四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

仁和寺の仙人(京の旅その6)

2009-06-30 06:18:28 | 生かされて今日
 本堂の軒には黄金の菊のマークをあしらい、屋根の上に「黄石公」なる中国の仙人、兵法の祖が海亀に乗っています。この亀は一息すると3000年生きると寺務所の方が教えてくれました。その仙人は3度この亀に遭遇したんですって。
どういう謂れでこの本堂(御所)に設えたのか聞き漏らしましたが、陛下の武運とご長寿を祈念するものなのでしょう。
 吉川英治「新平家物語」の平治の乱では、敗れた源氏側の公卿達が平家の追討を逃れようとこの仁和寺に逃げ込んだそうです。京都は歴史が詰まっています。有名な御室桜は背が低い樹なのですね。遅咲きのようです。

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