石、環境、人権、哲学、金庫など。
 (2)副詞+動詞―――互恵、独占、交流、高圧、特許、否定、肯定、表決、歓迎など。
2.同義語の複合―――解放、供給、説明、方法、共同、主義、階級、闘争、法律など。
3.動詞+目的語―――断交、動員、投票、休戦、作戦、投資、抗議、脱党、処刑など。
4.前述の語による複合語―――社会主義、治外法権、土木工程、自然科学、防空演習、唯  物史観、動脈硬化、神経衰弱、国際公法、経済恐慌など