四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

運動会

2005-09-10 05:54:21 | 生かされて今日
 花火やピストル、歓声にさそわれて中学校の運動会へ。なつかしい子供の頃を思い出し、騎馬戦やリレーの熱戦、現代風の学園の様子を楽しみました。
 先生たちの自由奔放な出で立ち、似たようなスタイルのお母さん達、男女同じ半ズボンのくったく無い生徒、中には手をつなぐアベックの生徒もいて面白い。身障の生徒も頑張り、やさしい心が身近に培われる教育に期待したい。
 それにしても、リレーのバトンタッチのやり方、バトンの受け方が出来ない子が多いな~。棒倒しもして欲しい。
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ゆたかな秋

2005-09-09 05:34:58 | 俳句
 ♪遠山(とおやま)のかすか連なる稲の波  駿

稲のかおりを胸いっぱい吸い込むと心豊かな気分に浸れます。是非、近場の秋を探しに行かれませんか。「今年の自分」に、今年の稲の秋は一度限りですから。
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官軍

2005-09-07 10:13:47 | 生かされて今日
 日産自動車追浜工場を左折、追浜隧道を抜けすぐ右手淋しげな夏草の階段を登る。不気味な奥に48の墓石が整列しています。明治10年、日本最後の内戦・西南戦争で西郷隆盛の反乱を鎮圧した官軍の墓です。
凱旋してきましたが、船内でコレラが蔓延し故郷をまじかにして若くして病没しました。ご遺族が見つからずにこに無念の眠りについております。鹿児島人として脱帽し合掌いたしました。南無妙法蓮華経。
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休息山(きゅうそくさん)円教寺

2005-09-06 05:19:38 | 生かされて今日
 藤沢・龍ノ口の刑場で辛くも命を保たれた日蓮聖人は、佐渡へ流罪となり、本間重連邸へ連行されます。その途上、龍ノ口で聖人に振り下ろされんとしてバラバラに折れた大刀を作った刀匠・鈴木弥太郎邸で休息されました。鈴木弥太郎は聖人に帰依、自邸をお寺に寄進されたのがここ、円教寺(座間市)です。右の大樹は聖人お手植えのかやの木で、明治時代落雷に倒されましたが生き返った由です。不死身の大樹ですね。
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稲の香り

2005-09-05 20:54:27 | 生かされて今日
 相模川に近い厚木の新田宿。こがね色の豊かな稲の実り、ふくよかな香りが幸福感を実感します。働いている方にお聞きすると、出来は例年並みで来週には稲刈りだそうです。
向うにかすむのは、大山につらなる稜線です。新潟県佐渡島へ流罪となった聖人はこの稲の香りの中を連行されました。

♪日蓮の遠流の道や稲かをる  駿
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色づくぶどう

2005-09-04 06:39:21 | 生かされて今日
 小学校のフェンスを色取るブドウです。「一房の葡萄」って小説がありましたかなー。新学期が始まりました。集団登校の列にまだ乱れはありませんでした。会社の進発式のセレモニーを思い出します。選挙戦も正念場、四年間を誰に託しますか。棄権は危険です。
♪実の垂るるうすくれなゐや秋に入る  駿 
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おうちの実

2005-09-03 05:50:39 | 生かされて今日

 「妹(いも)が見し楝(おうち)の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干(ひ)なくに」山上憶良・万葉集巻五
楝(おうち)の花は薄紫の小花を六月ごろ咲かせます。地味な淋しい花です。「せんだん」ともいい、私の故郷・鹿児島市に多い記憶があります。九州・太宰府(だざいふ)で作者は長官・大伴旅人(おおとものたびと)

山上憶良は上司の旅人になりかわり詠いました。愛別離苦(あいべつりく)は、避けられぬとわかっていても・・・。
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大海へのりだせ

2005-09-01 06:14:19 | 生かされて今日
 日産自動車のテストコースがある京急追浜駅から歩きはじめ、トンネル二つを通り抜けると深浦湾に到達しました。この辺は総理大臣の選挙区とは思われない不思議な空間です。忘れられた歴史あり、ひなびた景もありますが工場や閉鎖された大家族アパートありです。突き当たりに造船所があり鋼鉄船が造られていました。大海へ乗り出すへさきは卒業を控える青年の風貌です。身を固めた造船マンがたくましい。働く姿は尊いと思う。
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