伊藤龍太郎(贈従五位)
たらちねに先たつ罪は重くともいかがはすべき天皇のため
佐久間象山(贈正四位)
梓弓矢竹心のもののふも親にひかれてまよう死出かな
吉田年麻呂(贈従四位)
結びてもまた結びても黒髪の乱れそめにし世を如何にせん
国司信濃(贈正四位)
飛鳥川きのふにかはる世の中のうき瀬にたつは我が身なりけり
渡辺内蔵太(贈正四位)
早咲けば早手折らるる梅の花清き心を君にしらせて
中村圓太(贈正四位)
こころなくながらへし身の限りぞと待たれし秋もくれはてにけり
大神壹岐守(贈正五位)
愛でて見し萩もすすきも冬枯れて野の辺さびしくなりにけるかな
瀬口三兵衛(贈正五位)
なかなかに死ぬこそまされながらへて夷の国に貢せんより
吉田太郎(贈従五位)
みじかさと書きにし人もいまは早同じ草葉の露と消えつつ
永井雅樂
君のため捨つる命は惜しからでただ思はるる国のゆく末
平井収二郎(贈従四位)
殊更に物憂かりけり思ふどちまとゐせる夜の限りとおもへば
里見治郎
張る弦の音をおもふ梓弓春とともにや引きかへさなん
坂本竜馬(贈正四位)
世の中の人は何ともいはばいへわがなすことは我のみぞ知る
村井修理少進(贈正五位)
天皇の勅かしこみいそしみて居立坐せし将軍かも
久坂玄瑞(贈正四位)
ほととぎす血になく声は有明の月よりほかにきくものぞなき
入江九一(贈正四位)
年を経て変わらぬ梅の花の香を手向くるさへも心愧し
寺島忠三郎(贈正四位)
いく年か君は東に宿るらん古郷寒し五月雨の頃
真木和泉守(贈正四位)
惜しまれて玉とちる身はいさぎよし瓦と共に世にあらんより
広田精一(贈従四位)
つくしがたつくす心は不知火のもゆるおもひに身をこがすかな
山本精一郎
雨風に散るともよしや桜花君がためにはなにかいとはん
猿田忠夫
しらま弓たばさみもちて大君のみさきつかへむ時は来にけり
武田耕雲彩(贈正四位)
咲く梅の風に空しく散るとても馨りは君が袖にうつらん
国分新太郎(贈正五位)
盡してもまた盡しても盡しても盡し甲斐なきしづがま心
伊藤健蔵
玉ちはふ神のみ国の道直ぐにまもる人こそまことなりけり
西村左平治
風に散る露となる身はいとはねど心にかかる国の行く末
たらちねに先たつ罪は重くともいかがはすべき天皇のため
佐久間象山(贈正四位)
梓弓矢竹心のもののふも親にひかれてまよう死出かな
吉田年麻呂(贈従四位)
結びてもまた結びても黒髪の乱れそめにし世を如何にせん
国司信濃(贈正四位)
飛鳥川きのふにかはる世の中のうき瀬にたつは我が身なりけり
渡辺内蔵太(贈正四位)
早咲けば早手折らるる梅の花清き心を君にしらせて
中村圓太(贈正四位)
こころなくながらへし身の限りぞと待たれし秋もくれはてにけり
大神壹岐守(贈正五位)
愛でて見し萩もすすきも冬枯れて野の辺さびしくなりにけるかな
瀬口三兵衛(贈正五位)
なかなかに死ぬこそまされながらへて夷の国に貢せんより
吉田太郎(贈従五位)
みじかさと書きにし人もいまは早同じ草葉の露と消えつつ
永井雅樂
君のため捨つる命は惜しからでただ思はるる国のゆく末
平井収二郎(贈従四位)
殊更に物憂かりけり思ふどちまとゐせる夜の限りとおもへば
里見治郎
張る弦の音をおもふ梓弓春とともにや引きかへさなん
坂本竜馬(贈正四位)
世の中の人は何ともいはばいへわがなすことは我のみぞ知る
村井修理少進(贈正五位)
天皇の勅かしこみいそしみて居立坐せし将軍かも
久坂玄瑞(贈正四位)
ほととぎす血になく声は有明の月よりほかにきくものぞなき
入江九一(贈正四位)
年を経て変わらぬ梅の花の香を手向くるさへも心愧し
寺島忠三郎(贈正四位)
いく年か君は東に宿るらん古郷寒し五月雨の頃
真木和泉守(贈正四位)
惜しまれて玉とちる身はいさぎよし瓦と共に世にあらんより
広田精一(贈従四位)
つくしがたつくす心は不知火のもゆるおもひに身をこがすかな
山本精一郎
雨風に散るともよしや桜花君がためにはなにかいとはん
猿田忠夫
しらま弓たばさみもちて大君のみさきつかへむ時は来にけり
武田耕雲彩(贈正四位)
咲く梅の風に空しく散るとても馨りは君が袖にうつらん
国分新太郎(贈正五位)
盡してもまた盡しても盡しても盡し甲斐なきしづがま心
伊藤健蔵
玉ちはふ神のみ国の道直ぐにまもる人こそまことなりけり
西村左平治
風に散る露となる身はいとはねど心にかかる国の行く末