30日急遽明石市江井ヶ島と云う所に行く用事が出来ました。
久し振りに未だ日が昇らない内に家を出ました。
29日「田舎暮らしの物件探しPart 2 岡山県備前市鶴海」で書こうかと思いましたが本題と離れるので見合した事があります。
JR赤穂線に「備前福河」と云う駅があります。
「備前」を冠しているようにこの集落は旧国「備前」に属します。
兵庫県はこの備前を含めて「播磨」「但馬」「丹波(一部)」「摂津(一部)」「阿波(淡路島)」「伯耆(東南の一部)」の旧7国で構成されています。
これは他の都道府県を圧倒しています。(千葉県が旧国5ヶ国)
現在の都道府県の体制は云うまでもなく明治維新の「廃藩置県」から始まります。
その線引きは律令時代の「国」をベースにしています。
1国1県=奈良県などは分かりやすいのですが、複数の旧国、しかもその一部を割って構成された県などがあり、複雑な成立過程があります。
1国1県=奈良県でも一時期、大阪の東部・南部と一緒に成り「堺県」を構成したこともあります。
「福河」集落は岡山県(備前国)和気郡福河村でしたが、1963年9月1日に兵庫県に編入されました。このため、駅名に「備前」という名残がのっています。 電気は赤穂市鷆和(天和駅)までは関西電力の管轄で、福浦(備前福河駅)は中国電力の管轄だそうです。
この場合、兵庫県が「旧国7国」と云うのは明治の廃藩置県とは縁が無い様ですが全国各都道府県の成立を調べるのも「知られざる逸話」が沢山あり面白いものです。
「摂津国」は、神崎川で分割されて大阪府と兵庫県に分かれました。
この摂津国と播磨国の境は現在の神戸市須磨区と垂水区になります。
山陽電鉄「須磨浦駅」と「山陽塩屋駅」との間です。
そこに見落とすほど小さな川が流れています。「境川」と云う川ですが、この川を境として古代の昔から「摂津国」と「播磨国」の国境に成っています。
現在は「須磨区」「垂水区」との境です。
現在、関西では「三都」といわれ「神戸」「大阪」「京都」と性格の違う大都市があります。
しかし、「神戸」「大阪」は元々「摂津国」に属し、しかも神戸などは山麓から浜辺までが500mほどの狭い所にあった貧しい寒村でした。
だから「神戸気質」などと云うものはここ150年ほどの間に出来上がったものです。
「神功皇后伝説」の「武庫」、「源氏物語」の「須磨寺」、平家物語」の「福原遷都」「一の谷」「敦盛」なども全て「摂津国」での出来事です。
そんな思いで明石市江井ケ島から国道2号線でゆっくりとドライブしながら帰ってきました。
年末と云うのに帰省ラッシュもなく穏やかな須磨界隈でした。
そう云えば公園に「敦盛塚」がありました。
久し振りに未だ日が昇らない内に家を出ました。
29日「田舎暮らしの物件探しPart 2 岡山県備前市鶴海」で書こうかと思いましたが本題と離れるので見合した事があります。
JR赤穂線に「備前福河」と云う駅があります。
「備前」を冠しているようにこの集落は旧国「備前」に属します。
兵庫県はこの備前を含めて「播磨」「但馬」「丹波(一部)」「摂津(一部)」「阿波(淡路島)」「伯耆(東南の一部)」の旧7国で構成されています。
これは他の都道府県を圧倒しています。(千葉県が旧国5ヶ国)
現在の都道府県の体制は云うまでもなく明治維新の「廃藩置県」から始まります。
その線引きは律令時代の「国」をベースにしています。
1国1県=奈良県などは分かりやすいのですが、複数の旧国、しかもその一部を割って構成された県などがあり、複雑な成立過程があります。
1国1県=奈良県でも一時期、大阪の東部・南部と一緒に成り「堺県」を構成したこともあります。
「福河」集落は岡山県(備前国)和気郡福河村でしたが、1963年9月1日に兵庫県に編入されました。このため、駅名に「備前」という名残がのっています。 電気は赤穂市鷆和(天和駅)までは関西電力の管轄で、福浦(備前福河駅)は中国電力の管轄だそうです。
この場合、兵庫県が「旧国7国」と云うのは明治の廃藩置県とは縁が無い様ですが全国各都道府県の成立を調べるのも「知られざる逸話」が沢山あり面白いものです。
「摂津国」は、神崎川で分割されて大阪府と兵庫県に分かれました。
この摂津国と播磨国の境は現在の神戸市須磨区と垂水区になります。
山陽電鉄「須磨浦駅」と「山陽塩屋駅」との間です。
そこに見落とすほど小さな川が流れています。「境川」と云う川ですが、この川を境として古代の昔から「摂津国」と「播磨国」の国境に成っています。
現在は「須磨区」「垂水区」との境です。
現在、関西では「三都」といわれ「神戸」「大阪」「京都」と性格の違う大都市があります。
しかし、「神戸」「大阪」は元々「摂津国」に属し、しかも神戸などは山麓から浜辺までが500mほどの狭い所にあった貧しい寒村でした。
だから「神戸気質」などと云うものはここ150年ほどの間に出来上がったものです。
「神功皇后伝説」の「武庫」、「源氏物語」の「須磨寺」、平家物語」の「福原遷都」「一の谷」「敦盛」なども全て「摂津国」での出来事です。
そんな思いで明石市江井ケ島から国道2号線でゆっくりとドライブしながら帰ってきました。
年末と云うのに帰省ラッシュもなく穏やかな須磨界隈でした。
そう云えば公園に「敦盛塚」がありました。